太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

大晦日のすごしかた

2011-12-31 16:12:03 | 日記
この1週間、雨季だということを忘れたかのような晴天が続いている。

朝、義兄一家とダイアモンドヘッドに登りに行った。


ワイキキを見下ろす


ここはいつ来ても晴れていて、そして日本からの旅行客で賑わっている。

日本語が飛び交い、私は日本語に飢えているのか、いちいち耳がキャッチしてしまう。




片道30分ぐらいで登れるので、子供連れでも大丈夫。

地元の人もたくさんいる。


お昼を食べ、その足でビーチへ。

大晦日で土曜だというのに、半日仕事だった夫とビーチで合流して、フットボールをしたり波で遊んだり。

私達がダイアモンドヘッドに登っている間に、両親がクリスマスツリーを片付けてくれた。

ドアのリースも外して、ツリーは小さくカットして自然に戻す。

今夜、義兄一家はシアトルに戻る。

うきうきクリスマスも、こうして終わってしまう。





夜はヨットクラブで食事をして、これといってお正月を迎える準備もなにもなく、1年が終わる。



「何かお正月に欲しいもの、食べたいものはないの?」

夫の父が聞いたけれど、特に何も浮かんでこない。


日本だったら今日は大掃除したあとの部屋に、お正月用の花を飾ったり、玄関に注連飾りをつけたり、元旦に集まる親戚のための準備をしたり(座卓とか座布団とか)、おせち料理を詰めたりするんだよなあ。

それで今夜は、早めに夕飯をすませて、紅白見ながら年越しそばを食べて、12時になると父は初詣に行く準備をいそいそと始めるのだ。

「行く年 来る年」の司会の『激動の○○年も・・』という声を聞きながら、せっかちな父に急かされて、家族で歩いて浅間神社に初詣に行く。



子供の頃は、普段はできない夜更かしができることがこの上もなく楽しくて、しかも堂々と夜中に出歩くのはわくわくした。

元旦の朝は、朝風呂に入り、おせちを囲んで、お雑煮のお餅をいくつ食べるかを母に申請するのだ。



何十年も、こんなふうな大晦日を過ごしてきた。

今はただ、懐かしくそれを思い出すけれど、それと似たことをここでやりたいとは思わない。

元旦にお雑煮を食べたとしても、日本で食べるお正月のお雑煮とは全然違うことがわかっているから。

ここにはここの、別の日常があって、それはそれで私の大事な思い出になってゆくのだろう。