オリンピックを取り上げたメディアの記事のなかに、1940年に神聖天皇主権大日本帝国政府が実施した「皇紀2600年奉祝式典」の事に触れている事がある。ところでこの「式典」実施のために、皇居前に「光華殿」と名づけた「式殿」を建築した。現在その場所には存在しないため目にする事はできないのであるが、建物は1942年にそっくりそのまま「小金井公園」内に移築しているのである。そして、文部省の国民錬成所の建物として使用したのである。
敗戦後は学習院中等科の建物とされ、平成天皇が学んだりしたが、1993年には「小金井公園」内に開設された「江戸東京たてもの園」の「ビジターセンター」とされ、「たてもの園」の出入り口兼休憩所として利用されている。
(2020年8月25日投稿)