OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

自分の事は棚に上げて…

2024-02-06 17:22:59 | プレイガール

本日の会議のダラダラした雰囲気には辟易させられました (>_<)

正直、そこに参加している事が苦痛っても、久々の感情……。

今夜の憂さ晴らしは、ど~しようかなぁ~~。

そんな事を夢想するのがやっとのサイケおやじです <(_ _)>

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薄味の緑魔子もイイ感じ

2023-02-14 19:36:52 | プレイガール

■愛されたいの / 緑魔子 (東芝)

緑魔子は、その小悪魔的キャラの濃さにおいて、我が国の映画演劇界に強い印象を刻み続ける名女優だと思うのはサイケおやじだけではないと思うんですが、しかし、それとは真逆というか、そんなイメージを逆手に活かしたが如き、薄味の表情を見せてくれるあたりが、これまた彼女の魅力かもしれません。

例えば、昭和43(1968)年に発売された本日掲載のシングル盤は、当時流行のエレキ&ビート歌謡を聴かせてくれた人気作なんですが、作詞:平田淳&作曲:東京之助から提供のA面曲「愛されたいの」は、強いビートを伴ったアップテンポで湿っぽいメロディラインに幾分ネチッコイ女心の刹那の願望が綴られた歌詞が附されているんですが、それを緑魔子は、意外にも「さっぱり」した感覚で節回しているんですねぇ~~♪

つまり、彼女の一般的なイメージからして、こ~ゆ~楽曲であればこそ、もっともっと濃厚な雰囲気を作り出して歌っているのが望ましいと思うんですが、ある意味、それが裏切られてしまったというあたりの逆説的快感が、ここにある様な気がするんですよ、少なくともサイケおやじには、そ~思えてしまいます (^^)

ちなみに、ここでのアレンジは小谷充が担当しているんですが、仕上がったステレオミックスが左右片方のチャンネル毎にドラムスとエレキギター、そしてベースとストリングス等々に完全に分離されているあたりにも、これまで述べてきた「すっきり感」を増幅される狙いがあるのかもしれません。

そして、だからこその面白さが、このレコードに刻まれたと思えば、そんなこんなも昭和歌謡曲全盛期の大きな魅力と思うばかりでございます。

ということで、本日は特段のオチもありませんが、それにしてもトルコ ~ シリアを襲った大地震による甚大な被害・惨状には心が痛みます。

サイケおやじは直接的な手助けは出来ないものの、それでも募金とか、微力を尽くす所存です。

そして、明日は我が身と、あらためて気持ちを引き締めているのでした。

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胸キュン涙のサンバ

2022-06-07 17:49:24 | プレイガール

涙のサンバ / 橘モナ (日本コロムビア)

セクシーアクションドラマの最高峰「プレイガール(東京12ch)」のレギュラー女優陣の中で、最も歌手として成功していたのは、既に女優業以前にレコードデビューしていた沢たまき

とはいうのは当たり前ですが、他にも應蘭芳緑魔子真理明美、桑原幸子、范文雀大信田礼子、西尾三枝子、片山由美子、東三千という面々も、しっかりと歌手活動を展開していた中にあって、殊更本格派だったのが劇中では一条きよみ役として人気を集めていた太田きよみでした。

なにしろ歌手活動を本格化させるためにレギュラーを降板したという真偽の程は定かではありませんが、とにかく昭和48(1973)年には橘モナと改名し、本日掲載のシングル盤を出し、以降は山崎一美や太田きよみ名義で幾つかの音源・レコードを残しています。

で、ここに収録のA面曲「涙のサンバ」は作詞:片桐和子&作曲:曾根幸明から提供されたミディアムテンポのポップス歌謡で、彼女も前述「プレイガール」出演時に特徴的だったキュートな甘え口調を滲ませつつ、安定した節回しで歌っていますから、太田きよみファンにはマストなアイテムでありましょう (^^♪

ただし、曲タイトルには「サンバ」という言葉が用いられておりますが、池田隆の施したアレンジは全然そんなことは無くて、ちょいとドラムスのリックやホーンセクションの響きに「それらしい」ところがあるぐらいですから、むしろ純前たる昭和の歌謡ポップスとして楽しむのがファンの冥利かもしれません (^^;

また、残念ながら、この「涙のサンバ」は大きなヒットにはならなかったものの、彼女の出したシングル曲「私は蜘蛛の糸」や山崎一美名義の「風知草」は歌謡曲愛好家の間では傑作と認知される名唱・名曲であり、つまりは太田きよみ=橘モナ=山崎一美の歌手としての実力と資質が楽しめるわけですが、その彼女が活動を縮小してしまったのは、皆様ご存じのとおり、一連の楽曲を提供した天才作曲家・曾根幸明との結婚があったからでして、それも今となっては、不倫 ~ 略奪婚!?

だったというのですから……。

しかし、それはそれとして、現在は曾根きよ美として活動している彼女の音源も、部分的にはCD復刻され、この「涙のサンバ」もオムニバス盤「怨歌情死考」で普通に聴けるのは喜ばしいことです。

サイケおやじは、キュートでスレンダーな佇まいで活躍した彼女の姿が忘れられませんので、歌手として第一線にあった頃の映像があれば、ぜひとも拝みたいと願っております。

幸いにも、当時のスチールカット等々は雑誌やネットで拝観出来て、そこでも水着姿とか、セクシー系の衣装を纏っている橘モナに接する時の胸キュン感、わかっていただけるでしょうか (^^;

ということで、プレイガールのレギュラーメンバーの訃報にも度々接して来たサイケおやじとしては、同窓会的なイベントをネットで開催して欲しいと願っている次第です。

もちろん、そこでは歌もご披露願えるものと、強く希望しているのでした。

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橘モナ from プレイガール

2017-12-20 19:28:42 | プレイガール
私は蜘蛛の糸 / 橘モナ (日本コロムビア)

本日の主薬たる橘モナとは、セクシーアクション最高峰のテレビドラマ「プレイガール」で芸能界に入った太田きよみ、その人でありまして、件の「プレイガール」には昭和45(1975)年10月19日に放送された第81話「男殺しの用心棒」に「篠雪子」名義でゲスト出演したのが実質的なデビューと云われています。

そして以降、数話に顔を出した後、昭和46(1971)年5月31日放送の第113話「大菩薩峠の決闘」から「太田きよみ」の芸名で堂々のレギュラーメンバーとなり、昭和47(1972)年12月18日放送の第194話「荒野の女七人」を最後に降板、歌手へ転身しての本格的デビューシングルが本日の掲載盤というわけですが、芸名を「プレイガール」で有名になっていた「太田きよみ」から「橘モナ」に変えたのは、権利関係もあるのかもしれませんが、やはり歌っている楽曲、殊更作詞:有馬三恵子&作曲:曽根幸明が提供したA面収録の「私は蜘蛛の糸」が「プレイガール」で演じていた武芸の達人でありながら、ドジでオチャメなイメージも印象的だった「一条きよみ」役とは別次元の雰囲気だったからかもしれません。

なにしろ、この「私は蜘蛛の糸」は小谷充の編曲も巧みな、演歌味が強い正統派歌謡曲だったという「大人っぽさ」があるからだとサイケおやじは推測しているんですが、それでもソフトな部分とコブシを利かせた部分との対比は、なかなかに魅力的♪♪~♪

もちろん、色っぽい部分も充分に感じられますよ♪♪~♪

しかし、残念ながらヒットには至らず、その後も何度か改名しながら歌手活動を継続していたんですが結局、この楽曲を書いた曽根幸明と結婚し、引退したのは皆様ご存じのとおりです。

さて、そこであえて「プレイガール」のレギュラーだった頃の彼女の役柄について思い出せば、芸能界入りする前は普通の女子高生だったそうですから、ある意味では「素人っぽさ」がウリであったかもしれず、濃いキャラクターが揃っていたレギュラーメンバーの中では若手の深田ミミとのコンビネーションが絶妙のバランス補正装置の役割を果たしていたように思います。

また劇中では既に前述した「太田きよみ」としての初登場篇となる第113話「大菩薩峠の決闘」において、ヤクザが経営するナイトクラブに潜入したところでは、その場を切り抜けるために歌手と偽り、1曲歌ってくれるのは、後の彼女の仕事の方向性を鑑みても興味深い名場面でありました。

そして忘れられないのが、そのスレンダーな肢体を活かしたファッションセンスも魅力的な見せ場であり、それがアクションに限らず、劇中の様々な場面でオシャレなアクセントになっていたのは言うまでもありませんので、現在CS東映チャンネルで大好評放映中の「プレイガール」に今後いよいよ登場するのですから、お楽しみ下さいませ♪♪~♪

ということで、この「私は蜘蛛の糸」も先日ご紹介の復刻CD「怨歌情死考」に収録されております。

あぁ、そ~いえば本日は発売されているはずですよねえ~~。

早く帰って、届いているはずのブツを開封しょ~~っと!
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永久不滅のプレイガール:緑魔子の巻

2017-03-27 17:51:44 | プレイガール
酔いどれ船 / 緑魔子 (東芝)

昭和44(1969)年春、「プレイガール」が新番組としてスタートするという話題は、東京ローカルの「12チャンネル」であったにもかかわらず、なかなか期待されていたように思います。

ただし、その報道のメインはスポーツ新聞の芸能欄が中心で、だからこそのエロいテレビドラマという扱いが最初から強く滲んでいたように思うのは、既にその頃からプロレス大好き少年であったサイケおやじが毎日愛読していた「東京スポーツ=東スポ」の芸能紙面からの情報に感化されていたからで、それは説明不要、「東スポ」ならではの切り口が思春期にはジャストミートの刺激であった事と無関係ではありません。

そこにはレギュラー出演メンバーの顔ぶれ紹介が当然あり、全員がキュートでセクシー、そして「色気」と「怖さ」という、最も女性を象徴しているであろう個性を強く演じられる女優さんが揃っていた中にあって、サイケおやじは殊更緑魔子に大いなる好奇心、平たく言えばスケベ心を刺激されていました。

なにしろ当時の緑魔子と云えば、悪女・非行少女・場末の風俗嬢・ミステリアスな情婦等々を演じる個性派としてのイメージが確立していたようにサイケおやじには思えていましたし、実際週刊誌のグラビア等々で接する彼女の小悪魔的な佇まいやヌードフォトには、前述した「怖さ」と「色気」が並立していた記憶が今も鮮明です。

もちろんサイケおやじは中学生でしたから、そ~した演技を実際に銀幕で観ていたわけじゃ~無いんですが、既に「緑魔子」という名前と文字列には、刷り込まれたそれらが濃厚だったんですが……。

さて、実際に放送された「プレイガール」では、「男嫌いのマコ」という設定になっていて、レギュラーメンバーの中では所謂三枚目っぽいイメージで活躍していましたですねぇ~~!?!

それでも劇中ではシャワーシーン~バスタオル姿でのアクションとか、スリム&キュートな肢体を拝ませてくれましたし、衣装にしても、当時の最新流行だった「サイケ」を上手く着こなすというセンスはピカイチ♪♪~♪ 

ヘアスタイルやメイクについても、見事なお手本を示していましたですよ♪♪~♪

ところが当時は東映を離れてフリーとなっていたらしく、つまりは相当に忙しかった事から、レギュラー扱いだった20話中、僅か8本しか登場しておりませんし、役割も軽いものだったのは残念……。

このあたりの事情について、劇中では「海外出張」とか「お見合いで秋田へ帰った」等々の説明(?)的台詞もあるほどでしたから、やっぱり期待と存在感は各方面で強かったと思われます。

そして皆様ご存じのとおり、緑魔子はこの時期からアングラ芝居に傾倒し、ますます「飛んでる女」の印象を強くしていったわけですが、さりとて「プレイガール」の初代レギュラーメンバーであったキャリアは些かも薄れるものではないと確信する次第です。

さて、そこで本日掲載したのは昭和45(1970)年に発売された、彼女にとって、おそらくは最後であろう大衆的歌謡曲のシングル盤で、特に作詞:寺山修司&作編曲:田辺信一が提供したA面曲「酔いどれ船」は、今も人気のレア・グルーヴ歌謡!?

最初はアコースティックギターのアルペジオや陰影の滲むストリングスをバックにした正統派歌謡フォークの湿っぽさがニクイばかりで、それがサビでは、いきなり暴れるオルガンに導かれ、さらに強過ぎるパーカッションに煽られ、テンポアップしたリズムとビートにノセられてグリグリの節回しを聞かせるという展開は、再びシンミリシミジミの風情に収斂していくという素晴らしさですから、緑魔子の幾分不安定な歌唱が逆説的にイキイキしているんですねぇ~~~♪

これぞっ! 緑魔子♪♪~♪

まさに目からウロコの傑作と断じますが、残念ながら大ヒットには至らず、それゆえに今も人気盤になっているんじゃ~ないでしょうか。

緑魔子のレコードはシングル盤だけでも4~5枚残され、中古市場でもそれなりに出回っていますが、この「酔いどれ船」こそは機会があれば、ぜひお楽しみいただきとうこざいます。

ということで現在、緑魔子は強過ぎる個性ゆえに一般的な認識が薄まっているように思いますが、「プレイガール」だけではなく、CS「東映チャンネル」は最近でも「牝」とか「男なんてなにさ」という、なかなか面白い出演作品が放送されていますので、このあたりもご覧くださいませ。

「しぶとさ」と「可愛さ」の演技を分け隔てなく見せて=魅せてくれるのが、緑魔子の女優としての本質であるならば、「プレイガール」での「男嫌いのマコ」も、決して忘れられるものではなく、むしろひとつの代表作だと思っているのでした。
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永久不滅のプレイガール:應蘭芳の巻

2017-03-26 19:58:06 | プレイガール
ドラマチック・ブルース c/w チャイナタウンの夜 /  應蘭芳 (日本ビクター)

とにかく強いキャラクターが揃っていた「プレイガール」のレギュラーメンバーの中でも、既に「失神女優」という異名を得ていた應蘭芳(おうらんふぁん)は、まさに期待を裏切らぬ存在として、同番組スタート時には未だ中学生だったサイケおやじをもナチュラルにして濃厚なフェロモンでKOしてくれた女優さんでした。

それは中国系ハーフならではのセクシーな佇まいと立振る舞いに華があり、台詞回しの思わせぶりや凛とした表現の使い分けの妙、そしてあらためて言うまでもありませんが、豊満にしてメリハリが素晴らしい肉体の魅了は絶大でしたから、これで何も感じないという男は嘘吐きと断言したくなるほど!

しかも、彼女は「プレイガール」登場以前の昭和41(1966)年、既に人気テレビ特撮番組「マグマ大使(フジテレビ)」のモル役として、我々リアルタイムの少年達の前に姿を表していたのですから、その興奮度の高さは、皆様ご推察のとおりです。

で、やっぱり「プレイガール」における應蘭芳は、そのまんまの役名:蘭芳(らんふぁん)、あるいはヨシコとして活躍し、定番衣装のミニスカ系のチャイナドレスではスリットからの美脚の大サービスに加え、豊かに膨らんだ着衣巨乳、さらには時としてスリップ&水着姿等々を披露し、また当然ながら危機に陥っての縄姿には、グッと惹きつけられますよ♪♪~♪

そして、ここぞっ! という場面で男を篭絡する手練手管もイヤミがありません♪♪~♪

しかし、劇中の應蘭芳は決してそれだけじゃ~なくて、私生活では現実にA級ライセンス所持のドライヴィングテクニックや得意のスキューバ・ダイビング等々を活かしたアクション、しっかりとした演技力を伴った女としての心情演技も見どころであり、例えば第10話「女心に手錠をかけて」は應蘭芳の魅力が全開した傑作として、サイケおやじは特に好きなエピソード♪♪~♪

残念ながらパッケージ化は現在までありませんが、幸いな事にCS「東映チャンネル」で今春からスタートした「プレイガール」の再放送がありますし、4月に入っても4日と6日に再々放送もございますので、ぜひっ!

さて、そこで気になるのが歌手としての應蘭芳ですが、サイケやおやじが確認しているだけでも4枚のシングル盤が残されていて、もちろんその諸作は所謂フェロモン歌謡、というよりも、リスナーのエロ心をダイレクトで刺激する企画物で、例えば昭和46(1971)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲、作詞:佐伯孝夫&作曲:鈴木庸一、そして編曲:近藤進が提供の「ドラマチック・ブルース」にしても、サスペンス調のジャズ系劇伴(?)をバックに濃厚な語りを聞かせるという展開で、それに期待どおりの妖艶な台詞回しで応える彼女の演技力は、濃厚に咽び泣くテナーサックスと抜群の相性を披露しています♪♪~♪

また、同じ製作スタッフによるB面「チャイナタウンの夜」は曲タイトルどおり、巧みに中華メロディを入れたミディアムテンポの歌謡曲で、失礼ながら、決して歌唱力は秀でているとは言い難いんですが、各所で聞かれる中国語による語りがニクイばかりに良い感じ♪♪~♪

あぁ~、それにしても当時、こ~したレコードをスピーカー鳴らして鑑賞するリスナーの気持には大いに共鳴するサイケおやじではありますが、なかなか勇気も必要かと、気恥ずかしいわけでして……。

実は彼女が出したレコードや楽曲は、それが行き過ぎたようで、放送禁止が多かったそうですが、さもありなんと実感する次第です。

最後になりましたが、「プレイガール」の大活躍が強い印象を残した應蘭芳は、実はリアルタイムの撮影中、物語展開と直接関係の無いようなセクシー場面には抵抗感を覚え、反発もしていたという噂も残れされていますが、それでも実際に作られたエピソードの数々では決して出し惜しみをしていない、それこそが尊いと思うばかりです。
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永久不滅のプレイガール:真理明美の巻

2017-03-22 18:25:23 | プレイガール
忘れたいの / 真理明美 (テイチク)

既にお知らせしたとおり、「CS東映チャンネル」では、いよいよ「プレイガール」の再放送がスタート♪♪~♪

ですから、初回から2話ずつが流される木曜日は毎週のワクワクするお楽しみであり、何かと辛い日々に苛まれているサイケおやじにとっては、とにかく生き延びる心の拠り所になっているほどです。

さて、そこでプレイガールの初代レギュラー女優は全員が自己名義のレコードを出しており、中でも真理明美は本日掲載のシングル盤A面曲「忘れたいの」では本名・及川久美子のクレジットで歌詞も自作するという力の入った歌を披露しています。

しかも作曲:鈴木淳&編曲:森岡賢一郎がそれに附したメロディとアレンジが、発売された昭和43(1968)年秋の流行最先端を強く意識したエレキ&ソウルジャズな歌謡曲になっているんですから、たまりません♪♪~♪

そして真理明美のボーカルが、これまたジャストミートの節回しで、そのグルーヴィな歌いっぷりにはグッと惹きつけられますよ♪♪~♪

硬軟使い分ける声質や程好いコブシも良い感じ♪♪~♪

まさに女優の歌の魅力が全開の名唱&名曲と思うばかりですし、現在までに様々な復刻コンピレーションCDに収録されているのも納得されるところです。

しかし、それだけに彼女が残した公式レコードは、おそらくこれだけという現実が本当に勿体ない!

もっともっと歌の世界でも活躍していただきたかったと願うのはサイケおやじだけでは無いのでは……?

等々と書いてしまえば、真理明美の女優としての魅力や存在感は決して二の次ではありません。

そのデビューは昭和38(1963)年の松竹入社からスタートしていて、翌年には主演作「モンローのような女」が公開されて以降、クール&コケティッシュなイメージは後々の出演作でも強い印象を残していますが、中でも安藤昇の主演作「顔は男の履歴書(昭和41年)」における朝鮮人娘役が素晴らしく、これは現在DVD化されていますので、どうか皆様もお楽しみ下さいませ。

また、肝心の「プレイガール」ではクールなお色気とアクション、さらには如何にも現代的なオトボケの両刀使い(?)の演技が「らしさ」の存在証明!?

ところが当時、須川栄三監督との新婚生活もあった事から、番組撮影の過密スケジュールとの両立が苦しくなっていたそうで、ついには病に倒れ、ほぼ1年でレギュラーから降りてしまったのは残念……。

しかし、真理明美が演じてくれた「プレイガールのアケミ」は、決して忘れられる事がないはずで、それは現在再放送中の「CS東映チャンネル」で皆様もぜひ、ご確認下さい。

ちなみに、当然ながら、サイケおやじは件の再放送をリアルタイムじゃ~鑑賞出来ず、録画しておいて深夜に独り、端座して凝視するという、まさに生きている歓びに浸るのが、現時点毎週木曜日深夜の行動であります。

うむ、だから今日も生き延びようっ!
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永久不滅のプレイガール

2017-03-01 20:14:09 | プレイガール
ベッドで煙草を吸わないで / 沢たまき (日本ビクター)

何かと世知辛い世の中、しかし今春一番の朗報は、CS東映チャンネルで往年のエロティック・アクション・ドラマの最高峰「プレイガール」の再放送がスタートした事ですっ!

と、思わず力が入ってしまったのは、もちろん昭和44(1969)年4月から東京12チャンネルで放送が開始された同番組が、リアルタイムで青春ド真ん中であったサイケおやじの人格形成に大きな影響を与えたからで、具体的にはレギュラー出演メンバー各々の美貌と大サービス場面の連続に毎週ワクワクドキドキさせられ、湧き上がっては抑えきれない男しての欲望の滾りを慰めていただいたという、その一点だけでも、個人史上欠かせないテレビ番組のひとつになっていますから♪♪~♪

そのあたりの詳細は、以前に復刻発売されたDVDセットのご紹介として既に書きまくったつもりですが、残念ながら、それはコンプリート復刻ではなく、また5年間ほど放送されたリアルタイム時には当然ながら家庭用ビデオ機器がありませんでしたから、後々数次あった再放送時にもフィルム自体の損傷や退色、さらには電波の乱れ等々の諸事情が、ようやくにして一般に使えるようになったアナログのビデオテープに記録出来た事だけでも、嬉しさはあったものの、やっぱりねぇ~~~▼▽?▼

あらためて言うまでもなく、「プレイガール」の魅力は出演女優さんのファッションやヘアメイク、そして華やかな立振る舞いと見せる事に徹した演技&アクションの痛快さにあるのですから、もっともっと鮮明な映像で、それを楽しみたいと願いつつ、今度こそ、きっとコンプリートで放送されん事を決死的に希望しております。

さて、そこで本日掲載したのは、その「プレイガール」でリーダー格のオネエを演じた沢たまきが、それ以前に歌手として大ブレイクの記念碑的ヒット曲「ベッドで煙草を吸わないで」を収録したシングル盤なんですが、件の「ベッドで煙草を吸わないで」は、なんとっ!

B面収録が初出であったのが昭和41(1966)年の実相だったんですねぇ~~~!?!

もちろんサイケおやじにしても、それを知ったのは掲載盤を中古ゲットした昭和55(1980)年の事であり、しかし「ベッドで煙草を吸わないで」という楽曲そのものは沢たまきのオリジナルヒットバージョンの他にも様々な歌手によって、数多く吹き込まれているカバーバージョンの存在から充分に知っていたつくりだったのですが、そのあたりの諸々について、作詞:岩谷時子&作編曲:いずみたくのヒットメーカーコンピは胸中如何ばかり? なぁ~んてことまで余計なお世話を云々したくなるほど、沢たまきの歌いっぷりはジャストミートの雰囲気歌唱♪♪~♪

それは良く知られているとおり、最初はジャズ系シンガーだった沢たまきならではの味わいかと思うばかりです。

ということで、とにかく「プレイガール」は語るよりも、テレビ画面で接して楽しむのが王道であり、リアルタイムを体験された皆様はもちろんの事、後追いでのファンの皆々様も、どうか今回のCS東映チャンネルにおける再放送を逃されませんように、激オススメのサイケおやじです。

そして未だ「放送話数未定」という状況をコンプリート化させるよう、皆様共々、大いに盛り上げていきましょうよっ!
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遊び場今昔

2016-12-07 18:06:39 | プレイガール
東京プレイマップ c/w インスピレーション / 沢たまき (日本ビクター)

古今東西、あらゆる局面において、情報収集の大切さは述べるまでもありませんが、殊更現代においては「ネット」という恐ろしくも深い手段が常態化していますから、油断は禁物!

と、いきなり大上段に構えてしまいましたが、サイケおやじの最近の事象例を平たく告白させていただければ先日、ゴッサムシティからの賓客を接待しようと諸々の予定を組んでいたところ、なんとっ!

先方の第一希望が判明してみれば、それは猫カフェだったんですから、これはやっぱり素直に愕いてもいいんですよねぇ~!?

実はサイケおやじのスタッフの中に、そ~ゆ~方面に長けた者が入っていて、あれやこれやと企画させていたら「猫好き」というキーワードを見つけ、早速の段取りから結果は上首尾でありました。

いゃ~、外人接待なんてものは、少なくとも1980年代頃じゃ~、しゃぶしゃぶ食わしてソープランドというのが定番のひとつだったんですが、流石に現代は遊びも多様化し、それに伴う情報がネットで世界中に溢れているとなれば、係の者も敏感なアンテナが求められるという事でしょう。

件のスタッフは、そんなこんなから自分流儀のPC版接待地図を制作しているという仕事熱心さがあり、サイケおやじは大いに高評価です。

さて、そこで本日は優秀なスタッフに感謝の気持を込めつつ、沢たまきが昭和45(1970)年に出した名曲「東京プレイマップ」をA面に収録したシングル盤のご紹介です。

説明不要とは思いますが、沢たまきは一般的にはテレビアクションドラマ「プレイガール(東京12ch)」のリーダーとしてオネエと呼ばれ、そのクールでハートウォームな存在感は演技と実在の間にあっても強い印象を残した女優でありますが、それ以外にも出演した映画やテレビでの活躍も夥しく、しかも芸能界へのデビューは歌手というのが本来の姿でありましたから、昭和41(1966)年頃からのロングセラーヒットにしている「ベッドで煙草を吸わないで」は良く知られているはずです。

で、この「東京プレイマップ」は作詞:伊藤アキラ&作編曲:小谷充が提供したボサノバ歌謡の傑作で、タイトルどおりに東京の盛り場である青山~赤坂~六本木、渋谷~新宿~池袋が歌い込まれ、そこで展開される男女間の機微が思わせぶりに節回されるんですから、これはまさに沢たまきならではの世界ですよねぇ~~♪

リアルタイムでは前述「プレイガール」のエンディングテーマにも使われていたこともあり、すっかりサイケおやじには刷り込まれているわけです。

ちなみに同曲は昭和52(1972)年、沢たまき畢生のコンセプトアルバム「東京プレイマップ」のタイトル曲として再録され、前田憲男の時代を反映したフュージョン歌謡アレンジで歌ったLPバージョンも存在していますが、そのタイトで力強い仕上がりよりは、こちらのシングルバージョンにおけるムード歌謡的な味わいをサイケおやじは好みます。

気になる皆様は、両バージョン共に現在はCD化され、「沢たまき&プレイガール / ミュージックコレクション(ビクターエンタテインメント)」と題された2枚組に収録されていますので、聴き比べて下さいませ。

さて、その観点から言えば、同じ作家コンビが提供したB面曲「インスピレーション」がこれまた素敵なジャズ歌謡に仕上がっていて、せつない歌詞と儚さが滲むメロディライン、しっとりとしたボサノバ調のアレンジにすんなりと馴染んだ沢たまきの歌唱が、何か「わだかまり」を表出しているようで、たまりません♪♪~♪

この曲も前述の復刻CDに収められていますので、このクセになる余韻の深さは♪♪~♪

ということで、最後にもうひとつ告白させていただければ、サイケおやじにしても猫カフェに行ったのは初体験でありましたが、基本的に猫が好きなもんですから、なかなか和みましたですよ。

う~ん、こ~ゆ~文化はゴッサムシティには無いんですかねぇ~~?

こちらとしては、とにかく賓客をイイ気持ちにさせるのが目的ですから、余計な詮索は不必要でしょう。

さあ、後は仕上げを御覧じろです。
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これもプレイガール歌謡♪ そして明日は最高のお年玉♪

2014-01-04 15:24:26 | プレイガール

風知草 / 山崎一美 (テイチク)

予てからお知らせのとおり明日、1月5日の午後2時から、FM amgasaki で放送される「原坂一郎と片山由美子の子どもの世界」は、プレイガール&特撮ファンにとってはもちろん、全ての人に素晴らしいお年玉が用意されています♪♪~♪

なんとっ!

電話ゲストに、ひし美ゆり子が登場し、片山由美子と楽しいトークセッション♪♪~♪

当然ながら、少年時代から怪獣博士であり、プレイガールの熱烈なファンである原坂一郎先生の軽妙な仕切りはお約束ですし、現代では普通になっているサイマル放送により、ネットでも楽しめるのですから、もはや聞き逃したら後悔は必至でしょう。

ご存じのとおり、ひし美ゆり子&片山由美子のトークショウが昨年12月23日に開催されながら、参加が叶わなかった夥しいファンへの心遣いというか、常にファンを大切にされている御両人ならではの企画に、心から感謝のサイケおやじであります。

さて、そこで本日もプレイガール歌謡から、素敵な歌謡フォークの名曲名唱を選んでみたんですが、主役たる山崎一美って???

そういう女優さんがレギュラーメンバーで登場していたのかなぁ……?

という疑問を抱かれる皆様もいらっしゃると思います。

しかし山崎一美は昭和46(1971)年5月31日放送の第113話から正式にメンバーに加わった「太田きよみ」というのは当時の芸名であり、実はこれ以前にも「篠雪子」名義で同番組に数本のゲスト出演も果たしていたのですから、プレイガールの中毒的愛好者には、その後のあれこれにも一生追いかけていく覚悟があるというわけです。

それはプレイガール出演終了後の昭和48(1973)年に「橘モナ」と改名して、歌手に転向! シングル盤を2枚ほど出した後、昭和51(1976)年にレコード会社を移籍し、今度は「山崎一美」になって、掲載のシングル盤を発売したのです。

ちなみに気になるのは、プレイガールのレギュラーメンバーとしてのキャラクター設定で、修行中の現代女武芸者という強気のイメージから、出演を重ねる間に、何故かそれを忘れた弱い存在となり、先輩メンバーの足手まといみたいな役割に変身(?)してしまったのは、マニアの間では永遠の謎とされるほど!?

ただし、前述した初レギュラー登場作では、きっちり歌手に[なりすます」という「芸」を披露しているのですから、後に本職へ転向したのも必然の流れだったのかもしれません。

そこでサイケおやじがイチオシなのが、このシングル盤A面曲「風知草(かぜしりぐさ)」で、全体としては当時の流行ど真ん中だった歌謡フォーク調ながら、彼女のボーカルが「西田佐知子+日吉ミミ」というフィーリングが入った、せつない情熱の節回し♪♪~♪

ゆうき詩子の綴った歌詞を丁寧に表現するナチュラルな技巧も流石ですし、後に結婚される曽根幸明が書いたメロディの爽やかな哀愁、さらには演奏パートの物凄いエレキベースが印象的な高田弘のアレンジも、秀逸の極みと思います。

あぁ、当然ながら、この「風知草」はCD化されていますが、カラオケってあるんでしょうかねぇ~?

もしも無かったら、今こそ作られるべきかもしれませんよ。

ということで、プレガール歌謡に事寄せて、とにかく明日放送予定の前述のラジオ番組「原坂一郎と片山由美子の子どもの世界(FM amgasaki)」は、ひし美ゆり子の電話ゲスト出演があります。

そして初めて件のラジオ番組に接してしまえば、後は毎週の放送が待ち遠しいお楽しみになることは必定!

万難を排して、お楽しみ下さいませ(敬称略)。

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