処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

「若竹」リサイタル

2016-08-17 08:28:06 | 舞台・演劇

日本芸能協会が主催する第8回「若竹」リサイタルを観賞した。

 

舞踊集団「若竹」の誕生は1970年。平和と文化の推進を目的に、これまで国内外で2500回の公演、ベルギーやフランス、台湾などでも高い評価を得ている。

この日の会場は、きゅりあん(品川区大井町)。昼夜二回公演は、熟年男女で満杯。

舞台は、日本舞踊、いわゆる郷土芸能としての民謡が中心。唄は、ゲストの4歌手。勿論、伴奏には三味線・尺八・鳴り物・お囃し。

 

第一部は、北前船の北上・周回を辿って、各地の民謡の伝播や歴史を唄と踊りで紹介、二部では、日本の伝統舞踊の未来志向、世界志向を表した大胆な構成。じょんがらの新しい展開と骨太の音曲は、大いに期待を抱かせた。

 

 

世界で高齢者のトップランナーのわが国では、この種の舞台、コンサート、ライブは殆どが若者仕様。つまり、開演時間が遅い。

終了時間まで堪能できる環境に済む観客は限られる。

この公演のように、ゆったり気分で浸れる舞台を増やすべく、行政も関係団体も大いに努力すべきだろう。はねた後、みんなで食事ができるゆとり、時間もカネも。それが文化でしょう。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 広島行 #2 | トップ | ゴイマイヨール カンティー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

舞台・演劇」カテゴリの最新記事