いや、全然旅じゃないけど、語呂がよくて付けてみた。
本土に住む叔父叔母にプレゼントを送るために、郵便局へ行く必要があって、初めて自宅近辺からバスに乗った。
一応、時刻表というものがあり、始発に近い自宅近辺なら、まあまあの時差で来るだろうと見込み、12時34分に乗るために12時10分に家を出た。
バス停まではひたすら下り坂を歩いて歩いて、7分。
バス停といっても、日本のようにバス停の名前もなく、時刻表も経路図もなく、椅子があればいいほうで、屋根があったらすごく立派で、大抵はただの杭に「BUS」と書かれた黄色い、小さい鉄板が貼ってあるだけ。
12時25分にバスが来た。早く出てきてよかった。
島内どこまで乗っても2ドル50セント。通勤などで使う人は、1ヶ月60ドルでパスを買う。
いくつめかのバス停で、ドライバーのおじさんがバスを降り、ゆうゆうとマクドナルドに入って行った。
しばらくして、ドリンク片手に戻ってきて、バスに戻るかと思いきや、電話が鳴って楽しそうにおしゃべりを始めた。
時間調整なのかもしれないけど、いいのか、こんなリラーックスしちゃって・・・?
私を乗せたバスは、海岸沿いの道をけっこうなスピードでばんばん走ってゆく。
誰も降りないバス停は、びゅんびゅん飛ばしてゆくので、自分がどこで降りるかを気にしていないと乗り過ごしてしまう。
しかも、次はどこという車内アナウンスは、屋根のある立派なバス停しか言わないらしく、それもそのアナウンスが終わるか終わらないうちに、そのバス停に着いてしまうので、やっぱり油断はできない。
バス停に名前を付けたら便利なのに、って思わないのかね?
いいのか、便利じゃなくたって。
私が降りたい場所は景色でわかっているだけなので、注意深く景色を見ながら、ココ!という場所で紐を引いた。(でも、もう一つ先のバス停のほうがもっと近かった)
郵便局の隣の、ショッピングモールの前でバスを降りた。ここまで20分。
荷物を送り、1時半。1時台は帰りのバスがないので、ショッピングモールをぶらぶらした。
クリスマスのプレゼントを買い足して、ペット屋をのぞいて、飲み物を買って、2時5分に来るはずのバスを待った。
木陰になっているバス停の椅子に座って街を眺めていると、まあなんと平和なことだろうか。
お店の売り子でも何でもない普通の人が、サンタクロースの帽子をかぶって歩いている。偶然であった知り合い同士が、笑いながらハグをしている。
バスは2時25分にやって来た。まあよしとしよう。
穏やかそうな、白いひげのドライバーがにこにことしている。
バスが走り出してしばらくすると、突然、そのドライバーのおじさんが
「うるさい!」
と声を荒げた。マイクロフォンが入っているから、なおさらデカイ。
運転席のすぐ後ろに座っている、11~12才の男の子二人に向かって言っているのだった。
「#%$@○×!!次のバス停で降りなさい!」
マイクを通しているのと、早口で何を言っているかよく聞き取れないけど、男の子たちが何か悪いことを言ったか何かしたようだった。
私が乗る前から彼らは乗っていて、ドライバーのおじさんはそれでも我慢していたのかもしれない。
本当に次のバス停でドアを開け、
「そら、坊主!出ろ。」
一人の男の子が不満そうに席を立ち、なぜ僕が降りなくちゃいけないのかと聞いた。
「なぜ?なぜかって?そんなこともわからんアホか、おまえらは。ここから歩いて反省しろ」
男の子は渋々バスを降りた。
バスが発車すると、もう一人の男の子が
「僕はまだいるよーーだ!」と言った。
「おまえは次だ。そら、ここだよ」
次のバス停で、二人目の子が、言っちゃいけない言葉をぶつぶつ言いながら降りた。
何事もなかったように、バスは海沿いの美しい景色の中を走る。
ドライバーは再びおだやかなおじさんに戻っている。ほんとに降ろしちゃったよなあ、あの子たち。
親でも先生でもない大人に叱られるって、最近はあまり見かけないかも。
ましてココはアメリカだから、「うるせー、じじい!」とか言って、銃で撃たれちゃうかもしれないのだ。
などと思い巡らしている間に、バス停が近づいてくる。
どこで紐を引けばいいか、タイミングを計る。
ここじゃ、まだだ。確かこの先にもう一つあって、それを過ぎたら引こう。
降りたい一つ手前のバス停を通りすぎるか過ぎないぐらいに紐を引いたら、おじさんは親切にもそこで停めてくれた・・・
まあ、いいや。
降りたいバス停は見えていて、20mぐらい下ればいいだけだから。
本を持って行ったけど、読む暇なんかなかった。本を読んでいたら乗り過ごすし、バス停でも、乗る意思をしっかり示さないと通り過ぎてしまう。
車で行けば、片道10分、用事を済ませても30分かそこらで戻ってこれるものが、2時間45分かかった。
ま、暇だからいいけど・・・
でも、車だったらラクだよなあ。バスはバスでおもしろかったけどさ。
ちなみに、3回目の運転免許路上試験は、来年1月23日に予約した。
本土に住む叔父叔母にプレゼントを送るために、郵便局へ行く必要があって、初めて自宅近辺からバスに乗った。
一応、時刻表というものがあり、始発に近い自宅近辺なら、まあまあの時差で来るだろうと見込み、12時34分に乗るために12時10分に家を出た。
バス停まではひたすら下り坂を歩いて歩いて、7分。
バス停といっても、日本のようにバス停の名前もなく、時刻表も経路図もなく、椅子があればいいほうで、屋根があったらすごく立派で、大抵はただの杭に「BUS」と書かれた黄色い、小さい鉄板が貼ってあるだけ。
12時25分にバスが来た。早く出てきてよかった。
島内どこまで乗っても2ドル50セント。通勤などで使う人は、1ヶ月60ドルでパスを買う。
いくつめかのバス停で、ドライバーのおじさんがバスを降り、ゆうゆうとマクドナルドに入って行った。
しばらくして、ドリンク片手に戻ってきて、バスに戻るかと思いきや、電話が鳴って楽しそうにおしゃべりを始めた。
時間調整なのかもしれないけど、いいのか、こんなリラーックスしちゃって・・・?
私を乗せたバスは、海岸沿いの道をけっこうなスピードでばんばん走ってゆく。
誰も降りないバス停は、びゅんびゅん飛ばしてゆくので、自分がどこで降りるかを気にしていないと乗り過ごしてしまう。
しかも、次はどこという車内アナウンスは、屋根のある立派なバス停しか言わないらしく、それもそのアナウンスが終わるか終わらないうちに、そのバス停に着いてしまうので、やっぱり油断はできない。
バス停に名前を付けたら便利なのに、って思わないのかね?
いいのか、便利じゃなくたって。
私が降りたい場所は景色でわかっているだけなので、注意深く景色を見ながら、ココ!という場所で紐を引いた。(でも、もう一つ先のバス停のほうがもっと近かった)
郵便局の隣の、ショッピングモールの前でバスを降りた。ここまで20分。
荷物を送り、1時半。1時台は帰りのバスがないので、ショッピングモールをぶらぶらした。
クリスマスのプレゼントを買い足して、ペット屋をのぞいて、飲み物を買って、2時5分に来るはずのバスを待った。
木陰になっているバス停の椅子に座って街を眺めていると、まあなんと平和なことだろうか。
お店の売り子でも何でもない普通の人が、サンタクロースの帽子をかぶって歩いている。偶然であった知り合い同士が、笑いながらハグをしている。
バスは2時25分にやって来た。まあよしとしよう。
穏やかそうな、白いひげのドライバーがにこにことしている。
バスが走り出してしばらくすると、突然、そのドライバーのおじさんが
「うるさい!」
と声を荒げた。マイクロフォンが入っているから、なおさらデカイ。
運転席のすぐ後ろに座っている、11~12才の男の子二人に向かって言っているのだった。
「#%$@○×!!次のバス停で降りなさい!」
マイクを通しているのと、早口で何を言っているかよく聞き取れないけど、男の子たちが何か悪いことを言ったか何かしたようだった。
私が乗る前から彼らは乗っていて、ドライバーのおじさんはそれでも我慢していたのかもしれない。
本当に次のバス停でドアを開け、
「そら、坊主!出ろ。」
一人の男の子が不満そうに席を立ち、なぜ僕が降りなくちゃいけないのかと聞いた。
「なぜ?なぜかって?そんなこともわからんアホか、おまえらは。ここから歩いて反省しろ」
男の子は渋々バスを降りた。
バスが発車すると、もう一人の男の子が
「僕はまだいるよーーだ!」と言った。
「おまえは次だ。そら、ここだよ」
次のバス停で、二人目の子が、言っちゃいけない言葉をぶつぶつ言いながら降りた。
何事もなかったように、バスは海沿いの美しい景色の中を走る。
ドライバーは再びおだやかなおじさんに戻っている。ほんとに降ろしちゃったよなあ、あの子たち。
親でも先生でもない大人に叱られるって、最近はあまり見かけないかも。
ましてココはアメリカだから、「うるせー、じじい!」とか言って、銃で撃たれちゃうかもしれないのだ。
などと思い巡らしている間に、バス停が近づいてくる。
どこで紐を引けばいいか、タイミングを計る。
ここじゃ、まだだ。確かこの先にもう一つあって、それを過ぎたら引こう。
降りたい一つ手前のバス停を通りすぎるか過ぎないぐらいに紐を引いたら、おじさんは親切にもそこで停めてくれた・・・
まあ、いいや。
降りたいバス停は見えていて、20mぐらい下ればいいだけだから。
本を持って行ったけど、読む暇なんかなかった。本を読んでいたら乗り過ごすし、バス停でも、乗る意思をしっかり示さないと通り過ぎてしまう。
車で行けば、片道10分、用事を済ませても30分かそこらで戻ってこれるものが、2時間45分かかった。
ま、暇だからいいけど・・・
でも、車だったらラクだよなあ。バスはバスでおもしろかったけどさ。
ちなみに、3回目の運転免許路上試験は、来年1月23日に予約した。