処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

和歌山城

2009-11-20 14:04:32 | 出張

    

24年ぶりの和歌山行で初めてお城に寄る。お馴染み吉宗の居城。別名を虎伏城と言うそうだ。遥か海上から遠望すると、虎が伏せている姿に似ているからだとか。

ひら城なので勇壮さには欠けるが、質実剛健の佇まいと堅実な造作は、往時の御三家の姿を彷彿させる。

                 

2110個の石垣には、多種多様の刻印がある。全国的に慶長から寛永に築かれた城に多く見られるというが、詳細は判っていない。

      

北国ほどではないにしても、紅葉はあるというが、今年はこの有様で、お世辞にも綺麗とは言いがたい。

        

城郭の庭園では、全国で三つの指に入るという西の丸庭園。

萌えいずる春とは対極のこの季節でも、趣の良さは変わらない。

日本人の原風景的な造形に心が落ち着く。

        

        

        

御橋廊下は、堀を越えて大奥に渡るためのもの。近年修復されて誰でも通行できる。床が前後に傾いでいるため、床板の角が滑り止めの役を果たしている。相当痛い。

             

今年一番の冷え込みとかで、見物後、名物の「和歌山ラーメン」に行く。人通りの少ない町一番の繁華街のかどに建つ平屋の「井出商店」。11時半開店の30分前から行列が出来ている。

真ん中に8人掛けの角テーブル。窓と壁側に6人程度か。メニューは「中華そば」600円から4種類。壁には、有名無名の色紙が一杯。読めたのは毛利衛と書かれたものだけ。

      

「旨かったか?」と聞かれれば、「ウーム」と応えるしかない。「味覚は、万人が万人、違うものでしょ?」と。

 

 

 

 

 



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