先日目にした新聞広告である。
JTのタバコの定価改定のお知らせである。
タバコは二十歳からはじめた。住んでいた街の通りをくわえたばこで歩いて、目撃者が母親に注進、怒られた記憶がある。「吸うのはいいけど、歩きながらのタバコはやめなさい」と。
吸ったのは、はじめは《ハイライト》、次が『ショート・ホープ》、あとは専ら《セブン・スター》。
入学した大学ではバンドに入った。親父のような先輩たちが吸っていたのが、これら《バット》、《エコー》、《わかば》。安いタバコでヘビー・スモーク。定価は30円位だったか。
まだ、あったんだ。一挙に50年以上も前のヤニと猥雑と議論と怠惰、それに音楽漬けの時代に立ちかえったのだった。
その後、社会に出て寮生活。ここの先輩の一人は英語が堪能、翻訳が仕事。両切りピースのヘビー・スモーカー。彼の部屋(和室6畳)の鴨居にはパチンコで取ったピースが周囲グルリと置かれていた。
1984年、ヨーロッパに出向いた折に覚えたのがパイプタバコ。ニコチンが無く香りを楽しみ、胸まで吸いこまないなどの説明を聞いて始めた。今では月に1パウチ。1日一回の喫煙。今は「ボルクム・リーフ」を吸っている。
図らずも、タバコ遍歴になった。
映画のシーンによく登場するし、懐かしく、ロマンがあります。(^_^)