太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

カミタイヨウ

2020-08-28 11:13:34 | 英語とか日本語の話
日本の友人と、LINE通話で話をしたとき。

友人「で、その店員が噛みたいようでさー」
私「なにを?」
友人「態度がね」
私「だからなにを?」
友人「だから店員の態度が」
私「?????」

その店員が、何を噛みたいというのか。

良い対応をされたとき、それを神対応というのだと
友人は丁寧に教えてくれた。

私「なーんだ、あたし、話がパープリンだったよぅ」
友人「・・・・・パープリン・・・わかるけど、もう使わないよ・・・」


私と夫が、不毛な会話をしているのは日常茶飯事だが(「ボックスワゴン」の記事はコチラ
友人とも私は不毛な会話をすることが増えた。
こんなこともあったし。(「あたらしい日本語」の記事はコチラ

以前にも書いたけれど、
ユーモアも、その文化に接していないと、そのセンスから取り残されるのだと知ったのは
日本から来た友人が、今これが1番ウケてるのだといって、コメディアンの動画を見せてくれたとき。
駄目よ、ダメダメー、と繰り返し言うソレの、どこがおもしろいのかがわからなかった。


帰省して友人の家に集まったとき、テレビでお笑いをやっていて、
まわりの人たちがドッと笑うところで、笑えない。
そのかわり、野口五郎さんがマイクを持って駅の改札口から外に向かって歩きながら
「かいさーつぐーちでー、つまづいたぁー」
と歌って、つまづいてみせたとき、ワハハー!!と笑ったのは私一人であった。


人生が忙しくなり、自分のことで一杯でテレビを観なくなったのが20年前。
今の夫と出会ってからも、夫は日本語がわからないからテレビはほとんど観なかった。
ということは、私のお笑いセンスは、いいとこ2000年あたりで止まっている。
「カックラキン大放送」の、野口五郎さんのズッコケや、布施明さんのボケは
おもしろかったよねー、という話をしても、
「え、布施博じゃなくて?」
と言われたりする。


話は戻って、神対応。
良くない対応のことは、悪魔対応とかいうの?と聞いたら
塩対応、というのだそうだ。
言葉は常に変化していて、旬の言い回しは、それを説明した途端に勢いがなくなるのは承知しているが
なんかもう、年々、浦島太郎感が半端ないのである。









アホらしいことをまじめにやる

2020-08-28 10:02:02 | 日記
階段下を利用したクロゼットに湿気がこもりやすい。
そこには猫のキャリーバッグや、夫の大量のCD、掃除機やアイロン台、私の絵の道具、スケートボード類などがあり、
扇風機を常備して、ときどき何時間か扇風機をまわすことにした。

さっき、久々アイロン台を出そうとしたら、扇風機がついてた。
・・・・いつから・・・・・・?
確か掃除機を出したのが先週のいつかだった。
毎日の掃除は箒とモップで、掃除機は階段にしかかけない。てことは

たぶん、少なくとも5日はずっとついたままだと思われ・・・・

ま、今更仕方がないので、そのことは忘れてウォーキングに出かけた。




週末を除き、毎朝きっちりウォーキングするようになって5か月になる。
それまでも歩いていたけれど、雨が降りそうだといってサボり、気分が乗らないといってはサボりだった。
今は、雨が降りそうなら傘を持ってまで行く。



今朝、歩き始めたら視線を感じた。

目が合った途端、目を逸らした

数年前まで、毎晩我が家の庭をねぐらにしていた野生のクジャクたち。
多い時は10羽以上がモンキーポッドの枝に鈴なりになった。
何があったか突然引っ越して、静かになってよかったと思っていたが
最近、近所で見かけることが増えて、どうかうちに来ないでくれ、と願う。

ハス、だと思う

植物を上手に世話できる人をグリーンサム(緑の指)といい、
その逆をブラックサム(黒い指)という。
私はサボテンを枯らしてしまう真黒な指の持ち主だが
このお宅のご主人は、正真正銘グリーンサムの持ち主。
私の憧れの金木犀の木があり、ブドウの実もたわわになっているし
カボチャだってぐんぐん成長する。
最近、目が離せないのは、この巨大ハス。




手のひらを二つ広げたぐらいの大きな花は、ほれぼれするほどゴージャス。

シャワートゥリー

夏になると一斉に咲きだす、大好きな木のひとつ。
8月後半だと、もう花は終わりかけだけれど、まだまだきれい。
小さな花が房のようになって咲き、甘い香りがする。
サーモンピンク、黄色、ピンク、白っぽい黄色、と色もいろいろ。
風が吹くと、花弁が風に乗ってシャワーのように舞うので、シャワートゥリーといわれている。
数年前に、白っぽい黄色をうちの庭に1本植えた。

シェルジンジャー

ジンジャーのひとつ。
花が貝みたいでしょ。


落ちている枯れ葉の、乾いていそうなのを選んで踏むと

カシャ

と心地いい音がして、その感触がスニーカーから伝わってきて楽しくなる。
子供の頃、よくそうやって歩いていた。
長靴を履いた日は、わざと水たまりに入ってみた。
まわっている扇風機の前で「アー」と言うと、声がぶるぶると震えた。
長靴やビーチサンダルで水たまりを歩くのはおもしろいし、
昨日など、夫と先を争いながら扇風機の前で「アー」と言い合った。

いつのまにか、やらなくなってしまったそういうことを、
何十年もたった今、普通に真面目にやっている自分を、ときどき不思議な思いで眺めている。