出張先の岡山から、案内をされて倉敷に足を延ばし<梅荘>を訪れる。車で小一時間のうどんの店。
元は、日本の塩田王と呼ばれた野崎武左衛門が日露戦争の戦勝記念として建てた別荘という。
犬養毅や近衛文麿(梅荘を命名)など多くの大物政治家が足繁く通ったとある。
昨年、県の有形文化財に指定された。
女将曰く
「朝起きたら、入口の木戸の周りが散らかっている。細い棒状なものが一杯落ちていた。よく見ると藁葺屋根の葦。カラスが抜きまくっていた」
「昨年、県の有形文化財に指定された。よって、勝手に手を加えられない。修理を県に頼んだが、一向に始まらない」
「千万単位で費用がかかるので、自前では到底無理。うどんの稼ぎじゃとてもとても」と、ぼやくことしきり。
食したのは天ざるうどん、1080円也。
丁度昼食時のため室内の和室は、お客で満員。待つ間、庭を散策。松には苔が生し、庭全体は、京都の古寺の趣。石炭の伊藤伝衛門に対し塩の野崎武左衛門というところか。
渡り廊下の電燈。ご主人にいろいろ説明されたが、よく理解していない。何やら当時の技術の粋を集めたものらしい。すべての調度がアンティーク。開け放った障子から入り込む風と相俟って、心のガサガサがとれてくる。
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