統一教会の頂点に立つのは亡くなった文鮮明氏と、今生きている韓鶴子氏の夫婦である。統一教会の「合同結婚式」の本質というのは、新郎新婦のうち、核心は新婦(女性)が文鮮明氏と結婚する事により、文鮮明氏により血統転換され、文鮮明氏の血統につながる、という事で、その新婦(女性)の相対者である男性が、文鮮明氏の妻となった女性をいただくという形になる。統一教会では、生まれてくる子は「原罪」がない子であると教え、その子どもたちが広がっていく事により、地上天国ができるのだと教えている。地上天国の実現のために彼らは、統一原理、統一思想という価値観に基づいて、あらゆる領域でそれを実践していく。統一教会の教える「原罪」とは、「淫行」であり、統一教会のスローガンは「不倫はしない、離婚はしない、親を大切にする」である。統一教会はLGBTを認めない。上記のような教えが自民党の家父長的な復古的な家族観と親和性を持つているのである。
(2024年9月18日投稿)