■水色のカチューシャ / 小林千絵 (ポニーキャニオン)
年末の大掃除とかをやっていて発見するのが友人や知り合いの忘れ物っていう話は珍しくもないでしょう。
実際、本日のサイケおやじは自宅のレコード棚の裏に落ちていた友人の名刺入れを発見し、そ~いえば……、あいつは今、何処で何をやっているのだろうか……、なぁ~んていう感慨に浸ってしまう時間が持てましたからねぇ~~。
そこで思い出したのが、小林千絵が昭和58(1983)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「水色のカチューシャ」でして、実はこれが、なかなかに罪作りと申しましょうか、谷山浩子が作詞作曲した歌詞の中身が、なんとっ!
今は人気スタアになっている元カノが自分の部屋に忘れていった「水色のカチューシャ」を眺めつつ、イジケた恋慕に浸ってしまう男の涙歌?
そんな、せつなくも甘い感傷に、8ビートのポップなメロディが附されたミディアムテンポのニューミュージック系歌謡曲に仕上がっているんですが、なにしろ当時の小林千絵はヤマハ系ボーカリストとして嘱望されていたほど歌唱力がありますからねぇ~~~♪
ほとんど計算ずくと思う他はない武部聡志の見事なアレンジにも臆すること無く、真っ向から、捨てられた(?)男の未練たっぷりな夢の欠片を聴かせてくれるんですねぇ~~♪
今となっての彼女の一般的なイメージはバラドルであり、気の利いたトークも上手いタレントとして重宝されていたり、テレビドラマにも頻繁に顔を出していた印象が強いかもしれませんが、結果的にブレイクしたとは言い難かったアイドルシンガーとして残したレコードには駄作なんて、それこそ全くありません。
そんなふうに思っているのはサイケおやじだけかもしれませんが、今こそボーカリストとしての小林千絵の再評価を強く願っております。
ということで、決して良かったとは言えない本年も、今日で終わってしまいますが、例え先行きが真っ暗だとしても、希望の光を見つける努力だけは続けていきたいものです。
もちろん、それを支えてくれるのは、自分の好きな事に拘るという、趣味に生きる道でしょうか。
最後になりましたが、本年も皆様に応援していただき、心から感謝しております <(_ _)>
諸事情から自粛を余儀なくされていたネット社会との関わりも、本日で自主解除致しますので、来年からは皆様へのお返事等々も、心してまいります。
それでは、良いお年をお迎えくださいませ (^^)/~~~