太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

クリスマスに暖炉

2020-12-25 12:53:21 | 日記
昨日、ビーチで泳いだというのに、クリスマスの今日は朝から雨で肌寒いので
暖炉に火をいれた。



ストーブとは違う、ほんわかとした暖かさ。
しかし、暖炉に火をくべながら、タンクトップでいるというのはどうだ?
こんなの、ハワイだけだろうなあ。


朝、起きてコーヒーを淹れたら、家族でプレゼントを開ける。


今年は、家族だけで過ごす。
午後になったら、叔父叔母がやって来るだけで、ほんとうにこじんまりとしたクリスマスだ。

猫たちものんびり。

今日は朝食を義両親とともにとった。
グレープフルーツとパパイヤ、絞ったオレンジジュース、
フレンチトースト、スクランブルドエッグ。

来年も、こうして穏やかにクリスマスを迎えられますように。



クリスマスに海水浴ができる島

2020-12-24 18:24:12 | 日記
クリスマス イヴは、夫が半日で仕事を終えて帰ってきた。
降って湧いた自由な午後は、久しぶりに海に泳ぎに出かけた。


それほど波はなかったけれど、水は温かくて気持ちがいい。
大の字になって水に浸かっていると、空に吸い込まれそうな気がしてくる。

親戚の住む、インディアナ州は、最高気温が摂氏5度、最低気温がマイナス5度だという。
シアトルに住む甥は、気温が摂氏2度の中で、ランチをピザ屋の外のテーブルで食べたという。
寒くて靴下を履いた、なんてことを電話で話すと、
「ふん、どうせ寒いったって20度とかなんでしょ」
と甥が鼻で笑うのも納得。

私はクリスマスに海水浴ができる島に住んでいる。






クリスマス イヴ

2020-12-24 10:28:19 | 日記
ハワイはクリスマス イヴ。
信心深くはないが、クリスマスの雰囲気は大好きだ。
人に見せるための電飾ギラギラの飾り付けは、なんだかもうお腹一杯な感じ、
と言いつつ、外食した帰りに寄ってみたけど。

昨年は、シャボン玉売りなんかも出ていた。


狭い道の両側とも、これでもかの電飾合戦。これじゃあ、やめたくてもやめる勇気が必要だろう。

こういう派手なのよりも、クリスマスツリーの灯りが窓の向こうに見えるだけのほうがいいなあ。
我が家の窓辺



最近はどうか知らないが、私が若い頃はクリスマスといえば恋人と過ごすものだった。
時代はバブル。
夜景のきれいなレストランやホテルはカップルの予約で一杯になったものだ。
こんなロマンティックな日に家族と過ごすなんて嫌だ・・と独身女子は焦る。
山下達郎の「クリスマスイヴ」と、ユーミンの「恋人はサンタクロース」が
どこに行ってもかかっていた。

どうして、クリスマス=ロマンティック、という図式になったのか。
日本人の、キリスト教に対するテキトーな姿勢か、
あるいはバレンタインのように商戦に乗らされただけか。

あれはあれで、お祭りみたいでよかったと思う。



今年は、同居家族以外との接触を禁じられているという、特別なクリスマスになる。
会えない家族に、会えないからこそ思いが募る。
明日のクリスマスは義両親と、叔父叔母だけの小さなクリスマスだ。








コンゼンの価値

2020-12-23 10:57:54 | 日記
友人のAと私は、女子校の6年間、同じブラスバンドに属していた。
私もAも、田舎の真面目な学生だったから、異性と出会うチャンスも度胸もなく、
言葉をかわす異性は、教師と家族だけという日々だった。

高校を卒業して、私は美大に、Aは都内の大学に進学した。
大学生になってからも、私たちは連絡を取り合って、会っていた。
6年間、ほぼ無菌状態にいた者にとって、外の世界は刺激が強すぎた。
異性がそこらじゅうにいる。
しかし、どういうふうに接したらいいのかがわからない。
私もAも、同じように戸惑い、恐れ、そして、同じように弾けた。

これはなにも私達に限ったことではない。
修道女になると言って、神学校に進学したサッチャンは、半年もたたずに同棲し、妊娠し、学校をやめて結婚した。

Aにもすぐに彼ができ、それはもう楽しく学生時代を過ごした。


大学卒業後、私とAは地元に戻って就職をし、
数年後、Aはお兄さんの同僚とおつきあいをするようになった。
相手のMさんと交際を始めてしばらくたったとき、Aから電話があり
どんよりとした声で
「どうしても話したいことがある、今夜うちに来て」と言う。
電話では話せないことだというので、仕事の帰りにAの実家に行った。

Aの部屋に入ると、Aはドアをしっかりと閉め、私を見据えて言った。

「Mさんが、私が処女じゃないことで怒ってる・・・」

「なっ!なんですと!!」

私は、呆れたのを通り越して、怒りが湧いてきた。
明治時代からやってきたタイムトラベラーか。
穏やかそうなニコニコした顔の下は、そんなしょーもない脳みそか。


「どうしよう・・・」

「どうしようって、そんな化石みたいなヤツ、やめちゃいな」

「でもぉ・・」

Aがイジイジすればするほど、私の怒りは増してゆく。

「結婚相手に貞操を求めるんなら、そういう自分も当然童貞なんだろうな!」

「いや、それは違うかもだけど・・・」

「なにィっ!!!ますます許せん!そんな都合のいい話があるかッ!!」


あー、驚いた。婚前交渉がどうした。
いまどき、そんなことに夢を持っている男がいるなんて。
時代は昭和だったけど、もう絶滅しているとばかり思ってた。


結局、AはMさんとめでたく結婚し、娘と息子に恵まれて幸せに暮らしている。
結婚してすぐの頃、
「Mさん、最近トイレットペーパーの減りが早くない?とか言うんだよね」
とAが言ったが、私は動じなかった。

「そりゃ、自分はちゃっかり体験を済ませてて、相手にはそれを許さないような男だもん」

私の、Mさんに対する印象はそうとうに悪い。
悪いが、きっとそれを充分にカバーして余りある良いところがあるから、
Aは幸せにやっているのだろうことも、わかっている。

男にとって、パートナーのオンナ友達というのは、恐ろしい。
いったい何を知られているかわかったものではないのである。







恐怖。PCの電源を落とした後

2020-12-23 09:52:16 | 日記
ラップトップのパソコンの電源を落としたあと、
真っ暗になった画面に映る自分の顔を見るのが、怖い。

鏡ではわかりにくい、皮膚の影、つまりいろんなシワやタルミが、
容赦なく映り込んでいるのだ。
顔の筋肉を日々鍛えている努力の甲斐もなく、
くっきりとしたゴルゴ線が、呆然としている私をあざ笑っている。


「夜、電車の窓に映る自分の顔に愕然としちゃってさぁ・・・・」


いつだったか、日本に住む友人が言っていたことがある。
自覚しているより、ずっと老けたオバサンがそこにいたのだという。
それ以来、つり革につかまっていても、けして窓を見ないようにしているらしい。

たぶん、それと同じ。

私も、パソコンの電源を落としたあとは、絶対に顔を見ないようにして蓋を閉じている。



運転免許証の書き換えをした話を、寝がけに友人(同い年)とLINEで話していた。

私「これであと8年は書き換えなくて済むわぁ」

友「8年はあっという間やね」

私「今度の書き換えのとき、あたしらロクジュウヨン・・」

友「えっ!!!・・・・・そういう現実、怖いわぁ」

私「考えると眠れん」

友「考えたら、アカンよ!みんな年とるねんから。それにしてもロクジュウってアンタ・・・・」




年をとると図々しくなって、怖いものがなくなってゆくなんてのは真っ赤な嘘で、
年々、怖いものは増えてゆくものなのである。