法傳寺の次は胸キュンな寺名の恋塚寺です。
恋塚なんて淡い青春時代を思いだすじゃないですか。(^^
しかし、この恋塚寺の由来はそんな甘酸っぱいものでは無く、
とても激しく悲しい結末となった悲話がありました。
それは袈裟御前という美女を巡るもの。
【袈裟御前】
平安時代、北面の武士である遠藤武者盛遠が、
かつて求愛したこと袈裟御前は渡辺渡の妻である。
袈裟を妻に迎えたいと内々に伝えたのに、
渡の元へ嫁がせることに盛遠は激怒。
渡と縁を切って自分の妻になれと袈裟に迫るが、
衣川の命を盾に取る盛遠に袈裟御前は困り果てる。
夫を裏切ることなどできはしないが、
みすみす母の命を危険にさらすこともまた許されない。
そこで袈裟御前は妻にしたければ、夫の渡を殺してくださいと、
盛遠に伝える。
喜んだ盛遠は渡辺の屋敷に忍び込み、暗がりの中、
首を討ち着物にくるんで持ち帰った。
月明かりで首を確かめてみると、
それは恋敵の渡辺では無く、愛する袈裟御前の首であった。
盛遠の横恋慕により苦しんだ袈裟御前は、
自らの首を差し出したのだ。
盛遠は自分の罪深さを知り、渡辺の屋敷に戻り、
渡辺に殺してくれと懇願。
驚いた渡辺は盛遠を殺すこともせず、
僧となって袈裟の供養をして一生を過ごそうと言う。
その愛情の深さと心の深さに心を打たれた渡辺もまた出家し、
やがて盛遠は文覚と名を改め、袈裟の眠る場所に寺院を建立したという。
それが利剣山恋塚寺である。
所在地:京都府京都市伏見区下鳥羽城之越町132
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:文覚上人
【縁起】

【山門】

素朴な茅葺屋根の山門がたまらなく良いです。(^^
京都市内でこのような茅葺屋根は珍しい。
私は袈裟御前の悲話は全く知らず、
この山門目当てで訪れていたのです。

山門を見てるだけで心が落ち着きますね。(^^
車は山門横に3台分の無料駐車場に停めれました。
【本堂】

小さなお寺です。


平成18年(2006)に修復再建されたもの。
【内陣】



御本尊や袈裟御前が祀られていました。
【水車】

【袈裟御前戀塚】

袈裟御前の首塚とされ、鳥羽伏見の戦いで焼失し、
明治中頃に再建されたもの。
【石碑】

【御朱印】

オールスタンプで200円でした。
恋塚なんて淡い青春時代を思いだすじゃないですか。(^^
しかし、この恋塚寺の由来はそんな甘酸っぱいものでは無く、
とても激しく悲しい結末となった悲話がありました。
それは袈裟御前という美女を巡るもの。
【袈裟御前】
平安時代、北面の武士である遠藤武者盛遠が、
かつて求愛したこと袈裟御前は渡辺渡の妻である。
袈裟を妻に迎えたいと内々に伝えたのに、
渡の元へ嫁がせることに盛遠は激怒。
渡と縁を切って自分の妻になれと袈裟に迫るが、
衣川の命を盾に取る盛遠に袈裟御前は困り果てる。
夫を裏切ることなどできはしないが、
みすみす母の命を危険にさらすこともまた許されない。
そこで袈裟御前は妻にしたければ、夫の渡を殺してくださいと、
盛遠に伝える。
喜んだ盛遠は渡辺の屋敷に忍び込み、暗がりの中、
首を討ち着物にくるんで持ち帰った。
月明かりで首を確かめてみると、
それは恋敵の渡辺では無く、愛する袈裟御前の首であった。
盛遠の横恋慕により苦しんだ袈裟御前は、
自らの首を差し出したのだ。
盛遠は自分の罪深さを知り、渡辺の屋敷に戻り、
渡辺に殺してくれと懇願。
驚いた渡辺は盛遠を殺すこともせず、
僧となって袈裟の供養をして一生を過ごそうと言う。
その愛情の深さと心の深さに心を打たれた渡辺もまた出家し、
やがて盛遠は文覚と名を改め、袈裟の眠る場所に寺院を建立したという。
それが利剣山恋塚寺である。
所在地:京都府京都市伏見区下鳥羽城之越町132
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:文覚上人
【縁起】

【山門】

素朴な茅葺屋根の山門がたまらなく良いです。(^^
京都市内でこのような茅葺屋根は珍しい。
私は袈裟御前の悲話は全く知らず、
この山門目当てで訪れていたのです。

山門を見てるだけで心が落ち着きますね。(^^
車は山門横に3台分の無料駐車場に停めれました。
【本堂】

小さなお寺です。


平成18年(2006)に修復再建されたもの。
【内陣】



御本尊や袈裟御前が祀られていました。
【水車】

【袈裟御前戀塚】

袈裟御前の首塚とされ、鳥羽伏見の戦いで焼失し、
明治中頃に再建されたもの。
【石碑】

【御朱印】

オールスタンプで200円でした。