原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

藤井聡太7段、ビッグタイトルゲットおめでとう!!

2020年07月16日 | 時事論評
 このビッグニュースに関するエッセイは後程綴り公開します。



 表題の藤井聡太七段に関するニュースを、とりあえずネット情報より引用しておきましょう。

 
 将棋の第91期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)第4局は16日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、高校生の挑戦者、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)に勝ち、3勝1敗で初タイトルとなる棋聖を奪取した。17歳11カ月での獲得で、屋敷伸之九段(48)が1990年に18歳6カ月で棋聖を獲得して樹立した最年少タイトル獲得記録を30年ぶりに塗り替えた。また、愛知県在住棋士のタイトル獲得は初めて。
 藤井は棋聖戦と並行して第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)で木村一基王位(47)に挑戦し、開幕から2連勝中。あと2勝すれば一気に2冠となる。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)


老い先短き(?)義母の“コロナ禍”との闘い

2020年07月16日 | 医学・医療・介護
 冒頭より、東京都の本日の“コロナ禍”情報をネットより要約引用しよう。


 東京都の小池百合子知事は16日、新たに報告された新型コロナウイルスの感染者が過去最多の
280人台に上る見通しだと明らかにした。 検査数がこれまで最も多い四千数百件に増えた影響との見方を示した。
 都内での感染再拡大が一層鮮明となり、政府の観光支援事業「Go To トラベル」に地方を中心とした反発がさらに強まることも予想される。
 都内の感染者数は5月25日の緊急事態宣言解除後に増加傾向が続き、今月はほぼ3桁で推移。 都は15日、感染状況に関する警戒度を4段階の指標で最も高い「感染が拡大している」へ引き上げた。 東京から各地への波及も懸念され、小池氏は新型コロナ特措法に基づいて不要不急な他県への移動を控えるよう都民に呼び掛けている。
 最近ではホストクラブやキャバクラといった夜の繁華街関連のほかにも集団感染が目立ち、高齢者施設、保育園などで判明。 多数の感染者が出ている新宿区の劇場での舞台では、濃厚接触者が約850人に上り、観客の感染が全国各地で相次いでいる。重症化しにくい若年層だけでなく、リスクの高い高年齢層にも広がる傾向が見られる。
 (以上、本日のネット情報より一部を引用したもの。)


 昨日私は、ほぼ5ヶ月ぶりに義母が暮らす都内の高齢者介護施設を訪れた。

 これ程の期間が空いたのは、もちろんのこと“コロナ禍”のせいだ。
 施設の判断で面会が遮断され続けていた。 

 その面会謝絶中に、義母が日ごと弱りゆくのを実感させられていた。
 通信手段が(義母側がネット対応不能なため》「電話」しかない故に、仕方なく電話を通しての会話なのだが…

 これが、埒があかない。 この5ヶ月間で耳の聞こえの悪さが急激に加速し、こちらの声がまったく聞こえないと言う。 その状態でしばらく電話を使用していたのだが。
 こちら側が会話の難儀さについに根を上げ、義母からの電話は「着信拒否」に設定し、義母との接触は施設担当者氏の仲介による伝言形式を採用していた。

 緊急事態宣言が解除された後に、施設が1階ロビーのみ一組30分限定制で面会を許可することとなり、面会を志したものの。
 面会日になると「具合が悪いから今日は寝て過ごす」等と、義母が施設経由の伝言で訴えてくる。 
 そうこうして、昨日やっと面会が叶う事と相成った。
 そして、義母からの「私はもう老い先短いから、〇子さん(私のこと)にも是非会っておきたい」とのたっての希望で、昨日は夫婦2人で施設へ出かけた。


 この5ヶ月間で実際問題、義母は急激に老け込んだ。

 いつも楽しみにしていた散歩が“コロナ禍”下で一切叶わなかったせいで、義母の歩行能力が極端に低下してしまったようだ。 
 5ヶ月前までは毎日1人で施設近辺へ散歩に出かける元気があったのに、今ではシルバーカー(高齢者用歩行補助器具)利用で施設内のみをよたよた歩き状態に成り下がっていた…

 耳の聞こえの悪さも極限に達し、補聴器使用でもほとんど聞こえない様子だ。
 ただ昨日は久しぶりに嫁の私と会えたのが心底嬉しかった様子で、「〇子さん(私のこと)は、いつまでも若いわねえ。」などとお世辞を言ってくれたりもする。
 そんな義母が何とも愛おしく、とにかく笑顔満載で義母を盛り立てつつ会話にならない会合を
30分間展開した。

 義母からの話題で一番気がかりだったのは、「食欲が無くて運動をするのも嫌になった」との言葉だ。
 (そうだろうなあ。 それまで日々近くに散歩に出かけていたのにそれが出来なくなり、唯一の楽しみを失った義母が食欲を失うのも無理のない話だ。)と思いつつ、「施設内での体操プログラムを楽しんではどうですか?」と尋ねても、「その気力すら無い」との回答だ。
 いやはや、実際90歳近い高齢域に達すると「自己実現意欲」もへったくれも失って当然なのだろう。

 ただ救いは、(我が診断では)義母が今後また“散歩”等の楽しみを発見出来さえすれば、医学的に考察して身体状況が元に戻れるのでは無かろうか、との感覚が抱けた事だ。
 と言うのも、(施設側からの説明も以前よりあるが)私が義母を一見して特段(コロナは元より)命を亡くすべく疾患に罹患している様子が相変わらず一切無いのだ。  
 義母がこの状況下に於いて、自主的に生きがいや楽しみを見いだす事が叶ったならば。 きっと、尚長生き可能性もあると私はみた。

 面会時間の30分が経過し、「もう帰らなきゃ。」と私が言うと、「こんなに早く帰るの?!」と義母が寂しそうに訴えてくる。
 何だかこちらも辛いが、「面会可能なうちはまた来るから!」と応えて、施設を後にした。


 最後に私見だが。

 この“コロナ禍”が高齢者にしでかした“仕打ち”の程が残酷である事実を、私は昨日義母を通して垣間見た思いだ。
 確実に、もっと楽しく長生き可能な(コロナ禍とは無縁の環境下にある)高齢者の寿命を縮めてしまう結果をもたらしている、と考察出来よう。😨 

 既に“新型コロナ感染”により命を失わざるを得なかった高齢者は世界規模で多数に及ぶであろうが。

 命を守ってくれる環境下にあるお年寄りも大いに“コロナ禍”の被害を受けている状況を再認識させられた、昨日の義母が暮らす高齢者施設訪問だった…

“go home!”と叫ぶべき“コロナ感染”拡大時期に「GoToキャンペーン」とは何事か!!

2020年07月14日 | 時事論評
 本日、青森県むつ氏の市長が、「感染拡大すれば“人災”に」と銘打つ GoToに懸念を呈する宣言 を発表した。


 今回の“コロナ禍”下に於いては、春先から若き地方自治体長たちの勇敢な言動が際立っている。

 その最たる人物が、大阪府知事の吉村氏であろう。
 私は特に“憲法論議”に於いて、「日本維新の会」に対しては肯定的立場ではない。
 その身にして、この“コロナ禍”下の吉村知事の研ぎ澄まされた言動力には感動させられてばかりだ。
 この吉村氏、何と23歳の若さで司法試験に合格し、若き頃より訴訟を連発するとの頭脳と凄腕の持ち主のようだ。
 とにかく、表情ひとつとっても隙が一切無い。 府トップの立場にして、存分にリーダーシップ力を発揮する姿をメディアを通して見るに付け、その手腕に感激させられたものだ。


 そして昨日は、青森県むつ市の宮下市長が、我が胸が空く発言をしてくれた。
 以下に、その発言内容を引用しよう。

 青森県むつ市の宮下宗一郎市長は13日、新型コロナウイルスの感染が首都圏などで再び拡大している現状について、状況次第では市の観光施設などを再び閉鎖する方針を記者会見で明らかにした。 下北の町村にも同様の対応を呼びかけたいという。
 下北地方で新型コロナウイルスの感染者に対応できる病床は、むつ総合病院の4床だけ。 今月下旬から予定されている国や県の「Go Toトラベルキャンペーン」などで人が訪れ、感染が地元で拡大することがあれば「今まで我慢してきたことが水泡に帰す。 今までは天災だと言っていられたが、そうなればもう人災になる」と述べた。 「政治や行政が国民、県民の命や健康をないがしろにしてはいけない。経済は大事だが、経済を回す方法はいくらでもある」として、観光施設を含めた市施設の閉鎖を検討する方針を示した。

 (以上、むつ市長の発言を引用させていただいた。)



 私見に入ろう。

 都内や近県では夜の街に限らず、ここのところ病院や保育所、学校等々でクラスターが発生し、各都県で過去最高のコロナ感染者を出すに至っている。

 そんな折に、発表されたのが「Go To キャンペーン」だ。

 発案者である政府やそれに従う旅行団体等々の“感覚の麻痺”、“間抜けさ”加減の程が空恐ろしい。😱 
 ただ多少救われるのは、このキャンペーンに関しては発案者のみがはしゃいでいるだけの話で、市民側は冷静だとの情報もある事実だ。

 確かにそうであろう。
 この旅好きの私ですら、公共交通機関(飛行機・列車等々)を利用して遠方まで出かけることを想像しただけで恐怖感に苛まれ、高熱が出そうな感覚だ。
 いつも旅のお供をしてくれる娘にも重々言ってある。 「しばらくは“コロナ禍”が続くため、到底旅には出れない。 せいぜい空いている電車を利用して“葛西臨海水族園”か、徒歩で映画館にでも行こう。」 (ええ、また行くの? アンタも好きねえ、って??)😜 


 別情報だが、どうやら安倍政権は小池都知事と結託して、どうしても来夏には東京五輪を開催せんと目論んでいるようだ。 
 そのために、海外からの航空便利用を今後緩和すると発言している。 
 それ程までに、2020東京五輪こそが安倍氏の“夢”だったのだろうか?? 

 その安倍氏の“歪んだ夢”に同調している(あるいは安倍政権の圧力下にある)NHKが、ここのところ“新型コロナ感染拡大”に関するニュース報道を控えている、との悪い噂も飛んでいる。
 実際本日のNHKニュース報道内では、今現在までに一切“コロナ禍”に関する報道が無い。
 
 そして、どおりで今現在リビングルームでエッセイを綴っている背景のバルコニー上空で、羽田便の航空機が次々と羽田空港目指して低空飛行している模様だ。😨 

 今回の都知事選で、政府と結託している小池氏を如何なる都民が選んだんだ!??
 との怒りがまた爆発しそうだが。


 とにもかくにも都民・国民がこの“新型コロナ感染再発”事態を我が事として捉え、“Go To キャンペーン”に対し冷静に行動することに期待したいものだ。

真夏の昼下がり、東京の青空にソクラテスが…

2020年07月12日 | 雑記
 (冒頭写真は、本日昼間 我が家のバルコニーから撮影した東京の青空に現れた昼寝中のソクラテス。)


 えっ?
 その発想、随分と無理があるって???

 それでも私の目には、一瞬にしてこの雲がソクラテスに見えたのよ。
 特にこの“団子っ鼻”は、均整の取れた目鼻立ちで著名な古代ギリシャ人にしてソクラテス以外考えられないでしょ。


        
         この写真はスマホから転載したが、特に右の写真のソクラテスが口を閉じれば冒頭写真の雲そっくりでしょ!??  髭も含めて…



 ここで、本エッセイ集 2011.07.24公開のバックナンバー 「ソクラテスは醜男だった」より一部を引用させていただこう。


 現在(2011年時点の話だが、現在も同様と推測する)のギリシャは経済財政危機に陥り、巨額の債務を抱え国家破綻に追い込まれている。 これを受けて全土で国民のデモ隊と警官隊が衝突し、死者を出す惨事を繰り返す国難の現状だ。
 我が一家が2007年にギリシャを訪れた頃にも、その前兆が少しあったような気がする。
 一部を除き人の表情が暗く、皆に笑顔がない。 そして、破格の物価高だった記憶がある。 たかがファーストフード店でハンバーガー類のものを購入した代金が日本円に換算して500円近かったことを記憶している。 アテネ市街地に大型犬の野良犬が出没して食べ物を漁っている姿も恐怖だった。

 一方、アテネオリンピック開催が決行された波及効果か、我々が訪れた2007年には例えばアテネの地下鉄など綺麗に整備されていて使い勝手がよかった。
 その地下鉄を利用して我々はアテネ市街を巡ったのだが、パルテノン神殿をはじめあちこちに古代ギリシャ時代の遺産の神殿や彫刻が多く、アテネの街並みとは古代と現代が融合した素晴らしい都だと感嘆させられたものだ。

 その地下鉄で訪れたパネピスティミウ駅の階段を上がって地上に出ると、古代ギリシャの哲学者プラトンが紀元前4世紀に創設した“アカデメイア”がそびえていた。
 アカデメイア入口付近には、右にソクラテス、左にプラトンの彫刻像が立派にそびえ立っていたのだが、我々の関心は我が娘の命名の主であるプラトンの方にあった。
 残念ながらソクラテスに関しては二の次扱いで、現地で撮影した写真もプラトンの横についでに小さく写っているのみである。


         
        
         見つかりました! その時の貴重な写真が。
 ギリシャ・アテナイ(現・アテネ)アカデメイアにて。 2007年夏、原左都子撮影。
 左がプラトン、右がソクラテス。 
 アカデメイアは当然ながら閉鎖されていたが、この2人の銅像を発見してどれ程感激したことか!
 この建物の右隣にアテネ大学本部、左にアテネ国立図書館が存立していた。

 その中央にアカデメイアが燦然と輝かしくその存在を誇っていた! (と言うよりも、元々この周辺すべてが紀元前387年プラトン創設頃からしばらくの世紀に至っては、アカデメイア学園だったことであろう。)



 真夏の梅雨の晴れ間に突然我が家のバルコニーから展望できる夏空に現れた“ソクラテス雲”が、我が脳裏に過去のギリシャ旅を思い起こさせてくれた事に感謝しつつ。
 本日の雑記カテゴリーエッセイの筆を置こう。

我が人生、映画のストーリーよりも奇なり!?!

2020年07月11日 | 自己実現
 (冒頭写真は、昨日観た「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」の朝日新聞内紹介記事を転載したもの。 左下は、映画館のチケット。)


 昨日東京都の“コロナ感染者数”が過去最高の243名に達した中、何を血迷ったか😷 、私は自宅から徒歩で行ける映画館にて上記映画を鑑賞してきた。

 私なりの安全性確認には事前に十分手を打った。
 館内の座席の空け方や、消毒の仕方、観客のマスク着用強制等々が適切に実施されている事を確認した上で、予約を入れて出かけた。

 一つ気がかりだったのは、入口で体温確認が成されていなかったことだ。 これを実施すると安全性が尚高まるかと予想するのだが、おそらく人員不足なのだろう。
 たださすがに観賞客は少なく、館内で“3密状態”となる混雑が一切無い状態だったのがラッキーだった。 昨日は会員デーだったこともあろうか館内でキャピキャピ騒ぐ若者達も皆無で、私程度の高齢者一人客がほとんどだった。 
 この環境下で、映画に集中できたように思う。 


 この映画館の会員に登録して2年目になるが、今年は“コロナ禍”のため2月末頃から6月末頃まで映画館は閉鎖状態だった。
 映画もたまには観たいと思っていた時、冒頭写真の新聞記事を発見した。

 「若草物語」と言えばこの私も子どもの頃、本で読んだ記憶がある。
 今回の主役は次女のジョーのようだが、現在に於いて如何に姉妹の物語が展開するのか楽しみに出かけた。

 
 そのテーマだが。 上記新聞記事にも書かれている通り、「女の最大の幸せは結婚か自立か?」だった。
 私に言わせて貰うならば、今現在制作した映画にして既に随分と陳腐化したテーマを取り上げたものだ、とのマイナス印象を抱かされた。 (上記新聞の書評によると、当該最新版「若草物語」を絶賛しているようだが…)

 主役のジョー(本名はジョセフィーヌのようだ。 それを略してジョー。 どおりで男の子ぽい名前だなあ、と子どもの頃に思ったものだが。)の演技は前評判通り、素晴らしかった! 


 ここで少し映画のストーリーをあくまでも私なりに紹介すると。

 長女のメグは貧乏男との結婚を焦り子どもを産み、一時メグが金持ち生活にあこがれたがばかりにその貧乏人ご亭主との間でいざこざが起こったものの、結局その亭主との巣に戻って幸せになる、というところだろうか?

 三女のベスは、生まれつき病弱だがピアノの名手でその演奏が生きがいだったが、はかなくも猩紅熱でこの世を去る…

 四女のエイミーは気性が荒いが絵を描く趣味があり、最終結果としては近所の金持ち息子のローリーに結婚を申し込まれ、幸せになる、と言ったところか。

 主人公の次女ジョーだが。
 上記金持ち息子のローリーから愛され続け結婚を強く望まれたにもかかわらず、ジョーは作家としての夢が捨てきれずそのプロポーズを断り続ける。
 自身の夢が叶わないと判断した時、身勝手にもジョーはローリーのプロポーズを受ける決断をするが、時既に遅し… ローリーは既に四女エイミーにプロポーズをしてエイミーがそれを受け入れていた。


 それを知ったジョーにローリーが発した言葉こそが、この映画のテーマだったのではなかろうか? と私・原左都子は思う…
 ローリー曰く、「ジョーとエイミーに対する“愛”の意味が全く異なる。 何故自分が最終的にエイミーを結婚相手に選んだのかと言うと。  もしジョーと結婚したならば“殺し合い”の日々だったように思う。 相手がエイミーならば、穏やかな日々が送れると思った。」

 何だか我が若気の至り時代に、周囲の男どもから類似の言葉を投げつけられ続けたように郷愁する… (まさか“殺し合いの日々”ではなかったけどね…)
 そうやって私から離れてくれた男どもに感謝しつつ、我が自己実現の道を突っ走った挙げ句。  私は将来の穏やかな生活を欲して、見合い晩婚にて亭主と出会ったと結論付けられよう。

 
 それにしても。
 この映画物語に何だか中途半端感を抱かされるのは。

 おそらく、主役が未だ若い段階で物語が終結しているせいだろう。

 既に高齢域に達している我が視線から評価するならば、何ら物語が完結していない段階で終演している点が大いに気がかりだ。
 (表題に掲げた通り、その後の長き人生こそに人生の神髄となる喜怒哀楽が訪れるものだ。)


 要するに、この映画は「若者向き」に制作されたのだろう。
 その観点からこの映画を考察し直すならば、現在の若者世代が観賞して大いに成果がもたらされる映画なのかもしれない。