太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

魔法の手を持つ友人

2020-12-17 15:52:14 | 日記
午後、友人が遊びに来た。
3月のロックダウン以来、初めて会う。

彼女は、とってもお菓子作りが上手で(たぶん普通の料理もうまいと思う)
来るたびに、あれやこれやを持ってきてくれる。

今日は、


右から、スターフルーツのジャム、庭で採れたプチトマト、そのトマトで作ったドライトマト。

グアバと苺のケーキ

写真には撮り忘れたが、猫用にカジキのジャーキーもくれた。もちろん手作り。

待ちきれないので、さっそくグアバと苺のケーキをいただいてしまう。
持ち重りのする、しっとりとした生地。
グアバのほんのりとした酸味。
アメリカのレシピの、半分の量の砂糖で作ったというが、甘さがどんぴしゃり。
ドイツ人の友達には、この上にアイシングをかけたという。

「アー、美味しいーーーーーー!!!」

なんでこんなおいしいものが作れるのか。
魔法の手を持つ彼女には、私のすったもんだの数々のお菓子話を聞いたら
なんでそんなことになるのか、と不思議に思うのだろう。

「どこかに卸して売るとか、ファーマーズマーケットで売るとかすればいいのに」

彼女のお菓子を食べると、私はいつもそう言い、

「そんなの無理無理。こうして友達に分けるぐらいが関の山だよ」

彼女はいつもそう答える。


気づけば、2時間あまりもしゃべっていた。
親のこと、家のこと、話は尽きない。
今日の午前中は、ジュディスの家に行って、これまた何時間もしゃべりまくり。
英語と日本語でも、話す内容は同じ。
日本人のほうが、どんな微妙な塩梅の表現も安心して伝え合うことができるぶん、満足度が高いけど。


「なんでこんなものが作れちゃうわけぇ?」

友人が、私の作品を見て、
私は彼女が作ったケーキを食べながら、言う。
天は一人の人に二物も三物もは与えたまわず。