処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

ゆだんの宿

2017-08-05 09:59:08 | 出張

三月中旬、北東北を出張した際の記録。

岩木山の中腹にたたずむ素朴な木造の温泉宿。かつては湯治宿として栄えた。

まさかこの日、雪になるとは。麓から少し入り込んだら静かにフワッと来て、アッと言う積り始めた。

秋田から入って、翌日は青森、八戸への途次。

   

実に飾り気の無いノスタルジックな佇まい。

女将さんはとても温か。日頃は津軽弁。でも一生懸命東京弁で話してくれる。

接客から炊事・お風呂場まで殆どを一人でこなす。

     

                                           

  

泊り客は、仕事で連泊とお見受けした男客一人。

ゆっくりお湯に浸かって、身心ともノービノビ。

       

まあ、女将さんの心づくしで豪華な田舎料理。吞むほどに食するほどに喋るほどに癒される一夜でした。

                                          

暖房は石油ストーブ。我が家は、家族の認知症気配の15年前ほどから石油ストーブは使っていない。

なので室内温度の熱さと石油の臭いには参った。早々に消して眠りについたのだった。

   

翌朝は、打って変わって好天気。

    

降雪は思ったより少なかったよう。女将さんの「有り難うございました。気をつけて行ってらっしゃいませ」に送られて次の地に出発。

せめて握手をしたかったなあ!!

    

マッチ・コレクション。経営規模からして、備えは無かろうと思いつつ、「燐寸ありますか」と所望。

出て来ました。シンプルで粋な感じ。宿のイメージそのままです。

   

 



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