午後、友人が遊びに来た。
3月のロックダウン以来、初めて会う。
彼女は、とってもお菓子作りが上手で(たぶん普通の料理もうまいと思う)
来るたびに、あれやこれやを持ってきてくれる。
今日は、
右から、スターフルーツのジャム、庭で採れたプチトマト、そのトマトで作ったドライトマト。
グアバと苺のケーキ
写真には撮り忘れたが、猫用にカジキのジャーキーもくれた。もちろん手作り。
待ちきれないので、さっそくグアバと苺のケーキをいただいてしまう。
持ち重りのする、しっとりとした生地。
グアバのほんのりとした酸味。
アメリカのレシピの、半分の量の砂糖で作ったというが、甘さがどんぴしゃり。
ドイツ人の友達には、この上にアイシングをかけたという。
「アー、美味しいーーーーーー!!!」
なんでこんなおいしいものが作れるのか。
魔法の手を持つ彼女には、私のすったもんだの数々のお菓子話を聞いたら
なんでそんなことになるのか、と不思議に思うのだろう。
「どこかに卸して売るとか、ファーマーズマーケットで売るとかすればいいのに」
彼女のお菓子を食べると、私はいつもそう言い、
「そんなの無理無理。こうして友達に分けるぐらいが関の山だよ」
彼女はいつもそう答える。
気づけば、2時間あまりもしゃべっていた。
親のこと、家のこと、話は尽きない。
今日の午前中は、ジュディスの家に行って、これまた何時間もしゃべりまくり。
英語と日本語でも、話す内容は同じ。
日本人のほうが、どんな微妙な塩梅の表現も安心して伝え合うことができるぶん、満足度が高いけど。
「なんでこんなものが作れちゃうわけぇ?」
友人が、私の作品を見て、
私は彼女が作ったケーキを食べながら、言う。
天は一人の人に二物も三物もは与えたまわず。