OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

素敵な歌手に出会うのは幸せ

2024-12-01 19:34:26 | 歌謡曲

霧ヶ峰慕情 c/w 帰ってきた人  / 宮家ゆか (kit / 日本コロムビア)

掲載したのは以前、中古屋の店主から勧められるままに試聴し、その瞬間にシビレまくって即ゲットに至ったシングル盤でして、もちろん、その時まで、歌っている宮家ゆかと名乗る女性歌手は全く知りませんでした。

しかし、とにかく彼女は抜群の歌唱力と歌心が素晴らしく、まずは作詞:渡辺祐&作曲:安野健二、そして編曲:竹村次郎が提供のA面曲「霧ヶ峰慕情」は曲タイトルどおり、霧ヶ峰高原を舞台にしたご当地ソングであり、当然ながら(?)悲恋を強く滲ませた歌詞の世界に哀愁のマイナーメロディは必然とはいえ、強いビートを伴ったミディアムテンポの曲展開に附された和風のアレンジがニクイばかりですし、なによりも宮家ゆかの深い声質による上手すぎるコブシ回しは絶品 (^^♪

いゃ~、何度聴いても飽きませんねぇ~~♪

穿ち過ぎかもしれませんが、楽曲そのものの雰囲気が疑似ベンチャーズ歌謡と申しましょうか、だからこそ、妙に渚ゆう子を思い起こさせる歌いっぷりではありますが、ちゃ~んと宮家ゆかの個性は存分に発揮されていると思いますっ!

ですから、作詞:ちさと潤&作曲:安野健二とクレジットされたB面曲「帰ってきた人」が、これまたミディアムテンポの哀愁ポップス歌謡に企図され、だからこそ、高見弘はスティールギターを用いたアレンジを施したんでしょうが、そんなこんなを自分なりに解釈したとしか思えない宮家ゆかのボーカルは最高で、絶妙の憂いを滲ませる声質と節回しは、A面「霧ヶ峰慕情」よりもサイケおやじは好きでたまりません (^^♪

いゃ~~、ここまで素晴らしい歌謡曲シンガーと出会えた幸せに感謝するばかり <(_ _)>

ちなみにジャケットスリーブ裏に簡単に記載された彼女のプロフィールによれば、会社勤めの傍らダンスホールやナイトクラブで歌っていたところから、昭和45(1970)年末にテレビオーディション番組「全日本歌謡選手権」の予選に出た時、早くも某芸能マネージャーにスカウトされ、このシングル盤で作曲を担当した安野健二の門下生となり、デビューに至ったそうですが、これだけの歌唱力があれば、さもありなん!

残念ながら、大きなブレイクは果たせなったという印象ですが、他の音源も残されているという情報を得ておりますので、鋭意探索中であります。

ということで、本日も高齢者バンドの練習は意気軒高というか、ひとつ間違えれば、年寄りの冷や水???

でも、それでもやっている我々が楽しければ、毀誉は他人の主張ですから、そんなのカンケ~ねぇ!

師走も、それで乗り切れれば、イイんじゃ~ないでしょうかねぇ~~♪

いゃ~、お気楽、ご容赦であります。

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ホンワカしたベンチャーズ歌謡も良し!

2024-11-28 17:15:25 | 歌謡曲

霧のめぐり逢い / 桐山和子 (Liberty / 東芝)

ここ数日、心が晴れないので、そんな時は好きなものに逃避!?

―― ということで、やっぱり「ベンチャーズ歌謡」が好きなサイケおやじとしては、ここに桐山和子が昭和46(1971)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「霧のめぐり逢い」に針を落とすという、その自発的行動を決して「逃避」とは思いたくないんですが、やっぱり聴いているうちに心が癒されるのを感じるばかり (^^♪

で、その「霧のめぐり逢い」は既に述べたとおり、1971年にベンチャーズが日本先行で制作発売したLP「Pops in Japan '71」に収録されている「Misty Night」のメロディに津坂浩が日本語の歌詞を附した「ベンチャーズ歌謡」ではありますが、件の作曲クレジットを確認すれば、Bogle - Durrill - Mcgee - Taylor - Wilson とされていますから、つまりは当時のベンチャーズのメンバーたるジェリー・マギー(g)、ドン・ウィルソン(g)、ジョン・ダリル(key)、ボブ・ボーグル(b)、メル・テイラー(ds) が共作したとはいえ、それは決して既存のベンチャーズサウンドを踏襲しておらず、ソフトロック ~ カントリーロックの印象も滲み出た人懐っこい歌謡メロディですからねぇ~~、ここでは小谷充がバブルガムポップスがド真ん中のアレンジを施し、だからこそ桐山和子のソフトにしてホンワカムードのボーカルも冴えまくり♪♪~♪

いゃ~~ぁ、それにしても彼女のボーカルは芯が強くて、魅力ありますよねぇ~~♪

そこはかとない哀愁を滲み出させる歌心も最高じゃ~あぁ~りませんかっ!

ということで、残念ながらヒットしたとは言い難い結果だったとはいえ、これも「ベンチャーズ歌謡」の魅力の幅広さを証明したトラックだと思っておりますし、本当に素敵なメロディを紡いでくれたバンドとしてのベンチャーズは、やっぱり不滅!

殊更、1970年代前半のベンチャーズは我が国における歌謡界への貢献度が高かったもんですから、軽く扱われる現実も確かにありますが、サイケおやじは、そんなこんなもベンチャーズの全盛期だったと強く認識するばかりでございます <(_ _)>

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こっちが本家・エレキ歌謡のゆうべの秘密

2024-11-26 16:49:29 | 歌謡曲

ゆうべの秘密 / 八汐亜矢子 (テイチク)

「昭和歌謡曲」の奥の細道に咲いている薔薇一凛というか、八汐亜矢子は昭和41(1966)年頃から相当に長い間、地道に活動を続けていた美人歌手として、知る人ぞ知るとはいえ、だからこそ、根強いファンが多いと云われていますが、かく言うサイケおやじにしても、中古屋でチマチマと彼女のレコードを集めている事を告白せねばなりません (^^)

で、彼女が歌ったレコードの楽曲はラテン調のムード歌謡 ~ 歌謡フォーク、正統派歌謡曲~演歌等々、多岐に及んでおりますが、その中から本日ご紹介するのは、昭和42(1967)年に制作発売された掲載のシングル盤A面曲「ゆうべの秘密」でして、これはもちろん、小川知子の歌手デビュー曲にして、昭和43(1968)年の大ヒット「ゆうべの秘密」とは全くの同名異曲!

こちらの本家本元(?)、八汐亜矢子の「ゆうべの秘密」は作詞:大高 ひさを&作曲 : 村沢 良介、そして編曲 : 山倉 たかしが提供したミディアムテンポのGS歌謡であり、イントロから哀愁滲むエレキギターと泣き節のストリングス、そしてドカドカのドラムスというお膳立てが実にキャッチーですし、安定した彼女の歌唱力が逆説的にロックっぽさを幾分弱めているとはいえ、それもGS歌謡ならではの魅力のひとつですから、何度聴いても飽きませんよねぇ~~♪

まあ……、そのあたりが八汐亜矢子をイマイチ、メジャーに押し上げられなかった要因だったとしても、ここでのプロデュースは決して間違っているとは思いませんし、こ~ゆ~影の薄い(?)GS歌謡こそがマニア心を擽るんじゃ~ないでしょうか (^^)

サイケおやじは好きです、そのあたりも含めて (^^♪

ということで、冒頭に述べたとおり、八汐亜矢子は様々なジャンルの歌謡曲を真っ向から歌い続け、もっともっと評価されるべきレコーディングを何曲も残しております。

それは今後、追々にご紹介させていただきますが、興味を懐かれた皆様には、まずは本日ご紹介の「ゆうべの秘密」あたりから聴いてみてくださいませ (^^)

決して派手さはございませんが、GS歌謡、万歳!

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恋のとびらで回復基調

2024-11-22 17:07:04 | 歌謡曲

恋のとびら / 折原真紀 (東芝)

折原真紀は昭和40年代末頃から2~3年位しか表舞台での活動は無かったと思われるアイドルだったんですが、そのメインはグラビアも含むモデルや女優として、それなりに強い印象を残してくれました。

ですから、当然ながら、歌手としてレコードを出しているのは当時の芸能界では必然であり、本日掲載したのは昭和49(1974)年に発売された、おそらくは最初の1枚かもしれません。

そして作詞:なかにし礼&作曲:都倉俊一が提供したA面曲「恋のとびら」が正に当時の流行最前線だったニューソウル&フィリーサウンドを取り入れた音作りによるポップス歌謡に仕上がられており、そのあたりを十分に勘案した高田弘のアレンジにしても、なかなか味付けの濃いリズム&ビートを用いたニクイ狙いがジャストミート♪♪~♪

もちろん、折原真紀のボーカルは決して上手いとは言い難いとはいえ、だからこそ刹那の乙女心と申しましょうか、純情すれちがいみたいな歌詞の世界が上手く表現されていると思いますし、ミディアムテンポのニューソウル歌謡のアイドル的展開として、再評価を強く望みたい裏傑作じゃ~ありませんかねぇ~~、これは (^^♪

ということで、この1枚、長年探索を続けておりましたところ、本日ひょんな事から掌中に収まりましたので、速攻でのご紹介と相成りました <(_ _)>

うむ、最近は体調もイマイチどころか……、悪いベクトルを描いておりますが、こ~ゆ~僥倖こそが病退散・治癒への特効薬と再認識させられた次第です (^^)

そして、まだまだ、この世に未練は捨てきれないと思うばかりりでございます(^^;

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ひとみのアイドル自虐歌

2024-11-20 16:58:52 | 歌謡曲

ひとりぼっちのサーカス / 石川ひとみ (NAV / キャニオン)

ルックスもOK、歌唱力もありながら、何故か売れなかった時代の石川ひとみが、それでも昭和54(1979)年4月に出した本日掲載のシングル盤A面曲「ひとりぼっちのサーカス」は、だからこそ……、もしかしたら脱アイドルを狙っていたのか?

―― そんな推察というか、妄想さえも許されそうな大人の世界の都会派歌謡曲じゃ~なかろうか!?

だって、ヤマハ系シンガーソングライターの谷山浩子から提供された「ひとりぼっちのサーカス」は、別な女の待つところへ去っていく男の「何気ない」別れの言葉の意味を知り尽くしている主人公が、ひとり残されて人形相手にサーカスごっこ……???

―― そ~した……、全く自虐でネクラな歌詞の世界に極みのマイナーメロディが附された楽曲なんて……、時代的には、ちょい前に流行っていた歌謡フォークの残滓であり、折しもアイドル業界が、例えば後に大きなブームを形成する所謂「1980年代アイドル」の新スタア登場前夜であったとしても、それならば、何ゆえに今日再発見・再評価されているシティポップ≒ニューミュージックに直進しなかったのか、その微妙な回り道感に妙な惹きつけられ方をしてしまうのも、現時点におけるサイケおやじの天邪鬼でありましょう (^^;

そのあたりは大村雅朗の明瞭なアレンジによって、アイドル歌謡ギリギリの体裁が保たれているからかもしれませんが、実は作者の谷山浩子が後にセルフカバーしたバージョンを比較鑑賞してみれば、ちょっぴり歌詞が変えられているとはいえ、尚更に暗~い雰囲気に満たされた仕上がりになっていたんですから、これはこれで石川ひとみの豊かな歌唱力を活かさんかと企画された裏成功作かもしれません (^^;

サイケおやじは、好きだったりするんですよ、実は (^^;

ということで、晩秋というよりも、急に寒さを感じさせられる今日の様な天気塩梅なればこそ、アイドルのネクラソングを聴きたくなってしいます。

それも師走への道程だとしたら、好きな歌でも聴きながら、温まりたいものです (^^)

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このA面も強烈!

2024-11-19 18:53:04 | 歌謡曲

■ネオン街ブルース c/w アンチクショウのブルース / 真木七奈 (日本コロムビア)

掲載したのは昭和45(1970)年に発売されながら、当時は全く売れていなかったシングル盤ではありますが、今日では殊更B面曲「アンチクショウのブルース」が歌謡曲関連のガイド本、あるいはネットの愛好者サイト等々で真木七奈の名唱として紹介されておりますから、サイケおやじとしても、それなりに苦労してゲットした1枚です。

なにしろ件の「アンチクショウのブルース」は作詞:吉岡 治&作曲: 鈴木征一、そして編曲:田辺信一から提供されたのミディアムテンポの正統派(?)ブルース演歌であり、しかも真木七奈の歌いっぷりが、そ~したジャンルの王道とも云える青江三奈というよりも、森進一からの影響が明らかという、エグ味満点の唸りハスキー歌唱なんですから、たまりません♪♪~♪

また、バックのカラオケパートも意想外のオシャレ感覚が滲み出た雰囲気で、アーバンブルースなギターや疑似ソフトロックなピアノ等々、それらが下種なフィーリングを撒き散らす真木七奈のボーカルにはアンバランスな面白さを作り出しているんですから、う~ん、やっぱり……、これはこれで名曲名唱とされるのも納得するしかございません (^^)

それでも実際、針を落として尚更にショックを受けたのが作詞:吉岡 治&作曲:市川昭介、そして編曲:小谷充とクレジットされたA面曲「ネオン街ブルース」でして、こちらは全くの直球勝負というミディアムテンポの盛り場歌謡であり、やっぱりグリグリにエグイ声質と蓮っ葉な節回しで捨て鉢な歌謡世界が演じられていたんですねぇ~~!

う~ん、この……、味の濃さ!?

それゆえにクセが強過ぎて、強過ぎるインパクトゆえにヒット性には聊か欠けるとはいえ……、だからこそ、クセになりそうですよ (^^;

ということで、加えて驚かされたのが、この1枚を入手した中古屋の店主からの受け売りではありますが、ど~やら真木七奈は宝塚出身らしく、だからこその歌唱力の安定があればこそ、こ~したエグイ歌いっぷりも披露出来るんでしょうかねぇ~~~!?

その真相は知る由もありませんが、とにかくも真木七奈は昭和歌謡界における王道個性派(?)として、楽しみたい歌手であります。

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彼女には…、びんかんにさせられる

2024-11-15 16:26:55 | 歌謡曲

びんかん…してます / 武田久美子 (REPRISE / ワーナーパイオニア)

昔っから、セクシーさをウリにする女性芸能人は夥しく登場している現実は言わずもがな、しかし、大体において彼女達は、それなりに熟しているというか、若くても二十歳前位での登場が普通だった昭和40年代から一転、昭和50年代に入るや、女の子アイドルの低年齢化に伴い、所謂セクシーアイドルと称される彼女達も低年齢化!?!

その代表格として、本日の主役たる武田久美子は現在でも話題が尽きないという、例の「貝殻水着」を筆頭にキワドイ衣装のグラビアやイメージビデオ等々で忘れられない印象を残しておりますが、それ以前の15歳前後、つまりはアイドルシンガー&タレントとして活動していた時期から、年齢以上のイメージが焼き付けられる厚化粧や立ち振る舞いは、これ如何にっ!?

ですから、歌手として残した当時のレコードを再生してみても、そんなこんなの映像・画像が蘇ってしまうのは避けられないところでしょうか (^^;

さて、そこで取り出した掲載シングル盤A面曲「びんかん…してます」は作詞:松本一起&作曲:小田裕一郎、そして編曲:奥慶一から提供されたアップテンポのシティポップ的なアイドルソングであり、発売された昭和58(1983)年8月の時点においても、なかなか流行最先端のサウンドに彩られた秀作のはずがっ……、結果としては武田久美子の如何にも「らしい」歌唱力によって、摩訶不思議な仕上がりにっ!?

いゃ~~、とにかく演奏パートが16ビートのマイナースケールメロディで構成されていますから、武田久美子の「ぶりっ子崩れ」みたいな声質と節回しがソウルフルな女性コーラスと微妙なズレを生じさせ、それがミョウチキリンな化学変化を提示してしまったというか……、極言すれば打ち込み主体のカラオケに生身の武田久美子が弄ばれている雰囲気が実は、その逆もまた真なりっ!?

う~ん、ここまで気持ち良さげに歌っている武田久美子には、とても当時……、15歳とは思えない「したたかさ」を感じるんですが、それも後年のフェロモンアイドルとしての大ブレイクを知っているからなればこその感慨かもしれません (^^;

ということで、失礼ながら、アイドルシンガーとしては大成出来なかった武田久美子ではありますが、後年の嬉し過ぎる「お騒がせ(?)」を体験させられた今となっては、そ~ゆ~時代に純正アイドルを演じようと頑張っていた彼女が愛おしくもあります (^^;

ですから、ジャケ写ポートレートのちょっぴり濃すぎるメイクにしても、憎めないものを感じてしまうのでした (^^;

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石川さゆりの素直な歌謡世界

2024-11-10 17:13:20 | 歌謡曲

波止場しぐれ / 石川さゆり (日本コロムビア)

本日の拙サイトでは珍しい、純正ド演歌のご紹介です。

それが昭和60(1985)年に石川さゆりが出した大ヒット「波止場しぐれ」でして、これは作詞:吉岡治&作曲:岡千秋、そして編曲:斉藤恒夫が作り上げた、正にヒットするべくして売れまくったご当地ソングであり、殊更歌詞の世界の情感溢れる歌謡世界が絶品ならば、そこへ附された哀切のメロディにしても、岡千秋の天才性が遺憾なく発揮されたと思うばかり (^^)

そして、もちろん、石川さゆりの歌唱も完璧ですよねぇ~~♪

確か、この年の歌謡曲関連の様々な賞を獲得したのも、それがあっての成果だと思えば、この頃の彼女の素直さが愛おしくもあります。

だって……、最近の石川さゆりの勿体ぶった態度には、聊かの嫌味をサイケおやじは感じていますからねぇ…… (^^;

閑話休題。

で、実は……、この「波止場しぐれ」、入れてもらっている高齢者バンドが先日の老人施設慰問において披露してみれば、なかなかウケが良かったんですよ (^^♪

そ~なると、やっぱり嬉しいのが本音であります。

ということで、こ~ゆ~正統派歌謡曲は不滅という思いを強くすれば、カラオケ人気にも納得してしまいます。

まあ……、自分達の歌と演奏なんて、所詮は自己満足の世界ではありますが、それでも聞いていただける皆様にウケた時の喜びは隠しようもございません (^^)

ひとつの事を共に喜べるというのは、幸せな瞬間なんですねぇ~~♪

今更ながらの実感に感謝です <(_ _)>

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その後の攻め ~ 幻の名曲・名唱は、そんな時に生まれるか

2024-11-09 16:06:49 | 歌謡曲

惑いの午後 / ジュディ・オング (CBSソニー)

昭和の歌謡界はリリース契約が厳しかったというか、とにかく年間3枚ほどのシングル盤を発売せねばならなかったのは、今となっては夢物語の幸せだったとは思いますが、その功罪だって否定出来るものではありません。

平たく云えば、爆発的なヒット曲を出してしまった後の新作レコーディングには、なかなか大きなプレッシャーが確かに存在していたはずですし、件の大ヒットに負けない優れた楽曲を作り出したとしても、それが……、すんなりと受け入れられるとは限らないところに難しさがある事は言わずもがなでありましょう。

例えば本日ご紹介するジュディ・オングの「惑いの午後」は作詞:阿木燿子&作曲:筒美京平、そして編曲:萩田光雄が入念に作り上げた、これがアップテンポのエスニック風ディスコ歌謡の秀作だとサイケおやじは思っているのですが、発売されたのが昭和54(1979)年8月ということは、つまりは彼女が畢生のメガヒット「魅せられて」をロングセラーにしている真っ最中でしたから、この「惑いの午後」を新曲扱いでテレビ等々で披露しても、幾分インパクトが弱かったのは、我々リスナーの思い込みの強さ故の事と云えば、事情は簡単なんですが…… (^^;

現実的にセールスが「魅せられて」には及ばなかったもんですから、今日ではジュディ・オング自身がテレビ等々で歌ってくれる事も稀になっている、幻の名曲・名唱と思うばかり…… (^^;

う~ん、そりゃ~、確かに曲構成に複雑さがあって、なかなかトーシロにはカラオケ等々で歌うのは難しいとは思いますが、普通に聴いている場合には、流れる様な曲展開と要所で小技が効いているアレンジの妙が嫌味になっていないと思いますので、ジュディ・オングならではの安定したノリの歌唱が素直に楽しめるんですよねぇ~♪

当時のテレビ等々で接した実演においても、華麗なファッションにリンクした佇まいと的確なアクションが持ち前の個性にジャストミートしていた記憶が鮮烈に残っておりますので、そのあたりの映像で接してみれば、ジュディ・オングの「惑いの午後」の再評価も確実となるのでしょうか (^^)

ちなみに前述した「エスニック風ディスコ歌謡」の路線は次作「麗華の夢」へと引き継がれ、もちろん制作スタッフも、この「惑いの午後」と同じヒットメーカートリオですから、ぜひっ!

ということで、気がついたら……、昨日投稿していた記事が消失していたのは、これ如何に!?!

やっぱり……、私用PCとスマホの連携が不調の所為かなぁ……。

一応、復旧させていただきましたが、ど~か、本日は無事に掲載されますように <(_ _)>

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イノセントなひとりごと ~ 戯言ご容赦

2024-11-07 18:29:25 | 歌謡曲

ひとりごと / 岡田奈々 (NAV / キャニオン)

例え何であろうとも、女の子アイドルにはイノセントな風情が求められていたのが「昭和」という時代の素晴らしさだと思えば、殊更清純派として歌手デビューする場合の楽曲には、それ相応の品格があって然るべきかと思います。

で、その意味でサイケおやじが特に好きなのが、昭和50(1975)年5月に発売された岡田奈々の歌手デビュー曲「ひとりごと」でして、とにかく純情にして可憐な歌詞の世界とクラシックからの幾つかのメロディを巧みにアダプトした曲展開のニクイばかりの仕上がりは、作詞:松本隆&作編曲:都倉俊一が作り出した傑作でありましょう (^^)

しかも、それが岡田奈々というキャラにはジャストミートの決定版であり、ミディアムテンポの穏やかな曲想に決して上手いとは言い難い岡田奈々の歌唱力が活かされているというか、逆に言えば、これを他の歌が上手いアイドルシンガーが演じたとしたら、凡作に……?

―― と、まあ……、そこまで思い込まされる魅力が、この岡田奈々が歌う「ひとりごと」にはあると思うんですが、いかがなものでしょう。

ちょっぴり作り込まされた感もあるジャケ写ポートレートも、これが当時のアイドルには欠かせないイメージであり、そ~した「ワザととらしさ」も、これまたアイドルの条件だったんですよねぇ~~、当時は (^^;

今となっては全てが懐かしいという、そんなこんなもサイケおやじの戯言として、本日はご容赦お願いいたします <(_ _)>

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