太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

赤いマニキュア

2011-12-30 15:24:15 | 日記
私は日頃、裸の爪のままでいることが少ない。

裸の爪というのはスッピンのような気恥ずかしさがあるからで、サロンに行くほどこだわってもいないので、すべて自分でやる。

手には透明か、少しラメの入ったもの、色がついてもサーモンピンクなどのマニキュア、反対に、足の爪には思い切り派手な色を塗る。


顔のスッピンは平気で、裸の爪は気恥ずかしいというのもアレだとは思うが、

顔は自分では見えないけど、手足の爪は視界に入ってくるからだろうか?(見えなきゃいいのか)



ハワイは、1年中素足でいることが多いから、手足ともマニキュアをつけている人が多い。

ちょっとお歳を召している女性達が、きれいに整えた爪に鮮やかなマニキュアを塗っているのを見ると、

きれいだなあ、と思う。


張りがなくなり、指は節が高くなり、そばかすの浮いた肌に真紅のマニキュアがよく似合う。

白人の肌の色には、血液に近いような赤が映える。

若い人たちの、みずみずしい肌にも赤いマニキュアは似合うと思うけれど、それとは違う雰囲気が、その女性達にはある。

家具でいうなら、若い人は白木の家具、年を重ねた人はアンティークの重厚な家具。

ほんとうに赤が似合うのは、歴史を重ねた肌なのかもしれない。



赤いマニキュアを、何回か手の爪に塗ったことがある。

でも、両手を塗り終えて、少し眺めて、すぐに落としてしまう。

なんとなく爪だけが浮いているような、何をするにも爪だけに意識が行ってしまうような落ち着かない感じがするのだ。

それは私の肌が、まだ赤を受け入れるには 若い ということか(ということにしておこう)

私は白木の家具ではないにしろ、アンティーク家具にはまだ及ばないのだ。

いつか赤いマニキュアが似合う日が、少し楽しみでもある。