太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

定年

2011-12-14 11:38:28 | 日記
雨がザーッと降ってきたと思ったら、いきなり何かでっかいものが バーッ と降って来た。


孔雀トリオのみなさん

こんなでかいのが3羽、一斉に空から降りてきたら、そりゃびっくりするわなー・・・





さて、また、知らなかった事実が発覚。


ハワイには定年がない


アメリカがそうなのか、ハワイなのかがわからないから、とりあえずハワイということで。

最近、近くに住む叔父が、55歳で転職した。

時を同じくして叔母が、64歳で転職した。

そういえば、シアトルにいる63歳の叔父も、この6月にマイクロソフトからアマゾンに転職したっけ。




一体、何歳が定年なの?と、日本人の友人に聞いたら

「ここって定年ないんだよ」

「ええーーー!!!知らなかった!じゃあ、いつ退職するかは自分次第?」

「そう。もう辞めようかなーって思った時が辞める時」



アメリカの履歴書には年齢を書く欄がないって日本にいる時に聞いたことがあった。

「履歴書」という定型のもの自体がないので、正しくは、年齢を言わなくていいし、尋ねてはいけない、ということだ。(じゃあ若く見えるほうがお得じゃないか?)



年齢って関係ないんだ・・・

夫の両親は、数年前から、いつリタイヤしようかという話をしていたけれど、それは夫の父は歯科医だから自分で決められるのだと思っていたし、

夫の母も、長いこと大学教授をしていて、或る程度自分で決められるのだと思っていた。

60を過ぎても、今よりもっと好きな仕事にどんどん変えられて、終わりを自分で決められるなんてすごいことだ。と日本人の私は思う。






プレゼント

2011-12-14 10:48:15 | 日記
クリスマスプレゼントに、レシートを付けて渡す場合があるらしい。

もちろん誰でもというわけでなく、近くに住んでいる、気心が知れた人に限られる。

クリスマスが終わると、一斉にセールが始まり、クリスマス前に比べて、同じものが40%引きとかになる。

レシートを持って、その店に行くと、その差額を返してくれるというワケ。(一旦返品して、新たに同じものを買うという仕組み)

その差額で、他のものを買ったり、あるいは、色やサイズ違いのものに取り替えたりできる。

そうでなくても、アメリカは返品天国。



なんと合理的なんだろう、と思う。

これなら、趣味に合わないものをもらって箪笥の肥やしになることもなく、せっかくくれたからと無理して飾ることもなく・・・



プレゼントは、あげた時点で既にその人のもの。そう割り切ってしまえば、あげる人も貰う人も気が楽だ。




日本に住んでいた頃、夫の母のクリスマスプレゼントに、ニットのカーディガンをあげたことがあった。

数ヵ月後、夫の両親が来日した際に、夫の母が

「ちょっと私には小さいけど、あなたにちょうどいいと思うヮ」と言って、それをくれた。

私はそのカーディガンを眺めて、しばし考え込んでしまった。

夫の母は、私がこれをあげたことを忘れているのだろうか?そうでないなら、あげたものを返されたような気持ちになる。

夫に話すと、

「覚えてるさ、だから持ってきたんじゃないの?」

「そういうもの・・・・・?」



今ならわかる。

日本的に考えたら、私が知らない誰かにそれをあげるとか、寄付するとかするだろう。

でもアメリカ的には、夫の母は、自分と好きな色が似ている私のことを考えて、私ならこれを喜んで着るだろうと思ったに違いない。



お祝儀やお香典、お祝い返しや香典返し、お中元・お歳暮という習慣もなく、

できること、やってあげたいと思うことだけをやればそれでいい、というのは自由で軽くて、私は好きだ。



ハワイで4年仕事をしているという日本人の女性と話した時、いつか日本に帰るのかと聞いてみた。

「日本は日本人には便利だけど、できればずっとここにいたいの。職場での人間関係とか、いろんなことがものすごく楽で、もう日本の職場に戻りたくないんだー」

私はハワイで働いたことがないけれど、何十年も日本で仕事をしていたから、なんとなく言いたいことがわかる気がする。

義理に縛られることが、ここでは少ない。



とはいっても、誰に何をあげるかは、やっぱり悩むところ。

特に男性とティーンエイジャーのプレゼント選びが難関なのは、日本もアメリカも同じだろうなー。