太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

木漏れ日

2012-08-17 21:08:13 | 絵とか、いろいろ
ようやくコラージュの次の作品が完成した。




3分の1ほど作りかけたものを破棄して、

新たにやり直した。

背景をあとから作ろうとしたために、作業は細かくなる一方だし、

濃淡をつけたい葉は浮き上がってこないしで・・・・



重なりあう葉の隙間から、明るい光が差している感じがでていたらいいんだけど。






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N

2012-08-17 21:05:43 | 人生で出会った人々
友人Nは、毎年この時期にハワイにやって来る。

Nと出会ったのは、最初に就職したTV局で、私が21、Nがハタチだった。

初めから、Nはみんなと違っていた。

すごい美人というわけではないが、愛嬌のある顔、豊かな表情、歯に衣着せぬ物言い、すらりとしたスタイルに似合う独特なファッション。

頭がよく切れて回転が速く、男子など簡単にやり込めてしまうのだった。


私たちは、よくNの母親がやっているBARに飲みに行った。

そこでNはカラオケでアン・ルイスを絶唱し、そのままマイクを持って店を飛び出し、家に帰ってしまう。

Nの行動は時々不可解で、Nが苦手な人もいたかもしれないが、私はNが好きだった。

「うまくお得に生きよう」としている多くの人たちの中で、Nは本音で生きていたからじゃないかと思う。



Nは結婚し、あっというまに離婚した。

そして数年後、連れ子のいる男性と再婚し、3人の子供を産み、4人の子供の母となった。

ここ何年も年賀状のやりとりだけで、直接会うこともままならなくなって久しい。

昨年、もう上の子供達が忙しいらしく、末娘だけを連れてハワイに来るというので会った。

私の再婚のお披露目の食事会で会ったのが最後だから、5年ぶりだったが、Nは何も変わっていなかった。

そして娘は、顔は似ていないが、中身が笑ってしまうぐらいNにそっくりだった。



Nは、人が自分をどう思うか、気にならない。

だから、気を遣うけれども遠慮はしない。

Nは、自分をあまり縛らない。

だから、人を縛ることがなく、とても楽だ。



彼女が嫁いだ家は資産家で、経済的には豊かなのだが、

宝石もブランドものにも興味がない。お土産を買って支払う時に出した財布は、財布ではなくチャック付きのポーチで、

「だってこれが1番楽なんだもの」

と言って笑う。




Nが今年もハワイに来た。

先週も会ったような自然さで、私たちは会い、

珍しく昔の話をした。







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