太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

とんかつと不思議なバレー

2012-08-16 10:54:27 | 食べ物とか
日本人の友人に会うときは、たいてい和食を食べる。

友人は毎日和食を作って食べているけれど、食べる機会が少ない私のために

彼女には珍しくもない和食につきあってくれるのだ。


今回行ったのは、ワイキキにある 「とんかつ 銀座 梅林」

友人が得た情報によれば、高くて量が少ない、というのだが、

ガイドブックには、平日のランチが13ドルと書いてあり、激安ではないが、まあ許せる範囲ということで行くことにした。

ワイキキは、そこで働く人たちがランチを食べることも多いため、ランチの相場は8ドルから10ドルぐらいなのだそうだ。



この、旅行者向けのガイドブックが、とっても便利。

最新の情報もいっぱい載っているし、日本から来る人たちのほうが、私よりもずっと詳しいこともある。

ワイキキには滅多に来ないし、買い物にも興味がないしで、私はいつまでたっても店情報に疎いまんまだ。



ワイキキで車を停めるのは、けっこう至難の業。

店に駐車場の有無を聞くと、隣の銀行のパーキングが、5時以降はバレー扱いになるけれど、ランチはやっていないとのこと。

行ってみると、店の前に路上パーキングがあるのだが、そこは工事中で使えず、仕方がないので銀行の地下パーキングに車を入れた。

自動に出るチケットを取って進むと、オジサンがやってきて「満車だ」と言う。

そして何かを言っているんだけれど、すごいピジン・イングリッシュで私は一切聞き取れない。

英語堪能な友人に助けを求めるものの、彼女も聞き取りに苦戦しており、

梅林に行くと言うと、なんとか「バレーならOK」らしいということがわかる。


店は昼間はバレーはやっていないと言ったんだけど、と思いつつ、なんだかよくわからないまま、車を預け、バレーチケットをもらった。




本日のランチ 13ドル(メンチかつ と クリームコロッケ、ズッキーニのフライ)



網に乗った、カラッと揚がったメンチカツに、甘めのソースをかけて口に運ぶと、サクサクっと衣が弾ける。

キャベツとご飯はおかわり自由。

友人は、あっというまにキャベツを平らげ、早々とキャベツをお代わり。

トンカツやメンチカツが和食だなんて、日本にいたときは考えたこともなかった。

でも、こんなにご飯に合う味だったなんて、これは和食以外のなにものでもない。

この日は、「大人気!カツカレーの日」でもあり、ものすごーく迷ったけど、それは次回にすることにした。

ズッキーニのフライも、しっとりとして美味しかった。



食後には熱いほうじ茶が出る。

満腹になり、ほうじ茶をすすりながら道行く人を眺めていると、ここがハワイだと思えない。

歩いている人のほとんどは日本人で、店の中は日本語だらけで、ウェイターも日本人。

「そういや、今はお盆休み真っ最中だっけねえー」

お茶までお代わりし、デザートの「抹茶アイスにあずきをかけたの」に後ろ髪を引かれつつ、店を出た。

食べたいけど、もう入らない。

メニューには、夜に食べる、ちゃんとした定食ふうなものが36ドルとかで載っており、

ここはランチに来るのがいいとみた。



駐車場に行くと、誰もいない。

「バレー」の看板だけがむなしく揺れている。

早く誰か来てくれないと、30分ごとで料金が加算されちゃうのに、と思っていると、鼻歌を歌いながらオジサン登場。

バレーのチケットを見せると、おもむろに倉庫のようなドアをあけ、鍵を取り出し、

2階の右側のほうだ、と説明しながら鍵をくれた。

「・・・・・私たちが車を取りに行くわけ?」


バレーって、車を停めてくれて、そのあと車を持ってきてくれるというシステムじゃなかったっけ?

それでも一応、車は停めてくれたわけだし、チップを払おうとすると友人が私の手をハッシ!と止めた。

「いらない、いらない、チップなんかやることないよ。自分で車を取りにいくバレーなんか聞いたことない!」


車を出して、出口で普通にオジサンに料金を払った。

「アローハ。ハバナイスデー♪」

いったい、あれはなんだったんだろう?と今でもわからない。








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リリコイ(パッションフルーツ)

2012-08-16 08:14:30 | 食べ物とか
夫の父が、患者さんからリリコイ(パッションフルーツ)を沢山いただいてきた。

その人の家には大きなパッションフルーツの木があって、食べきれないほどの実がなるらしい。




実は、太った卵ぐらいの大きさだ。

つるつるの表面が、でこぼこになって形が歪んできたら、熟れている証拠。

ジャムや、バターにするのもいいけれど、二つに切って、スプーンですくって食べるのが1番美味しいかも。

ぎっしりある種のまわりを、プルンとした果肉が包んでいるので、

種を出そうと思うと食べにくい。

こりこりと食べられるほどの固さだし、そのままツルンと飲み込んでしまっても大丈夫。



『7つの果物の味がする』と言われているパッションフルーツ。

日本にいたときには、こんなに甘くて美味しいものは食べたことがなかった。



ところで、このパッションフルーツの花というのが、これまたキレイ。

クレマチスの仲間で、どれもみな個性があって美しい。



これは日本で「時計草」といわれていて、よく垣根なんかに使われている。
おしべとめしべが、時計の針のよう。











たくさんあるから、何かデザートを作ろうかな、と思っているうちに、

きっと次々食べてなくなってしまうような気がする。



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