■旅愁 / 西崎みどり (ミノルフォン)
自分にはほとんどロリ趣味は無いんですが、それでも美少女は?
と問われれば、西崎みどり♪♪~♪
そう、答えてしまうのが発作的なほど、彼女は刷り込まれた存在です。
ご存じのとおり、西崎みどりは幼少の頃から既に西崎流日舞の宗家を襲名していたほどの芸達者であり、同時に美少女モデルとして活躍し、昭和42(1967)年頃には7歳にしてレコードデビュー! 確か翌年には田端義夫とのデュエット(!)曲「ねんねん舟唄」を大ヒットさせているんですねぇ~~~。
サイケおやじが「刷り込まれた」のは、ちょうどその頃、彼女が所属するミノルフォンレコードが持っていた歌謡番組に毎週登場していた可憐な存在ゆえの事ではありますが、もちろん個人的なお目当ては山本リンダでありながら、同等の比重で強い印象を与えられたのが、西崎みどりでありました。
しかし当時は、あくまでも子役であり、とてもサイケおやじの性癖云々では語れない存在だった事は言うまでもないでしょう。
そうして時が流れました。
西崎みどりは芸能界で活躍しつつも、日舞の世界の仕事(?)もあったのでしょう、些か中途半端なスタアになりかかっていた昭和49(1974)年、久々に出した歌謡大ヒット曲が、本日掲載したシングル盤A面曲「旅愁」でした。
それは作詞:片桐和子、作曲:平尾昌晃による畢生の昭和歌謡曲であり、テレビ時代劇「必殺シリーズ」の主題歌でもあったわけですが、何んと言っても心惹かれるのがジャケ写に登場している彼女の佇まいです。
あぁ、美少女と言わずして、どうなるものでしょう。
しかし、これはサイケおやじが自主的にゲットしたブツではありません。
実は最近交流のある韓国の仕事関係者から頼まれて、先日中古屋で入手してきた中の1枚なんですよ。
つまり韓国人の某氏は西崎みどりの大ファンであり、それは在日だった小学生の頃からの継続らしいんですが、韓国籍を得て本国で暮らすようになった時には例の日本語の歌は禁止令があったそうで、表向きは日本のレコードなんか買えなかったそうです。
ところが今は堂々と自らの趣味性を言えるようになったとかで、西崎みどり熱が再燃したらしいですよ。
そこでサイケおやじは頼まれて、まずは彼女のレコードをあれこれ中古で物色したというわけなんですが、それにしてもあらためて「旅愁」は名曲名唱だと痛感させられましたですねぇ~♪
ということで、現在手元には西崎みどりのアナログ盤が何枚も集まっていますが、なにかそうなってみると、約束とはいえ、韓国の某氏に渡すのが惜しいような……。
そんな気分にさせられてしまうんですから、美女とレコードの世界は罪深いですよ。
いや、もしかしたら自分自身が少年時代に刷り込まれた西崎みどりの魅力に目覚めたという事なんでしょうか?
自分では埒外と思っていたロリ趣味が、もしもこれで覚醒したら、それはそれで成り行きというものかもしれませんが……。