OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

似合わずとも名曲

2024-06-30 18:17:15 | 歌謡曲

I.I.YO,I.I.YO. / 榊みちこ (キングレコード)

世の中、あぁ……、勿体ない……、なぁ~んて、思わず溜息っていう事象は数知れずとはいえ、所詮は個人の感想なんでしょうねぇ……。

失礼ながら、そんな不遜な諦めを抱かれされてしまったのが、昭和54(1979)年1月に榊みちこが出した本日掲載のシングル盤A面曲「I.I.YO,I.I.YO.」でありました…… (^^;

なにしろ、これは作詞:島武実&作曲:宇崎竜童、そして編曲:萩田光雄が真っ向から狙ったであろうミディアムアップの歌謡ロックであり、イントロからテンションの高いハードロックサウンドが全開という演奏パートがツッパリな歌詞の世界とタテノリのメロディラインを煽るという仕掛けになっていますから、炸裂するギターのリフ&ソロパートに対峙するボーカルの潔さがあればこそ、それを裏切ってしまうとしか思えない榊みちこの落ち着いた歌いっぷりは、これ如何に……???

というか、彼女の声質そのものが、こ~ゆ~ロックサウンドには不似合いで、その相性の悪さがモロに出てしまった感がある様に思えるんですが、いかがなものでしょう。

もちろん、曲タイトル「I.I.YO,I.I.YO.」を「いいよ、いいよ」と読ませる(?)企画とジャケットスリーブに登場している彼女の雰囲気がロックっぽさに満ちているところも、強烈な肩透かしだったんですよ、サイケおやじには…… (^^;

しかし、それでも「榊みちこ」という存在には何か……、惹きつけられるミステリアスな魅力を感じてしまうんですから、しっかりレコードは蒐集させていただいている次第です。

ということで、本日は贔屓の引き倒しに終始してしまい、彼女のファンには申し訳なさが……。

そのあたりは、ご容赦願いとうございます <(_ _)>

そして「I.I.YO,I.I.YO.」という楽曲の魅力は不滅と確信しておりますので、もっとロック性感度の高い声質のアイドルシンガーに歌って欲しかったという思いは現在も継続中なのでした。

う~ん、誰がいいかなぁ~~ (^^;

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最近見つけた原日出子のデビュー盤?

2024-06-29 18:55:37 | 歌謡曲

夕焼けのマイ・ウェイ c/w 9月のある日、友だち / 原日出子 (キャニオン)

掲載したのは不覚にも最近まで知らなかった原日出子の昭和55(1980)年に発売された、これが公式歌手デビュー作らしいシングル盤です。

―― と告白せねばならないのは、彼女が残してくれたレコードは昭和56(1981)年に出した「約束 」、そして翌年の「青いラプソディー」という素晴らしい仕上がりだった2曲のシングル作を入れたシングル盤だけだと思い込んでいたんですよ (^^;

しかし、彼女の卓越した歌唱力からして、それだけじゃ~無いだろう?

―― なぁ~んていう推察を捨てきれてはいなかったのも本音でしたから、掲載盤に邂逅した瞬間、我知らず震えてしまいそうでしたよ (^^;

そして肝心のA面収録曲「夕焼けのマイ・ウェイ」は作詞:加藤日出男&作編曲:山崎泉から提供されたミディアムアップのニューミュージック歌謡で、当時のウエストコーストロック風味が心地良いイントロからAOR系のリズムアレンジが附されたソフトなメロディラインを節回す原日出子の声質の和み感が高得点 ♪♪~♪

もちろん歌唱力も安定していますから、柔らかな歌詞の世界に対する大人っぽい表現もイイ感じ (^^♪

じっくり聴けば、なかなか難しい楽曲だと思うんですが、それをナチュラルな感性で歌っている雰囲気は流石、「女優の歌」の証明かもしれません。

ちなみにジャケットスリーブの記載によれば、このシングル盤は同名映画の主題歌とされていますが、サイケおやじは未鑑賞ですので、大いに気になるところでもあります。

それと同じ制作スタッフから提供のB面曲「9月のある日、友だち」は、やっぱりニューミュージック仕立てになっているミディアムテンポの歌謡フォークと申しましょうか、個人的には楽曲そのものの思わせぶりな展開が感性に合っていませんでしたので、ここまでしか触れません (^^;

それでも原日出子の歌唱はファルセットも用いた味わいも滲んでおり、まあ……、このあたりは十人十色のなんとやらでしょうか (^^;

ということで、まだまだ原日出子の歌手活動音源は探索し続ける所存です。

良い出会いがありますように ♪♪~♪

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この歌声と微笑みに癒されて

2024-06-28 17:16:03 | 歌謡曲

潮騒 / 日野てる子 (ユピテル)

確実に近づいている「日本の夏」になると聴きたくなるのがエレキ歌謡と並んでハワイアン歌謡というのがサイケおやじの嗜好ですから、そのジャンルの人気シンガーである日野てる子のレコードはマストアイテム♪♪~♪

しかし、今はまだ……、梅雨もド真ん中であれば、本日ご紹介するのは日野てる子の公式キャリアも後期という昭和59(1984)年6月に発売された、これが正統派ムード歌謡という「潮騒」をA面に入れたシングル盤です。

皆様ご存じのとおり、日野てる子は昭和45(1970)年に結婚・引退され、そして時が流れた昭和54(1979)年頃からカムバックして以降はマイペースの活動に勤しんでいながら、病魔に蝕まれ……。

ですから、その時期にレコーディングされた音源は殊更味わい深いと思うのはサイケおやじだけではないはずと思いつつ、大切に鑑賞している次第です。

で、この作詞作曲:伊藤薫&編曲:高田弘から提供の「潮騒」は既に述べたとおり、ミディアムスローの正統派ムード歌謡に仕上がっており、許されない恋情が綴られた歌詞の世界をソフトな情熱で歌ってくれる日野てる子の切々とした節回しがジンワリと胸に染み入る名唱と思うばかり ♪♪~♪

そして同時に魅力的なのが、優しく微笑む彼女のジャケ写ポートレートでしょう (^^♪

所謂人妻のフェロモンとは別次元の美女っぷりにはゾクゾクさせられてしまうわけですよ、不肖サイケおやじは (^^♪

もちろん、この1枚はサイケおやじの自室の壁に鎮座させていただくに相応しい名盤でもあるというわけです。

ということで、各地での大雨と交通障害等々が今後も心配なところです。

そして、そんなこんなの気の滅入る事態にこそ、少しでも気分を和らげてくれるのが音楽という嗜好品であるとすれば、例え周囲からは顰蹙であろうとも、自らの気持ちには素直にしていたいものと思っております <(_ _)>

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ビフォー&アフター

2024-06-27 19:11:32 | 歌謡曲

花かげろう / 花里あけみ (ミノルフォン)

掲載したのは麻丘めぐみの実姉と云われている「藤井明美」が「花里あけみ」と名乗っていた時代の昭和42(1967)年に出したシングル盤なんですが、それはそれとして、とにかくジャケ写ポートレートに登場している彼女の和装の佇まいと面立ちにはグッと惹きつけられてしまったですよ、サイケおやじは (^^♪

もちろん、それは中古屋の店頭での衝動でしたから、忽ちのお買い上げは当然の成り行きながら、作詞作曲が遠藤実という肝心のA面曲「花かげろう」はミディアムテンポの母物哀切歌謡であり、だからこそ、幾分細身の声質による彼女の節回しが恣意的なものだとしたら、なかなか胸に迫る仕上がりも納得でしょうか。

ど~やら、この「花かげろう」はジャケットスリーブに記載があるとおり、同名テレビドラマ(フジテレビ)の主題歌だったと知ってしまえば、尚更に思い込まされるほど、彼女の歌唱表現は的を外していません。

おそらくは特段のヒットには至らなかったかもしれませんが、こ~ゆ~レコードが堂々と制作されていたのが昭和歌謡曲全盛期の勢いでありましょうし、楽曲そのものにも魅力がありますから、現代であれば朝花美穂にカバーしていただきたいと願っております。

また、B面に収録の「紅の海」も同名テレビドラマの挿入歌とされており、歌っているのは「トシ伊藤とザ・プレイズメン」なんですが、既に皆様ご推察のとおり、このグループは後年人気を集める「敏いとうとハッピー&ブルー」の前身と云われておりますので、要注意かもしれません。

閑話休題。

ということで、今日も……、あれやこれやと雑事に追い回され、既に今年も半分が過ぎ去ろうとしているという…… (^^;

成り行き任せってのが、一番楽だと思うばかりでございます。

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好きなものへのエネルギー、例えば、この1枚!

2024-06-26 17:19:38 | 歌謡曲

赤い小窓 c/w 恋はお芝居 / くにづきみき (日本コロムビア)

掲載したのは以前ご紹介したフェロモン歌謡の裏定番とも云うべき「嵐のあとで」で有名(?)な、くにづきみきが昭和49(1974)年10月に出したシングル盤なんですが、やっぱり彼女は素敵な美人歌手だったという真実をジャケ写ポートレートで証明したという1枚でありましょう (^^♪

そして内容も絶品なんですよっ!

なんとっ!

前述「嵐のあとで」とは一転した正統派歌謡曲に仕上がっているんですから、たまりません。

それは作詞:なかにし礼&作編曲:森田公一というヒットメーカーコンビから提供のA面曲「赤い小窓」からして、ミディアムテンポのムード&ソフトロック歌謡ですから、ボサロックなリズムアレンジは言わずもがな、余韻がニクイばかりのエレピやフルート、そして湿っぽいストリングスをバックに熱っぽく、じっくりとメロディを節回す彼女の歌唱力には酔わされるばかり (^^♪

ベタベタした女の情念が綴られた歌詞の世界が「すんなり」と入ってくるのも、それゆえの素晴らしさと思うんですが、いかがなものでしょう。

ですから、作詞:むろふし・チコ&作編曲:森田公一によるB面曲「恋はお芝居」が、これまたミディアムテンポのR&B歌謡仕立てという演出(?)も大成功♪♪~♪

カラオケパートのハモンドオルガンや三連のリズムアレンジという美しい仕来りにも決して流されない歌唱の説得力こそは、くにづきみきの実力が遺憾なく発揮された傑作と思うばかりで、個人的にはA面曲「赤い小窓」よりも好きなほどです (^^♪

あぁ~~、このジャケ写にして、この歌と演奏!

ぜひとも、皆様にも、ご堪能いただきたく、願うばかりです。

CD化されているといいなぁ~~~ (^^)

ということで、相変わらず思惑優先の選挙で街中が騒がしいのには辟易させられますねぇ……。

ひとつ明確に言えるのは、今回の東京都知事選挙に限らず、候補者に投票する決断が消去法になっている、その哀しさですねっ!

つまり、ど~しても、この人っていう候補者が存在せず、こっちが少しはマシだろう……、なぁ~んていう選び方しか出来ないんですよ、少なくともサイケおやじは (>_<)

当然ながら、棄権するという選択肢はありませんので、殊更嫌われキャラの女性候補の対立ばかりを煽るマスコミの厭らしさには背を向け、ど~せ当選しないであろう、あの人が何票獲得するのか?

そんなところを期待するばかりという、いやはやなんともの投票よりは、お気に入りのレコードを求めての猟盤活動にエネルギーを傾注するのが、サイケおやじの取るべき態度であります。

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判断ミス…

2024-06-25 20:14:40 | サイケおやじの日常

成田まで仕事関係者の出迎えに行ったら……、諸々あって、こんな時間になっちまいました (^^;

本日は、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

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ここに王道歌謡フォーク

2024-06-24 17:32:11 | 歌謡曲

もしもなれたら / 藤田とし子 (CBSソニー)

本日の主役たる「藤田とし子」は子役~声優として活躍していた「藤田淑子」の別名義で、掲載のシングル盤は昭和44(1969)年に発売された歌謡フォークの人気作ながら、現物レコードの入手は、それなりに困難らしく、サイケおやじにしても、実は本日、ようやくゲット出来た1枚です (^^♪

もちろん、皆様ご存じのとおり、彼女はアニメや海外ドラマ&洋画の吹替声優として、そして同時にアニメや特撮ドラマ等々の主題歌&挿入歌をレコーディングしておりますから、日本で生活している我々にとっては必ずや耳にしている「声」の持ち主ではありますが、その声域はアルトからファルセットを駆使して、子供キャラや女の子キャラに限らず、幅広い役柄を表現する素晴らしい才能が認められていますので、ここに聴かれる正統派(?)歌謡フォークの仕上がりは、どんなんかなぁ~~~♪

―― という期待と不安は打ち消せないかもしれませんが、実は発売当時のラジオ番組では、オンエアが度々ありましたですねぇ~♪

なにしろ、作詞:藤田敏雄&作曲:中村八大が手掛けた「もしもなれたら」という楽曲そのものが人気男性コーラスグループのダーク・ダックスによって、既にして知る人ぞ知る!?

―― みたいな存在感というか、サイケおやじにしても、楽曲そのものは掲載盤が世に出る2~3年前から耳にしていたんですよ。

ですから、そ~ゆ~歌がリバイバルカバーっぽく、藤田とし子の名乗る女性シンガーによって再び蘇ったかの様な気分(?)は確かにありました。

そして、それが正統派歌謡フォークに仕上げられたのは、その頃のフォークソング王道を歩んでいた小室等であればこそ、ミディアムテンポでアンプラグドな伴奏による歌謡フォークがド真ん中♪♪~♪

シンプルなメロディラインと夢見る歌詞の世界をソフトに節回す藤田とし子の程好い芝居っ気と気分はロンリーな声質の妙こそはギスギスした世相において、刹那の清涼剤かもしれませんねぇ……。

それはジャケ写スリーブのイメージ共々に歌謡フォークの黄金期を今に伝えてくれるものと思うばかりです。

最後になりましたが、こ~ゆ~雰囲気にどっぷりの「もしもなれたら」に「小唄ロック」なぁ~んて、凡そ不釣り合いなサブタイトルが付されているのは、前述したダーク・ダックスが、そ~ゆ~曲タイトルでレコーディングしていたからだと云われている所為らしいですよ (^^;

残念ながら、サイケおやじは、件の公式レコーディングは聴いた事がありませんが、既に述べた様にダーク・ダックスが歌っていた音源というか、とにかく彼等のパフォーマンスが耳に残っている限りの印象として、わざわざ「小唄ロック」と命名(?)するほどのロックフィーリングは印象に残っていないわけでして…… (^^;

そんなこんなの真相も大いに気になってしまうのでした。

最後になりましたが、掲載盤は冒頭に記したとおり、本日の入手でしたので、ジャケ写はスマホ撮り故に明瞭さに欠けてしまい、お詫び申し上げます <(_ _)>

う~ん、それにしても藤田とし子=藤田淑子は美人女優でもありましたですねぇ~~ (^^♪

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今から秋の歌という久保田早紀

2024-06-23 17:26:45 | Singer Song Writer

■九月の色 / 久保田早紀 (CBSソニー)

久保田早紀は昭和54(1979)年秋に出した自作自演曲「異邦人」のメガヒットにより、有能なシンガーソングライターとして華々しいデビューを果たしたとはいえ、その「異邦人」を殊更キャッチーにしている例の中近東モード故に、それが苦手なサイケおやじにはイマイチ……、馴染めない存在でありました。

しかし、それから約1年後の昭和55(1980)年9月に出してくれた本日掲載のシングル盤A面曲「九月の色」は、なかなか琴線に触れる仕上がりだったんですねぇ~~♪

それは当然ながら久保田早紀の自作ですから、やっぱり……、どこかしら微妙に中近東モードが滲んではいるものの、萩田光雄が十八番の派手なアイドル&ニューミュージック歌謡に準拠したアレンジが施されている所為でしょうか、今日の耳にはシティ・ポップとして響いてしまうはずで、アップテンポのメロディラインや都会的な歌詞の世界こそは、懐かしくもあり、普遍性の高さをも感じさせるところかと思います。

ちなみに説明不要かもしれませんが、久保田早紀はクラシックピアノの素養もあり、また帰国子女という噂もあったことから、ナチュラルな洋楽志向が強かったのかもしれませんし、だからこそ現在はキリスト教関係の音楽的奉仕活動に従事しているらしいという情報にも説得力がありますよねぇ~。

また、人気フュージョンバンドのスクエアでキーボードを担当していた久米大作と結婚した事と自らのレコーディング作品にプログレ&フュージョンっぽいサウンドが用いられている関係性も気になるところであります (^^;

ということで、個人的にはメジャーな芸能活動を展開していた昭和50年代後期の久保田早紀音源をチマチマと蒐集しております。

オンタイムでの彼女はテレビ出演も多く、また所謂横顔美人としてのレコードジャケットスリーブの注目度も含めて、再評価&レアリティーズの発掘を望みたいですねぇ~~♪

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改修してます

2024-06-22 17:09:59 | サイケおやじの日常

それは自宅の玄関と浴室、ちょっぴりですが介護仕様ということです。

家屋内の敷居の段差に関しては、専用の簡易的スロープで間に合わせですが、とりあえず母の介護認定が来週早々に決定という連絡が入り、幾分安心しております。

う~ん、それにしてもサイケおやじが子供の頃は「長生きは幸せ」と云われていましたが、現実は厳しいですね……。

明日は我が身ということで、本日は失礼させていただきます <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-159:一条恵三奈 ~ ちょっぴり懐メロ

2024-06-21 17:19:13 | 歌謡曲

恋は未完成 / 一条恵三奈 (クラウン)

掲載したのは例によって以前、某ネットオークションから纏め落札出来たシングル盤の山から掘り出した1枚なんですが、結論から述べさせていただければ、ここに収録のA面曲「恋は未完成」のサウンドプロデュースが発売された昭和61(1986)年11月とは……、ど~しても思えないほどに往年のアイドル歌謡ポップスに仕上がっていたという、それはそれでサイケおやじには嬉しい邂逅でありました (^^♪

なにしろ、それは作詞:中谷純平&作曲:大田伸二郎という、個人的には馴染みのないソングライターコンビからの提供作品であり、既に述べたとおり、そのイメージは丸っきり、1970年代アイドルの雰囲気がそのまんまという、アップテンポで屈託の無い乙女心の片思いラブソングなんですねぇ~~♪

竜崎孝路のアレンジも、一応はデジタル風味を塗してはありますが、基本は例えば当時の林寛子が歌ったしても違和感が無いと思えるほどの昭和50年代前半のフレイバーに満ちており、しかも歌っている一条恵三奈の歌唱スタイルが幾分不安定さを滲ませてしまうもんですから、いゃ~~、これはこれでアイドルマニアの琴線に触れる事を狙っていたんじゃ~ないでしょうか (^^♪

しっかりとジャケットスリーブを確認すれば、曲タイトルの「未完成」の部分に「シューベルト」なぁ~んてルビが振ってあるのもニクイところですねっ!

う~ん、今となってはオンタイムでの空振りが尚更に愛おしい♪♪~♪

ということで、温故知新が染み込んでいるのは決してサイケおやじだけではないはずで、だからこそ、こ~ゆ~企画が試されたと思えば、これもひとつのオールディズ歌謡なのかもしれません (^^♪

一条恵三奈は「この人」シリーズに分類しておりますが、良いものは廃れないという信念こそが、大切と思うばかりです。

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