OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

アナログ7インチ盤で楽しむ笠井紀美子

2019-08-31 20:38:00 | Soul
アズ(永遠の誓い)c/w I thought It Was You / 笠井紀美子(CBSソニー)

和製というか、日本人が歌うアッパー気分なファンキーソウルとしては、笠井紀美子が昭和54(1979)年に出した本日掲載のシングル盤も忘れられません。
 
もちろん、これは皆様がご存知とおり、彼女が同時期にハービー・ハンコック(key) 以下、凄腕のミュージシャンと共演製作した人気アルバム「バタフライ(同)」からのシングルカットですし、殊更A面に収録されたのはスティーヴィ・ワンダーが十八番のヒット曲をカバーしたものですから、ウケるのが当然とはいえ、それだって笠井紀美子の実力があればこそっ!

お馴染みのメロディとソウルフルなリズム&ビートにグイノリで歌いまくる彼女の黒いフィーリング、またバックを固めるポール・ジャクソン(b)、アル・ムザーン(ds)、ビル・サマーズ(per) が繰り出す柔軟なグルーヴの凄さ、さらにはボーカルに執拗に絡みつくハービー・ハンコックのエレピが気持ち良いんですねぇ~~♪

ただし、これは皆様ご推察のとおり、このシングル盤に収録されているは前述のLPに収録のトラックから中間部のエレピ&シンセのアドリブパートやボーカルの一部をカットして編集した所謂シングルバージョンですから、件のフルバージョンを聴いてしまえば、聊か物足りないのは確かです。

ところが、このシングルバージョンには、きっちり存在意義がありまして、それはアナログ盤7インチ、つまり45回転の強みである音圧の高さゆえに迫力があるんですよ♪♪~♪

逆に言えば、せっかくの傑作に仕上がったアルバムが、正直に言わせていただければ、サイケおやじには音質的な物足りなさを覚えるところがあったので……。

それゆえに、中古屋でこのシングル盤に邂逅した時の嬉しい予感は大当たりだったんですから、ありがたやぁ~ですよ♪♪~♪

それはB面収録の「I thought It Was You」も同様に短縮編集バージョンではありますが、この気持ちの良い名曲は前年にハービー・ハンコックが出した秀作アルバム「サンライト」のド頭に据えられていたんですから、そのキャッチーさは保証付き! 
 
そして笠井紀美子も実にフィ~ル・ソ~・グ~~♪

それがアナログの7インチで楽しめるとあれば、気になる皆様には、ぜひともお楽しみ下さいませ。

ということで、CD時代の今となっては笠井紀美子のヒットバルバム「バタフライ」もリマスターされての再発盤が出ているはずなので、しっかりと熱いサウンドが聴かれると思います。なんのかんのと不満を抱きつつも、アナログ盤LPはたっぷりと聴いていたサイケおやじにしても、CDが欲しくなっているのでした。
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この期に及んで見苦しいっ!

2019-08-30 20:13:52 | Weblog

と、我ながら恥も外聞もない悪企みが空振りして嘆き節です……。

あゝ無情……。

失礼致しました。

 

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自然はなんて残酷なんだろう

2019-08-29 19:34:40 | Weblog

またまた九州で大雨による災害が発生し、行き場のない憤りさえ覚えます。

毎年、こんな自然の猛威が繰り返されるのは、どうにも納得出来ませんねぇ……。

人間の力なんて、本当にちっぽけだと思えば、尚更に……。

被災された皆様には、衷心よりお見舞い申し上げます。

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アッパー気分な恋は流星

2019-08-28 16:54:21 | Singer Song Writer
■恋は流星 part Ⅰ c/w 同 part Ⅱ / 吉田美奈子 (RCA / RVC)

掲載したのは吉田美奈子が昭和52(1977)年春に出したシングル盤なんですが、実は同時に新作LP「TWILIGHT ZONE」も発売されていながら、当時のサイケおやじは金欠病で、彼女の熱烈なファンだったにもかかわらず、そのアルバムが買えず……。

という苦渋の選択という次第でこれを入手したわけですが、それでもジャケットスリーブの裏に、アルバムとは別バージョン云々という注意書き(?)があったので、無理に自分を納得させていましたですね、恥ずかしながら。

しかし帰宅して針を落とした瞬間、おぉ~~~っ! なんてカッコイイ~~フュージョンディスコ歌謡なんだっ!

もちろん当時は既にニューミュージックという概念が、その業界用語よりも先にリスナーには自覚されていた頃でしたから、洋楽っぽさが濃くも薄くも入っていなければ、所謂売センではなかったわけで、その意味では立派に商業主義を標榜出来る仕上がりという見方も、今日では当たり前かもしれません。

しかしリアルタイムでは、相当に前のめりというか、A面に収録の「part Ⅰ」こそ気持ちの良いリズム&ビートにソウルっぽさ満点のボーカルが乗っかったキャッチーな仕上がりも、これがB面の「同 part Ⅱ」になると基本は同じ演奏の延長にある中で、ほとんどインスト主体のホーンのアドリブ合戦や柔軟なリズム隊の遊び(?)が楽しめる、まさに同時期に流行っていたクロスオーバー&フュージョンがそのまんまなんですねぇ~~~!?!

で、クレジットを確認してみると作詞作曲は当然ながら吉田美奈子、しかし編曲は山下達郎という、今となっては自然の成り行きの如く、すんなり受け入れられるのかもしれませんが、個人的には誰か、もっと演奏やアレンジでスタジオワークに携わっている専門家の仕業かと思っていましたですねぇ~~。

このあたりは後に知った事ではありますが、基本的にこのレコーディングセッションはスタジオでの一発録りで、それゆえに用意されていたアレンジ譜から自然発生していくグルーヴが大切にされるプロデュースが狙いだったのでしょうか。

その場に集められたミュージシャンの凄腕も必然的なポイントかと思います。

そして、それこそが、この「恋は流星」も収録されている前述のLP「TWILIGHT ZONE」が吉田美奈子の代表的な傑作盤と今も称賛される要因かもしれません。

ですから、矢も楯もたまらず、ど~にか金策してゲットした件の「TWILIGHT ZONE」が、忽ちサイケおやじの愛聴盤になったのは言わずもがな、問題(?)の「恋は流星」のアルバムバージョンを聴いてみると、う~ん、やっぱり分割されたシングルバージョンよりも自然に楽しめるなぁ~~~♪

と感じたのも束の間、やっぱりシングルバージョンはスリーブ裏に掲載されていたとおり、単なるシングルカットじゃ~ありませんっ!

イントロには宇宙的なSEが被せられているし、ボーカルのミックスが多少強くなっている気がします。そして何よりもリズムアレンジが決定的に異なり、特に「part Ⅱ」ではアドリブパートが完全主役という仕上がりで、演奏時間そのものもAB面合わせるとアルバムバージョンよりも長くなっているんですから、今となってはマニア泣かせでありましょう。

ただし現在ではCD化もされていますし、両バージョン共に聴き比べが可能であれば、それこそリスナーの好みの問題かもしれません。

ということで、実は冒頭に述べたとおり、このシングル盤を思い出す時、サイケおやじはやっぱりその頃の自分の生活あれこれが……。

あぁ……、勉強に身も入りず、お気楽な学生生活の中にあって、ロマンポルノをメインに洋ピン物や独立系成人映画に夢中になって闇に蠢き、またそこから進んで所謂フルーフィルムの探求&研究に足を踏み入れ、無責任なバンド活動やバイクのガソリン代を稼ぐためのバイトに勤しんでいたという日々こそが、実はサイケおやじにとっては人生最良の時期だったと思うばかりです。

そして今でも「恋は流星」を聴く時、だからこそなんでしょう、気分が高揚するのでした。
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生かされているのがこの世の真理

2019-08-27 20:52:13 | Weblog

気になっていた健康診断の結果は良好でした♪

うむ、まだまだ寿命があるってことに感謝です。

憎さがられて百までも!?

コメント (1)
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特に今は必要ないけれど

2019-08-26 19:23:30 | Weblog

う~~ん……。

2時間ほど前まで読んでいた書類ファイルが見当たらないのは、これ如何に!?

用事で中座した時、どこへ置いたのか、ど~しても思い出せないのは、ボケの始まりかなぁ~~?

情けない……。

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シマロンの薔薇に想う

2019-08-25 17:29:02 | Rock
シマロンの薔薇 / PoCo (ABC / 日本コロムビア)

今日は妙にウエストコーストロックが恋しいということで取り出したのが、掲載のシングル盤でして、殊更A面に収録の「シマロンの薔薇 / Rose Of Cimarron」は、これが世に出た1976年から以降、世界中のラジオではカントリーロックと云えば、これっ! てなもんの定番曲となり、我が国でも当時はFENで流れまくっていた、本当に気持ちの良い傑作でありました。

そしてもちろん、今でも針を落とした瞬間から、そ~ゆ~気分は不滅であることを実感するばかりです。

あぁ~~、この軽快なリズムに哀愁が溶け込んだメロディラインの素敵なフィーリング♪♪~♪

演じているポコは説明不要かと思いますが、バンドのルーツはバッファロー・スプリングフィールドに由来しており、そこが解散状態となった1968年にメンバーだったリッチー・フューレイ(vo,g) とジム・メッシーナ(vo,g,b) が中心となって立ち上げた業界注目の新プロジェクトで、ラスティ・ヤング(steel g,vo,etc)、ランディ・マイズナー(b,vo)、ジョージ・グランサム(ds,vo) という実力派が参集していながら、その最初のレコーディング作業時からトラブルが発生し、なんとっ! 今でも傑作と称えられているデビューアルバム発売時の1969年には既にランディ・マイズナーが脱退し、替わってティモシー・シュミット(b,vo) が参加するというゴタゴタがあったのに続き、 意欲的なライブ巡業を積み重ねて人気を確立させた1970年になると、今度はジム・メッシーナがリッチー・フューレイとの対立から身を引くという「お家騒動」が勃発!

本来であれば、ここでバンドは解散というのが筋道なんでしょうが、現実的にはマネージメント契約や上り調子の人気等々から、これまた新メンバーとしてポール・コットン(g,vo) を迎え入れて急場を乗り切ったものの、このあたりの1972年頃から活動が空回り気味に……。

この背景には前述ランディ・マイズナーが脱退後に参加したイーグルスの大ブレイク、さらにはジム・メッシーナがケニー・ロギンス(vo,g) のプロデュースを担当した流れの中で結成されたロギンス&メッシーナが業界から高い評価を与えられ、そのシワ寄せがポコに!? という推察は易いところでしょう。

実際、イーグルスもロギンス&メッシーナもシングルヒットを飛ばし、アルバムも売れ、ライブでの集客も良かった事に比べ、ポコは心機一転の意欲作としてリリースした2枚のアルバム「フロム・ジ・インサイド / From The Inside (Epic)」「グッド・フィーリング / A Good Feelin' To Know (同)」が何れも思惑ほど売れなかったようで、ついにはバンド創業者のリッチー・フューレイが1973年に辞めると言い出したから、もはやこれまで……。

となるはずが、残されたラスティ・ヤング(steel g,vo)、ティモシー・シュミット(b,vo)、ジョージ・グランサム(ds,vo)、ポール・コットン(g,vo) の4人はポコを存続させる道を選択し、このあたりは契約の問題もあったのかもしれませんが、とにかくレコーディングやライブの現場では適宜助っ人メンバーを起用しつつ、しぶとく活動したことから、それなりに人気も安定したようで、1975年にはレコード会社を移籍してABCと契約するや、いよいよカントリーロックに留まらず、当時流行が萌していた都会派ソウル味を取り入れた所謂AOR路線にシフトしつつ、ウエストコーストロック伝来の爽やかなコーラスやサウンド作りも忘れていないという姿勢は、新たなファン層を惹きつけたように思います。

そして翌年発表したアルバム「シマロンの薔薇 / Rose Of Cimarron (ABC)」こそは、これぞっ! ポコの魅力が全開した傑作で、それはデビュー以来の正統派カントリーロック、ポール・コットンが参加してからの力強さを感じさせるアメリカンロックの味わい、さらには洋楽最前線のAORっぽさが巧みなバランスで配置融合されていたのですから、LPド頭に収録された表題曲がシングルカットされるやヒットするのもムベなるかな!

イントロからのアコースティックな演奏パートは言わずもがな、全篇から伝わってくるおおらかな雰囲気の素晴らしさには何度でも、そして何時までも浸っていたくなるんですねぇ~~♪

ちなみにアメリカ盤のシングルは編集された短縮バージョンですが、掲載の日本盤は5分超のロングバージョンで、アルバムに収録された6分半以上のフルバージョンに近くなっている事は要注意かもしれませんが、個人的にはアルバムバージョンが最高とは思いつつ、この日本独自編集のシングルバージョンにも愛着があります。

また、この機会に書いておきたいのは途中参加メンバーのポール・コットンについてで、既に述べたとおり、ジム・メッシーナの後釜としては所謂カントリーロック風味も薄く、失礼ながら洒落たセンスにも聊か欠けたところも感じられますが、実はサイケおやじはポール・コットンのそんなこんなのイモっぽいギターワークが好きでして、そこで当時、あれやこれやと調べてみたら吃驚仰天!?!

そのプロとしてのキャリアには、シカゴの育ての親であるウィリアム・ガルシオがプロデュースしたアルバムを2枚ほど出しているイリノイス・スピード・プレスと名乗るバンド活動があり、どうにかこうにかその1969~1970年にレコーディングされたLP諸作を聴いてみると、フォークロックやブルースロック、あるいはビートルズ風味やバーズっぽいカントリーロック等々、それらは垢抜けないながらも不思議な人懐っこさで演じられいるという、妙に憎めない仕上がりなんですよ。

このあたりは完全に十人十色の好き嫌いとは思いますが、すでに皆様がご推察のとおり、イリノイス・スピード・プレスは、前述ウィリアム・ガルシオによってシカゴと一緒にハリウッドに連れてこられたという経緯があれば、当時はシカゴの弟分的な扱いだったのかもしれません。

そしてポール・コットンがポコに加入したのも、シカゴのピーター・セテラの紹介だったという逸話も残されているようです。

閑話休題。

ということで、季節はようやく秋の気配ともなれば、この「シマロンの薔薇 / Rose Of Cimarron」のような爽やかな哀愁カントリーロックが心に染み入るのも当然が必然でしょうか。

それはまたまたサイケおやじの強い思い込みによるものと、皆様にはご容赦お願い致しとうございます。
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ヤル気は失せず

2019-08-24 20:44:59 | Weblog

あぁ~~ぁっ……。

いきなりトンデモナイ話を持ち込まれて、今日は気持ちが大いに乱れました。

というか、予定が狂わされて、面白くねぇ~~わけよ、実際。

明日は明日の風がと思うのみ!

頑張りますっ!

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前ノリ気分

2019-08-23 20:06:16 | Weblog

仕事はゴッタ煮ですが、久々にギターを弾く気になっています。

明日は弦、買いに行くぞぉ~~っ♪♪~♪

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今日は藤圭子の祥月命日

2019-08-22 19:32:26 | 歌謡曲
■天国 / 藤圭子 (日本クラウン = CD)

ということで、本日は藤圭子平成8(1996)年に出したシングル曲「天国」を朝イチに聴き、あらためて偉大な天才歌手に哀悼の意を表した次第です。

皆様ご存知のとおり、波乱に満ちた人生を自ら断ってしまった悲劇は、奇しくも8月21日に発売されたこの「天国」という名曲名唱と著しくリンクしてしまって……、と思うのはサイケおやじだけでしょうか。

とにかく作詞:荒木とよひさ&作曲:三木たかしが提供した歌謡フォーク調の哀切の歌は、まさに藤圭子でなければ表現しえない刹那の境地とでも申しましょうか、これは決して彼女の突然の訃報とは別次元の高みであり、それを存分に生かすべく組み立てられた若草恵のアレンジも素晴らしいです。

あぁ……、これこそ藤圭子の白鳥の歌と思うばかり!

ぜひとも藤圭子の「天国」を聴いていただきとうございます。

ところが現在、この名曲名唱が完全に廃盤らしく、ちょいとネットで調べてみたら、掲載のシングルCDに愕然とさせられるほどの高値を付けられている始末は、これ如何に!?

これじゃ~、広く皆様に聴いていただくことも不可能かと思うわけですが、しかし、しかしですよ、幸いにもネットでアップされているのは、例えそれが幾分の違法行為であるにしても、救いであることに変わりはないんじゃ~なかろうか……。

どうか皆様にも、そこんとこをご承知していただければと思います。

というよりも、彼女が後期に残した音源の復刻状況が全く芳しくないのは悲しいばかりで、何卒レコード会社各位、そして関係者の皆様には特段のご配慮をお願いしとうございます。

う~ん、風説では彼女の亡骸は荼毘に付された後、海に散骨されたとか……、とすれば彼女は白い貝になったのだろうか……。

合掌。
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