太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

情熱の、ドン・キホーテ

2020-12-11 09:36:15 | 食べ物とか
ハワイ在住日本人のオアシス、日本食スーパーのドン・キホーテが変わった。
企業のトップが思うところあってか、俄然、日本ぽくなってきた。
それも、だんだんなんてもんじゃなく、一気に。

まず、化粧品コーナーが充実。
その品揃えは、日本の、住宅地にある小ぶりのドラッグストア並みだ。

野菜売り場には、日本語のみで書かれたサインがベタベタと貼ってある。
字体は、居酒屋のメニューみたいな雰囲気で、
茄子の棚の下には、茄子のじょうずな保存法だとかが書かれている。

日本製のボールペンとか、ハサミなども、日本のコンビニ以上の品揃えがある。
日本のボールペンはダントツに使い易くて、こっちのペンなど使えない。
帰省したときに、東急ハンズなどで10本ほどまとめて買ってくる。

そして、JK商品がある。

JK

数年前、日本から友人が高校生の娘とともにハワイに来た時に、その娘が
「ワタシ、JKなんだよー」
と言う。
それはなんだと尋ねたら、 女子(J)高生(K) という意味らしい。
今じゃ、みーんな女子高生をJKと呼ぶ、のだそうだ。
(きっとみなさんご存じでしょね)
しかし、ドン・キホーテのJKは女子高生ではない。

情熱(J)価格(K)

情熱価格、という文字が書かれた商品は、流通ルートが特別なのか
ちょっとお安い。
たとえば、とんかつソースが400円台で買えたりする。
うちの近所の地元スーパーも、数年前にドン・キホーテが買収していて、
ほんの数えるほどではあるが、JK商品がある。


そんな情熱なドン・キホーテで、情熱価格ではないが黒蜜きなこもちを買った。

中は、個包装された1.5センチ四方ほどの切り餅が6個。
きなこの袋と、黒蜜の袋が3つずつ。
袋に、小さめサイズとあるけど、ほんとに小さい。
外装の写真の、黒蜜を垂らしているのはスプーンじゃなくて耳かきだろう。

ちっさいお餅が6個で、きなこ類が3個ということは、
お餅2個が1食分ということか。

袋の後ろを見ると、作り方が三通り。

・トースターで焼く
・電子レンジで加熱する
・鍋で煮る

めんどくさがりは、迷わず電子レンジだ。
トースターだと時間がかかるし、鍋だとこびりつきそうだ。
器に、お餅がひたひたになるほどの水を入れ、500wのレンジで2分。

ここで、自分の家の電子レンジが何ワットなのか知っている人はいるのだろうか。
私は、知らない。
説明書などとってあるはずもなく、知りようもないが。

500wと信じて、2分加熱し、取り出してみたらば・・・・
ヨレヨレに濡れた脱脂綿のようなものが器にへばりついていた。
水が多すぎたのか、時間が長すぎたのか敗因はわからない。
でも、きなこと黒蜜をかけてしまえばこっちのもの。
水っぽいけど、まあまあのきなこ餅とはいえよう。
チャンスはあと2回。
今度はトースターにしてみる。