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教育勅語の目的は?

2024-04-04 11:38:43 | 教育

 教育勅語は1890年10月30日に神聖天皇主権大日本帝国政府の教育方針として定められた。その目的は何か?

「大日本帝国政府が教育勅語を定めた前年の1889年2月11日に制定した大日本帝国政府憲法の内容は、国民の多くが期待した国民主権の原則とは程遠くかけ離れた主権在君主義のものであった。大日本帝国政府は、憲法を定着させるために、大人社会に広がっている自由民権の思想は各種の規制弾圧で抑え込む事にし、それにほぼ成功する。しかし、それをいつまでも継続する事は容易ではない。そこで、社会的認識がまだ白紙状態の児童、それも小学1年生の段階から、天皇絶対の「忠君愛国」思想を教育で植え付ける事を目論み、学校教育の最大の役割としたのである。それまでの自由な開明主義の教育をやめさせ、皇民化教育へ大転換するために「教育勅語」を作り出し、制定したのである。天皇への敬愛は、「教育勅語」以後で、「大日本帝国政府」の作為によったものであり、文部省によって作り上げられた虚構に過ぎない。」

「教育勅語 文部省訳」

「親孝行などの道徳とともに、天皇の臣民(家来)としての秩序を説く。その核心は『一旦緩急あれば義勇公に奉じて以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし』にあり、万一危急の大事が起こったならば、大義に基づいて勇気を奮い、一身を捧げて皇室=国家のために尽せ。いざとなれば天皇のために命を捧げよ

(2024年4月4日投稿)

 

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