つれづれなるままに心痛むあれこれ

知る事は幸福度を高める

高市早苗氏らが国家社会主義日本労働党代表と写真撮影

2024-08-28 11:12:53 | 自公政権

 2014年9月11日の朝日新聞記事によると、高市総務相ら自民党の国会議員3人(高市氏、稲田朋美氏、西田昌司氏)が、ナチス・ドイツのシンボル「かぎ十字」に似た旗などを掲げて行動する団体「国家社会主義日本労働党」の山田一成代表と一緒に写真撮影していた。団体はHPでは「祖国民族を守護」「血の純血を保持」などと訴えている団体で、写真をHPに掲載し、ヨーロッパを中心とした海外メディアが報じた。APF通信は8日配信。配信を元に英タイムズ紙英ガーディアン紙などは「ネオナチとの写真、安倍首相の悩みの種に」と発信した。団体代表の山田一成氏や3議員の事務所は、2011年夏、山田氏が論壇誌のライターとして議員会館に個別に訪れインタビューした後、「一緒に写真を撮りたい」と撮影したという。

高市氏の事務所は「出版社がスタッフとして連れてきた方が2ショットを撮りたいとの事で応じただけ。どういう人物か知らなかった」と説明。指摘を受け、出版社を通じて写真の削除を求めたとの事。

稲田氏の事務所は「所属団体を含む素性や思想はもちろん、名前も把握しておらず、それ以後何の関係もありません」と文書で回答したとの事。

西田事務所は「彼が何をしている人物か全く分からなかった」と回答したとの事。

山田氏は「思想は明かしていない。議員に迷惑をかけるつもりはなかった」と回答したとの事。

吉田徹北海道大准教授(欧州比較政治学)は「ドイツではナチスを肯定する言説だけで罪になる。ナチスの思想信条を是とするような人と写真を撮る現役の政治家はいない。」と評している。以上。

ところで、3人の国会議員(その秘書も含め)の対応や釈明は、彼らに投票し当選させた有権者だけでなく、それ以外の多くの主権者国民を如何に愚弄している事か。国民は軽薄な彼らに政治を託せるはずがない。総裁選に立候補する人もいるようだがとんでもない馬鹿げた行為である。

(2024年8月28日投稿)

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行楽地「高尾山」麓に残る東京都最大規模の戦争遺跡「浅川地下壕」

2024-08-28 07:49:32 | 戦争遺跡

 高尾山は東京近郊では誰もが知っており多くの人々が出かける行楽地である。テレビのニュースや色々な番組でもその方面からよく話題として取り上げている所である。それはそれで良いのであるが、高尾山にはその麓に、東京都では最大の戦争遺跡が遺っている事をもっと取り上げてもらいたいものだ。

 それは「浅川地下壕」といい、八王子市の高尾町と初沢町にまたがるもので、3地区に分かれた全長約10㌔に及ぶ地下トンネル群である。

 この地下壕は、現在の武蔵野市にあった中島飛行機株式会社の発動機(エンジン)製造工場である武蔵製作所疎開工場として建設されたものである。

 この地下壕は、1944年9月頃から着工されたが、発電所やトンネル工事などを専門とする建設会社が請負い、朝鮮人労働者を働かせて建設した。のちには勤労動員の学生・生徒も働かせたが。

 工事は空襲が始まった1944年11月末以降本格化した。そして、一部で操業を開始したが、発動機10基を完成させたところで敗戦となり、地下壕は未完成に終わり、大半未使用のままとなった

 高尾山へ出かける人は、行楽で終わらせる事なく、ぜひ足を伸ばし、神聖天皇主権大日本帝国政府が遂行した侵略戦争の遺跡を訪れてほしいものだ。

参考図書:浅川地下壕の保存をすすめる会編『フィールドワーク浅川地下壕』(平和文化、2006年)

(2023年11月4日投稿)

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