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ぶらっと関西歴史散歩「奈良・竹内集落」が紹介する松尾芭蕉の句碑

2020-08-17 09:01:56 | 文学・歴史

 2020年8月14日の朝日新聞「ぶらっと関西歴史散歩」が奈良・竹内街道」を取り上げていた。竹内集落に近い「二上山」についても紹介していた。ここへは昔、2、3回訪れた事があった。縄文石器時代の石器の材料、主に西日本で流通し使用された「サヌカイト」の産地であったためで、それを直に目にし手で触れた体験をしたものであった。

 また、竹内集落は江戸時代に松尾芭蕉が訪れていくつかの俳句を残したとし、「綿弓の句の石碑」が存在する事も紹介している。この句は『野ざらし紀行』に載せられた句であろう。芭蕉は1684(貞享元)年8月から85(貞享2)年4月にかけて、門人の千里を同行させ、初めての文学の旅に出て、俳諧紀行文『野ざらし紀行』をあらわした。その『野ざらし紀行』に「大和の国に行脚して、葛下の郡竹の内といふところはかの千里が旧里なれば、日ごろとどまりて足を休む、としてこの句─ 綿弓や琵琶になぐさむ竹の奥 ─を詠んでいる。

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