太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

タイミング下手

2012-08-06 11:10:46 | 日記
タイミングをはかるのが難しいと感じることがある。


コンサートなどで、ノリのいい音楽に合わせて、観客席から自然と手拍子が湧いてくるときがあるが、

あの手拍子の止め時がわからないのである。

最初は威勢がいいが、ちょっとリズムが変わったり、そうでなくても、だんだん尻すぼみになってゆき、

パラパラと物悲しくなってくる。

止め時がわからない私は、義理のように手拍子をしながら、一体最初にやめたヤツはどいつだ!と怒っている。

いやなら止めればいいのに、今更引っ込みがつかないような気もするし

そう言いつつ、最後の一人になる勇気もなく、何となくうやむやにやめるというところが、また腹立たしい。



こちらでも、家々に宗教の勧誘というのはやって来る。

キリスト教でも、○○派とかいろいろあるらしく、私はその辺はまったくわからないのだが、我が家の玄関に、夫の両親が所属する派のマークがあって、

それを見て期待に胸を弾ませてベルを押す。

いつか友人が無信仰だと言ったら、捨て猫を見るような哀れな顔をされて、小1時間も信仰の大切さを講義されたといっていたので、

「仏教徒だ」と言うことにしている。


しかしそれでおめおめ引き下がるようでは、布教者の風上にもおけないだろう。というのはわかる。

わかるが、「仏教もとっても素敵、私の祖父の故郷はナントカで、そこではブッダが・・・」と展開されるとほんとうに困る。

仏教徒というわけでもないし、仏教のこどなど幼稚園で教えてもらったことぐらいしか知らないのだ。


先日やって来たのは、男性の二人組で、

一人が突然トウトウと聖書の1節を朗読し始めた。もう一人の男性は、目を閉じて、ありがたくそれに聞き入っている。

私は断るタイミングを完璧に見失い、心から良かれと信じて行動している善意の人に対して、あまり無碍にもできない気もして、

蚊に食われながら、そんな自分にも腹立たしい。



小学生の頃、校庭でやった長縄に飛び込むタイミングをはかりかねてグズグズしている気分にそっくりだ。




あとは、マスカラ。

いったい、いつが捨て時なのか全然わからない。



すべてを一刀両断、これはこう、あれはこう、と決めて、ばっさばっさと生きてゆけたら、

どんなにかスッキリするだろうかぁー、と思いつつ、なんとなく今日もグズグズするのである。






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