OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

週末にて

2015-10-31 16:41:11 | 歌謡曲

WEEKEND LOVE / TAN TAN (ワーナーパイオニア)

アッという間に今週もウィークエンドですからねぇ~、全く自分は何をやっていたのか、自問自答するも情けないの一言が結論ですよ……。

しかし世の中には、今日という時間を待ち望んでいた皆様が大勢いらっしゃるわけで、巷では例のハロウィン狂騒も既にスタートしているようですし、一期一会の逢瀬に感情を昂らせる事も素晴らしいはずでしょう。

そこで本日のご紹介はモロにそれを意識しての名曲名唱で、昭和56(1981)年放映のテレビドラマ「土曜・日曜・月曜(TBS)」の主題歌「WEEKEND LOVE」であります。

もちろん、これは当時の洋楽では流行最先端であったAOR~フュージョンポップスを巧みに歌謡曲へと昇華させた傑作で、そこには当然のように作詞:福田陽一郎&作曲:筒美京平、そして編曲:大村雅朗というクレジットがあるんですから、後は自ずとフィ~ルソ~グ~ッ♪♪~♪

本当にお約束以上の心地良いボーカルを披露しているのは「TAN TAN」という芸名の女性歌手なんですが、ご存じのとおり、彼女は高中正義の諸作におけるコーラスや他にも夥しいセッションワークに参加している隠れた人気者で、また後には「大空はるみ」となって我国のラテンフュージョンでは第一人者の松岡直也グループにおける活躍も鮮やかでしたし、自己名義のレコードも高い人気を今もって保っているという人気者ですが、そのキャリアは既にGSブーム期に「森野多恵子」としてホワイトキックスというバンドに参加していたのですから、それも当然が必然です。

そしてロリータ&アニメ声による小悪魔的節回しは、この「WEEKEND LOVE」でも全開♪♪~♪

クールで浮遊感に満ちたサウンドとメロディの美しき流れの中で、それでも歌謡曲を強く滲ませる下世話さを表現しているのは、流石と思う他はありません。

あぁ~、こ~ゆ~週末が過ごせたらなぁ~~、と深いため息が……。

ということで、実は本日も馬鹿らしいほど仕事に蹂躙されているサイケおやじです。

皆様へのお返事も疎かになっている愚行、どうか今しばらくのご容赦をお願いしつつ、ドロドロにもどかしい世界へと帰ります……。

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良子 vs 吉田拓郎&岡本おさみ組

2015-10-30 15:55:34 | 歌謡曲

歌ってよ夕陽の歌を / 森山良子 (フィリップス)

吉田拓郎はサイケおやじが高校生の頃には大スタアで、校内同好会のフォーク組の連中はレコードを熱心に聴き、コピーしては心酔している者が大勢いましたし、流行歌の世界でも所謂当時の歌謡フォークブームの中で、一般的な人気も高かったわけですが、例によってサイケおやじは決して好きではありませんでした。

しかし、吉田拓郎の歌っている「歌詞」の中は、それなりに心に響くものがあり、また、他の歌手やグループに提供した楽曲は、なかなか良いものが沢山あって、つまりはソングライターとしての吉田拓郎は認めざるをえないという、そんな天邪鬼は如何にもサイケおやじの本性でしょうか。

例えば森山良子が昭和50(1975)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「歌っても夕陽の歌を」も、そのひとつ♪♪~♪

ご存じのとおり、森山良子の清らかで、ハートウォームな歌唱より、吉田拓郎の提供したメロディが広がっていく快感は、なかなか易々と嫌いになれるものではありません。

同時にキメになっているが、「作詞:岡本おさみ」というクレジットで、そ~なんですよ、吉田拓郎は何時頃からか、自ら歌詞を書くことが少なくなっていて、件の岡本おさみとコンビを組んでの楽曲制作がメインになっていたんですねぇ~~!?

それについては絶対に賛否両論があるはずで、個人的な気持ちではイノセントなシンガーソングライターとしての吉田拓郎を認めるべきか、ちょっぴり矛盾するものが今でも心に蟠っているほどです。

ただし、メロディメーカーとしての吉田拓郎は殊更歌謡曲を作らせては、ニクイほど!?

それもこれも、やっぱりひとつの昭和歌謡曲であり、だからこそ吉田拓郎を超えるような存在は未だに出てこないのかもしれませんし、これまたあくまでも個人的な妄想になりますが、もしかしたら吉田拓郎が外部(?)の作家である岡本おさみと組んだのも、ビジネスの一環としての事であったとしたら、それはそれで凄い事だと思うばかりなんですよ。

何故ならば、岡本おさみの提供する「歌詞」は、あきらかに「詩」の世界を感じさせ、吉田拓郎の「言葉」を凌駕している気がするほどですから。

あぁ~、こんな事を書いてしまったら、全世界の吉田拓郎信者から一斉攻撃は免れないんでしょうねぇ……。

お叱りは覚悟していますので、お手柔らかにお願い致します。

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憧れというには高くて遠い心境の歌

2015-10-29 15:54:30 | 歌謡曲

塩 ローソク シャボン / 佐良直美 (日本ビクター)

常日頃、不平不満と我欲の塊であるサイケおやじは、それでも最近は少~しばかり、真っ当な人間的な生き方を模索しなきゃ~いけないなぁ~~、なぁ~んて思うようになりましたが、そんなことを言うと決して信じてもらえない現実も甚だ自覚するところです。

そこで本日のご紹介は、それこそ、こ~ゆ~生き様もあるにちがいないっ!

と今頃になって感銘した歌として、佐良直美の傑作とされる「塩 ローソク シャボン」であります。

それは静謐なオルガンの響きに導かれ、流麗にして荘厳なストリングスで彩られた欧州教会音楽の歌謡曲的展開と解釈するには、あまりにもピュアな世界!?

 ロ~ソクはぁ~ 身をすり減らして
 ひたすら周りを明るくしてくれる~
 誰も 褒めてぇ~ くれる訳じゃないのに
 それでもロ~ソクは身をすり減らし
 最後までロ~ソクをやめません

もちろん発売された昭和45(1970)年晩秋時、未だ十代のサイケおやじには、ほとんど無縁の世界が描かれていたわけで、自己犠牲を厭わないことを宿命として受け入れる覚悟さえも、なかなか自然体というあたりが、妙にミステリアスに思えたものでした。

しかも、これまたサビがクセモノ?

 ああ これがぁ~新しい繋がり
 塩 ロ~ソク シャボンにぃ~なぁりぃたい~
 それが私の喜び
 それが私の喜び

と歌われてしまっては、まさにグウノネも出ませんが、作詞:阪田寛夫&作曲:いずみたく、そして編曲:大柿隆が提供企図したのは讃美歌系歌謡曲という事なんでしょうか?

ちなみに曲タイトルには「塩」「ローソク」「シャボン」があるのに、ここでの歌詞の中には「ローソク」しか具体的に描かれていなところも、妙に印象的でしょう。

ただし、そんなこんなを確信犯とするには些かサイケおやじは自信が無く、また如何にもキリスト教的な雰囲気が濃厚と感じてしまうのも、全くの思い込みにすぎません。

それは落ち着いた情熱をジワジワと伝えてくれる佐良直美の歌唱が本当に素晴らしいからで、あらためて「昭和歌謡曲」の奥深さと魅力にシビレてしまいましたよ、今日は朝からねぇ~♪

ということで、しかし、ここまで書いても結局は煩悩に苛まれ、解脱不可というのが言わずもがなのサイケおやじの心持ち……。

実は昨日も鬼の様な決断を迫られ、唯々諾々と楽な道を選んでしまった事は、例え「仕事」という大義名分があろうとも、拭いきれないものが残りました。

あぁ~、もう、忘れよう……、この歌を聴いて。

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幸いにも入れられた事はありませんが…

2015-10-28 16:57:35 | Weblog

刑務所のほうが現状よりも自由があると思う、サイケおやじです。

暴言ご容赦……。

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監視が厳しい

2015-10-27 16:43:18 | Weblog

某所に幽閉されています。

今日は、これがやっと……。

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さすらいには歌謡フォークが身に滲みる

2015-10-26 16:57:18 | 歌謡曲

さすらい人の子守唄 / はしだのりひことシューベルツ (東芝)

会議が煮詰まってくると、それが仕事とはいえ、ほとんど関係無い諸々へと想いが広がってしまうのはサイケおやじだけでしょうか。

今日もまた、なかなか纏まった方向性が見いだせないまま、イマイチ決断に迷ってしまったところで自らの耳と心に去来したのが掲載のシングル盤A面曲「さすらい人の子守唄」でありました。

もちろん、これはフォーク・クルセダーズ解散後にはしだのりひこが結成したシューベルツがデビュー大ヒットの「風」に続いて発表した昭和44(1969)年の2作目ですから、当時をご存じ無い皆様も、一度は耳にしたであろう人気曲♪♪~♪

せつなさも心地良い歌詞と人懐っこいメロディのコラボレーションは当然ながら作詞:北山修&作曲:端田宣彦という名コンビによるもので、しかも青木望が附したアレンジには絶妙の歌謡曲フィーリングが滲むというわけですから、これもヒットの要件を充分に満たしていたわけです。

またシューベルツのメンバーには、はしだのりひこ(vo,g) 以下、後にジローズで大ブレイクする杉田二郎(vo,g)、ソフトタッチのボーカルと語りも上手い越智友嗣(vo,g,per)、そして早世した人気者の井上博(vo,b,g) という個性派が揃っていたのも印象的でした。

それはメインのボーカリストが杉田二郎でありながら、はしだのりひこのお茶目な(?)な声質の節回しやメンバー全員による独特のハーモニー&コーラスの魅力が今もって忘れ難いわけでして、当然ながら音楽性の違いもあったとは思いますが、前述したとおり、井上博が昭和45(1970)年に亡くなったことにより解散というのは、如何にも惜しまれるグループだったと思います。

ちなみに、この「さすらい人の子守唄」は、はしだのりひこがメインのボーカルではありますが、当時のテレビ出演やラジオでのライブ音源等々からの記憶では、井上博の活躍も相当にあったはずですし、後期のレコーディングでは杉田二郎と越智友嗣が相当に目立っていたあたりは要注意じゃ~ないでしょうか。

ということで、旅に疲れたサイケおやじには、こ~ゆ~歌謡フォークが身に滲みるというわけで、実は昨夜からレコードを出しては何度も聴いていた事を告白させていただきます。

しばらくは、口ずさんでしまいそうだなぁ~~~♪

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本日もご勘弁下さい

2015-10-25 16:05:28 | Weblog

疲れ切って帰宅したら……、家人は全員外出中で、完全留守状態!?

いやはやなんとも、帰る時間は知らせておいたのになぁ……。

それぞれの事情もあるし、自業自得という側面も自覚はしておりますが、寂寥感とはこの事でしょうか。

とりあえず爆眠させていただきます。

それにしても老いを感じるなぁ~~。

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辺境からのつぶやき

2015-10-24 14:47:56 | Weblog

やっと帰れる♪

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生かされているこの命の限り

2015-10-23 15:12:25 | Weblog

移動中に某所で足止めされています。

ネットの接続状況もイマイチ不安定……。

またメシもゴテゴテして不味いですよ、大概のものには慣れているサイケおやじにしても!?

あと、皆様からのコメントは、ありがたく読ませていただいております。

諸事情から、お返事が遅れていて申し訳ございません。

明日からは何とか平常の生活に戻りたいものです。

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黒髪慕情

2015-10-22 15:39:24 | 歌謡曲

この胸に この髪に / 浅田美代子 (CBSソニー)

ふっと気がつくと、最近の日本女性の髪の毛の色が元に戻りつつあるような現象は、個人的に好ましいところです。

極言すれば、日本の乙女は、やっぱり黒髪が基調じゃ~なかろうか?

という如何にもサイケおやじの OLD WAVE がノッケから全開していますが、そこで本日掲載したのがアイドル時代の浅田美代子が多分、最後に出したと思われるシングル盤で、ど~です、このジャケ写に登場している彼女のヘアスタイル♪♪~♪

上手く自然光を利用したボートレートが眩しくも昭和40年代から続く綺麗な女性の撮影セオリーを具象化しているでしょう♪♪~♪

まさに美代ちゃんならではの可愛らしさが、ここにあるように思います。

また、肝心のA面収録曲「この胸に この髪に」が作詞:橋本淳&作曲:中村泰士の提供した、ちょうど発売の昭和50(1975)年10月に合わせたに違いない、センチメンタルで刹那の秋歌なんですよ。

さりげないようで、彼女のターヘな歌唱力を気分はロンリーな方向へ導く森岡賢一郎のアレンジも流石と思います。

皆様ご存じのとおり、この頃の彼女は吉田拓郎との恋愛問題が報道されるようになり、つまりはアイドルとしてはキツイ時期に入っていた事を思えば、それをきっかけとして歌手活動をストップさせようとする目論みも今となっては感じられるところでしょう。

いゃ~、本当に不思議な儚さが滲み出た裏街道の名曲名唱(?)かもしれません。

ということで、もしもこれが天地真理によって歌われていたら、真っ当過ぎて普通のヒット曲になっていたはずで、だからこそ、浅田美代子の存在価値がっ!

なぁ~んていう、贔屓の引き倒しもご容赦下さいませ。

これも悲しい恋の歌、それをターヘに聞かせてくれるところに、尚更のせつなさを感じてしまうのでした。

コメント (2)
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