OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

そこにある希望の光

2017-01-31 19:18:24 | Rock
希望の光 / The Rascals (Atlantic / 日本グラモフォン)

流石と言えば不謹慎かもしれませんが、アメリカのトランプ大統領が選挙戦で公約していた事柄が次々に実行に移されてみると、騒ぐのが商売のマスコミが慌てている様には笑ってしまいそうなサイケおやじです。

おそらく奴らは、ど~せ出来っこないから、その時は思いっきり批判してやろうと目論んでいたんでしょうかねぇ~~、それを逆手に活かされちゃ~、後は反対勢力の訴えに縋りつくが如き報道だけでは片寄りも著しいわけでから、現状ではその混乱を作り出している一端がマスコミの存在という真相が市井の我々には見えていますから……。

そもそもトランプ大統領は、そんなこんなの公約に共鳴した有権者の投票によって登場したのであって、もしも現在の反対勢力がトランプ大統領を弾劾したところで、今度はトランプ支持派が黙ってはいないでしょう。

もちろん、そ~なった時には、マスコミが更に増長した報道をするんでしょうが、なんだか民主主義の基本や土台を壊しているのは、常にマスコミという感が無きにしもあらずです。

そして、一国の指導者であれば、まずは自国の利益と安定を優先するのが当然であり、それが出来ていなければ、世界を救うなんてことは、単なる夢と理想の履き違えでしかありません。

現在の難民問題にしても、その根本にあるのは、そんな勘違いからカッコばっかりに拘ったアメリカが悪いところの大部分を占めているわけで、急な方針転換(?)に踏み切ったトランプ大統領に露骨な不満を表明しているドイツやフランスにしても、今更責任放棄しているアメリカにご立腹ってなもんでしょう。

ただし、特にドイツが移民に寛容なのは、極端に安い賃金での労働力を確保する目的があったようですから、やっぱり元学者だったメルケルのおばちゃんは論理がクールなんでしょうねぇ……。

さて、そこで本日のご紹介はラスカルズが周囲の心配(?)を他所に、一途なメッセージソングに没頭していた時期に出したシングル曲「希望の光 / A Ray Of Hope」で、前作「自由への賛歌 / People Got to Be Free」の大ヒットに勢いづいていた所為もあってか、ますますキリスト教信仰に基づいた様な歌詞には、希望の光がある限り、自分の人生を神様の思し召しに従って全う致します、みたいな魂の誓いが強く打ち出され、これがアメリカで世に出た1968年と云えば、ベトナム戦争の土沼に足を突っ込んでいた時期でしたから、反戦~反政府運動への意気込みも滲むという、本音の吐露もバランスを失う寸前というか??

このあたりの歌詞の解釈については日本人、中でも仏教徒のサイケおやじには真意を理解出来ない文節もありますし、おそらくはカソリックであったと思われるラスカルズの面々にしても、アメリカでは少数派であれば、文字どおり、天空から差してくる一条の光=A Ray Of Hope こそが混乱混濁したアメリカや全世界には必要だという、一種の神頼みを訴えたかったような気もします。

うむ、これこそ、分断分裂しかかっている現在のアメリカに必要とされる歌と事象なのかもしれずも、案外とリバイバルヒットしてくれれば、相当に素敵なわけですが、いかがなものでしょう。

とにかくミディアムテンポでどっしり構えたロッキンソウルな名曲でありますから、裏声&ハイトーンなボーカル&コーラスによって歌われる理想の訴えは、それを抜きにしても心に響きますよ♪♪~♪

ということで、日本で暮らすサイケおやじにとっては、アメリカがどんなに騒がしくなろうとも、今は対岸の火事であって、静観するのが基本姿勢です。

ただし、経済政策に関しては、例のTPP離脱という現実を前にして、ひとつの妄想ではありますが、トランプ大統領にはアメリカ・ロシア・イギリス・日本で、新しい経済協力体制を構築しようという目論見があるのでは?

当然ながら、それが実現すれば中国にも有利に事が運べるし、他地域にもアメリカの影響力を更に強く及ぼせるはずですから、なかなか怖いものと表裏一体なんですけど!?

しかし、決してアメリカに忘れて欲しくないのは、繰り返しますが、難民問題の根底には、これまでのアメリカのゴリ押しがあるという真実です。

難民に限らず、アメリカが移民政策に寛容だったのは、その反省と罪滅ぼしがあったと言えば噴飯物かもしれませんが、真の大国ならんとすれば、寛容と忍耐、任侠の精神は忘れないでいただたいと願うばかりです。

希望の光を遮ってはなりませんよっ!
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PCの気持はど~なんだろう

2017-01-30 19:40:08 | Weblog

私用のPCへのアクセスが上手くいきません。

どうやらパスワードが狂ったか、リモートアプリが異常なのか……。

原因究明も儘ならず、本日の1枚も投稿不可能をご容赦下さいませ。

早く帰宅して、トラブルを直したいなぁ~~~。

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オールマンズは二度死ぬ

2017-01-29 17:51:21 | Allman Brothers Band
Restoration / The Allman Brothers Band (FM Concrt Broadcasts Ltd. = CD)

 01 Introduction
 02 Midnight Rider
 03 Blue Sky
 04 One Way Out
 05 Statesboro Blues
 06 Southbound
 07 Jessica
 08 Good Lovin'
 09 Key to the Highway

その長いキャリアの中で何度も離散集合を繰り返してきたオールマンズではありますが、殊更1986年の短期リユニオンツアーには久々にチャック・リーヴェル(p) の参加が目玉でしたから、そのライブの現場に参集が叶わなかったファンにとっては、本日ご紹介のCDは嬉しいプレゼントでしょう。

それは同年10月31日、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催された「CRACKDOWN」と冠されたベネフィットコンサートに出演したステージからのライブ音源を収録したブツで、ネタ元はFM放送用のソースですから、音質もそれなりに普通に聴けるレベルですし、プログラムも上記したとおり、往年のオールマンズの十八番演目が楽しめるんですねぇ~~♪

しかも件のコンサートにはオールマンズ以外のミュージシャンが大勢登場していたので、適宜ゲストが入っての演奏も聴けるのは興味津々♪♪~♪

とはいえ、やっぱり本当に惹きつけられるのは前述したとおり、チャック・リーヴェルの復帰でありましょう。

というのも、ここまでのオールマンズはデュアン・オールマン(g) とベリー・オークリー(b) という結成時以来のメンバーを事故で失うという危機を乗り越え、1973年に出したアルバム「ブラザーズ&シスターズ」の爆発的な大ヒットから新たな全盛期を迎えながら、グループ内はメンバー間の確執と不仲、さらにはグレッグ・オールマンの悪いクスリによる逮捕から、ついには1976年に分裂解散……。

それでも1979年には再結成の運びとなり、1982年までの間にLP3枚と公式ライブ映像等々を残すのですが、所属レコード会社の閉鎖や様々なゴタゴタがあったようで、再び活動停止に追い込まれていたわけですし、そんな紆余曲折の中にはチャック・リーヴェルが加わっていなかったのですから、ファンにとっての1986年のリユニオンは待ちに待ったという思いです。

で、ここでのメンバーは冒頭に収録されているMCにより、グレッグ・オールマン(vo,org)、ディッキー・ベッツ(vo,g)、ダン・トーラー(g)、チャック・リーヴェル(p)、ブルース・ウェイベル(b)、ブッチ・トラックス(ds,per)、ジェイモー(ds,per) という顔ぶれなんですが、新顔のブルース・ウェイベルは当時のグレッグ・オールマンのバックをやっていたらしく、なかなか堅実なプレイは違和感がありません。

また、ダン・トーラーはオールマンズの最初の解散からディッキー・ベッツが正式に率いたグレイト・サザンのレギュラーでしたから、ベッツ親分とのコンビネーションも良い感じ♪♪~♪ この音源では左サイド寄りにダン・トーラー、センターから右サイド寄りにディッキー・ベッツのギターがミックスされていますので、そのあたりも存分に♪♪~♪

ですから、初っ端の「Midnight Rider」は幾分ギクシャクしながらも、バンド全体から発散されるどっしりしたグルーヴが素晴らしく、続く「Blue Sky」でチャック・リーヴェルのピアノが飛び出す頃には、すっかり気分は綻んでしまいます。

そして「One Way Out」には最初のゲストとしてポール・バターフィールド(hmc)が入り、そのなかなかにカントリー&スワンピーなブルースロックには、思わず腰が浮いたりします♪♪~♪ ただし、これにはデュアン・オールマンの超名演が残されていますからねぇ……、ギターが物足りないと思うのも正直な気持ち……。

それでも、そんなバチアタリの不満を補ってくれるのがグレッグ・オールマンの入れ込んだ(?)ボーカルで、お待たせしました、皆が大好きな「Statesboro Blues」では例の「I'm goin' to the country, baby do you wanna go?」の一節の熱さ、そして「Southbound」においては、ディッキー・ベッツを打ち負かさんとするが如き力みは最高ですよっ!

となれば、当然ながらこの「Southbound」の熱演は半端無く、そりゃ~もう、凄いの一言!!

転がりまくるチャック・リーヴェルのピアノ、ジャジーなフレーズも入ったダン・トーラーのギターに負けじと奮闘するディッキー・ベッツは、殊更後半のツインリードで熱くさせてくれますし、リズム隊の突進力は言わずもがな、もう、このトラックを聴けただけで、このブツの存在価値は充分に高いと思うばかりです。

そしてオールマンズと云えば、今や欠かせない人気演目となっている「Jessica」においても、きっちりお約束のフレーズを弾いてくれるチャック・リーヴェルは看板スタアの存在証明! この楽しさもまた、オールマンズ不滅の魅力でしょう。

こうしてステージはいよいよ大団円!?

オールマンズにしては馴染の無い「Good Lovin'」は、もちろんラスカルズが1966年に放った懐かしのロックヒットではありますが、ここではなんとっ! そのラスカルズの中心メンバーだったフェリックス・キャバリェがゲスト参加して、律儀に歌っています。

さらにオーラスのブルース大会「Key to the Highway」にはミック・テイラー(g)、カルロス・サンタナ(g)、スティーヴン・スティルス(g) 等々が入ってのセッションが繰り広げられますが、こちらは音の整理がゴッタ煮状態で、ちょっぴり煮え切らなさが勿体ない……。

やっぱりこれは、チャック・リーヴェルが一時的にせよ復帰したオールマン・リユニオン・バンドを楽しむのが本筋のような気がします。なにしろ1989年から現在に続く復活オールマンズには、チャック・リーヴェルが入っていないのですからっ!

ただし、このCDには個人的に大きな不満があって、それは収録トラック毎に打たれたチャプターの所為で、曲間の変わり目で一瞬音が途切れるというのは、せっかくノリが良いライブの流れをシラケさせての大減点!

それを改善した別商品も既に出回っているかもしまれせんが、ご紹介したブツに関しては、サイケおやじの使っている様々なオーディオ機器全てでそんな状況ですので、皆様にはお知らせした次第です。

しかし、それでもサイケおやじは、ここに聴けるオールマンズが気に入っています♪

実はネットでも同じ音源は聴けますし、同じメンバーによる別な日の演奏の映像もアップされていますが、やっぱりオールマンズに関しては何故か、パッケージ化されたソフトを持っていたいんですよ。

それもファン心理のひとつとご理解いただければ、幸いでございます。
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山川ユキの確実な存在感

2017-01-28 19:42:44 | 歌謡曲
ウラトビサスケ '78 c/w 不確実性の時代 / 山川ユキ (ミノルフォン)
 
今となっては様々なジャンルが乱立する昭和歌謡曲の中にあって、例えばディスコ歌謡ならば、これもなかなか面白く聴けるのが、昭和53(1978)年夏に発売された本日掲載のシングル盤かと思います。

なにしろ歌っているのが忘れじの山川ユキ

そして楽曲を提供したスタッフが作詞作曲:かまやつひろし&編曲:澤健というクレジットが両面で確認出来れば、そのアクの強さ、味付けの濃さは保証付♪♪~♪

とにかくA面「ウラトビサスケ '78」からして、イントロから典型的なソウル&ディスコな雰囲気が横溢する演奏で、タメの効いたシャープなドラムスやズバズバのベース、フィリーなストリングス&コーラスのバックを従えて歌う山川ユキのボーカルは、なんとっ!

フェイクしたエフェクターを用いたというか、今で云うところのアニメ声が濁ったようなラップ系リズム唱法とでも申しましょうか、それでいて如何にも「らしい」山川ユキの個性がグリグリに出まくっているんですから、これまで彼女の歌に親しんでいるほど惹きつけられてしまうんじゃ~ないでしょうか。

しかも歌詞の内容が、文字どおり「猿真似」が得意の子猿の話とか、ほとんど意味不明の言葉遊びみたいなノリで貫かれているんですから、たまりません♪♪~♪

う~ん、これって山川ユキの幅広い歌の実力があっての企画なんでしょうかねぇ~~♪

ちなみに作者のかまやつひろしは翌年に出した自己名義のLP「スタジオムッシュ」の中でセルフカバーしていますが、それはさらにファンク性感度の高い演奏にコミカルなラップという仕上がりですので、聴き比べも楽しいところではありますが、山川ユキのバージョンにあえて「78」と附っているところからして、かまやつひろし本人は以前から狙っていたものなのかもしれません。

その意味でB面収録の「不確実性の時代」が、アップテンポの正統派ディスコ歌謡に仕上がっているのは特筆物なんですが、しかし、よくよく聴いてみれば、これまた既に確立していた流行のディスコ歌謡のパロディとも受け取れるような!?

もちろん、失礼ながら、ヒットしなかったレコードではありますが、これがあってこそ次作シングル曲「ケリ」が傑作になっているのは言わずもがな、本当に山川ユキは残してくれた音源全てが素晴らしいですよっ!

確かシングル盤4枚と例のCM曲「カメラのさくらや」しか公式レコーディングを知らないサイケおやじですが、次の機会にはシングル曲「真夜中ロック」をご紹介しますね。

ということで、本当に昭和歌謡曲は間口が広く、奥底も知れませんが、だからこそ最高に面白く、その中に山川ユキのような歌手が出て来てくれたからこそ、ますます楽しいジャンルだと思います。

良い時代は何時までも続いて欲しいものですねぇ~~♪
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アメリカの現実と象徴

2017-01-27 19:32:28 | Rock
In The Ghetto / Elvis Presley (RCA / 日本ビクター)

連日物議を醸しだすアメリカのトランプ大統領は、結局のところ政治家としてよりは商売人としてのキャリアが成功している事に対しての妬みが無いと言えば嘘になる!?

実際、立候補表明から選挙期間中をとおして、札片が舞っていたが如き報道もあり、また人道よりは経営という理念が優先される政治手法が当選する前から広く伝播していた感もありますから、とにかくアメリカが何でも一番!

そんな姿勢を強行的に実現させんとする言動が目立ちまくるのも無理からん話でしょう。

しかし、トランプ大統領は決してストレートな成功者ではないようで、例えば不動産業にしても一時期、日本の会社と暗闘を繰り広げる等々、なかなか浮き沈みの激しい生き様は多方面で伝えられているとおりです。

つまりアメリカ国内及び世界中の反トランプ勢力は、果たして成功者で富豪の指導者が弱者の気持や現状を理解し、救済してくれるのか?

という諸々に懸念を抱いているのだとすれば、所謂アメリカンドリームという成り上がり幻想が、その幻想さえも消されてしまう恐怖に支配されているという推察だって……。

さて、そこで本日ご紹介するのはエルヴィス・プレスリーが1969年に放った大ヒット「In The Ghetto」で、なかなか抑えた歌唱の中にも一途な情熱や説得力が強く滲み出た名曲名演ながら、その歌詞が従来のエルヴィス・プレスリーのイメージとは異なる内容なんですから、英語を日常会話にしていないサイケおやじには、それを後になって知るほどに唸ってしまったですよ。

何しろ簡潔にご紹介すれば、寒々しく貧しい環境に生まれた男の子に対する母親の嘆きと心配、さらに長じた子供が空腹からの窃盗、そして周囲の無理解から犯罪の道を歩み、ついには銃を片手に死んでいくという姿に泣きじゃくる母親の姿……。

まさに当時も今も、アメリカばかりか世界のあらゆる場所で進行している現実の一端がエルヴィス・プレスリーという芸能界の王様によって、切々と歌われているというところが一筋縄では認められるものではないでしょう。

ご存じのとおり、エルヴィス・プレスリーは決して裕福な家庭の出身ではなく、その歌の凄さが認められたのも偶然の産物だったという出発点から、後は自らの歌を信じ、信仰心や愛国心も強く、何よりも家庭や家族を大切していながら、それでも如何にもアメリカの芸能人どっぷりの成功者にして富豪でありましたから、そ~ゆ~人物がそれを可能ならしめたお気楽な芸能ソングを捨て(?)、思いっきり社会派に傾いた「In The Ghetto」を真っ向から歌いきるという凄さは、逆説的な分かり易さと共に、反感と反発を呼ぶ事は必至なわけですから、それを大ヒットさせたエルヴィス・プレスリーの力量と懐の深さは流石と思うばかりです。

ちなみに曲を書いたのは後に「愛は心に深く / Baby, Don't Get Hooked On Me」の大ヒットを飛ばすマック・デイビスです。

また、この「In The Ghetto」は我が国でも同年秋にヒットして、ラジオから頻繁に流れていた記憶がありながら、既に述べたとおり、サイケおやじは歌詞の中味を理解していなかったもんですから、リアルタイムでは決して好きな楽曲ではなく、しかし後年、それを知ってみれば、エルヴィス・プレスリーの真摯な歌の世界にグッと惹きつけられ、思わず足は中古屋へ!

実は掲載の私有盤を入手したのは、既に1970年代も半ばを過ぎた頃でした。

ということで、トランプ大統領が自国優先主義を表明し、実行に移している事に関しては、これまでの様な「アメリカは世界の警察」という姿勢で思い上がり、世界各国で火種を撒き散らし、そこに油を注いでいた勘違いとは異なるだけで、それでもどっちだって強引な印象は免れないというところに、アメリカという国の業の深さ、そこの最高指導者としての権力の重さがあるのかもしれません。

そんな立場とは永久絶対に無縁なサイケおやじとしては、昔々の強いアメリカの象徴のひとつでもあったエルヴィス・プレスリーの「In The Ghetto」がリバイバルヒットして欲しいと思うばかりです。
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軟禁中…

2017-01-26 19:26:29 | Weblog

秘密保持とか情報保護とか、様々なシバリがあるもんで、本日はこれにて失礼させていただきます。

とりあえず深夜零時までとか!?

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トランプとアメリカのパイ

2017-01-25 17:03:53 | Singer Song Writer
American Pie / Don McLean (United Artists / キングレコード)
 
アメリカの新しい指導者となったトランプ大統領の個性は、何と言っても分かり易さに尽きるんじゃ~ないでしょうか。

今のところ、遠慮会釈無しにやっているところは唯我独尊でありながら、以前から主張していたものをとりあえずやっておこう!?

というふうにサイケおやじは解釈しているんですが、それは演説や会見の場においても、シンプルな単語と率直な言葉遣いが特徴的なもんですから、批判を真っ向から受け止める姿勢にも、なかなか潔いものを感ぜざるをえないわけですが、だとしたら逆の意味でアメリカ国民、そしてアメリカに少しでも関わりがある人々であれば、そこから真の意味を考え出すという作業が求められるのかもしれません。

そして、もしもそれがトランプ大統領の狙いだとすれば、新しいタイプの哲学系政治家なのか……?

う~ん、言葉の意味の重さや深さは、侮れませんからねぇ……、

さて、そこで思い出したのは、ドン・マクリーンが1972年に放った本人自作のメガヒット「American Pie」で、それは覚え易い「バァ~イバイ、ミス(ア)メリカンパ~イ」というリフレインと軽快なフォークロックのリズム、さらに起伏がありながら、起承転結のはっきりしたメロディ展開の中で歌われるのは、バディ・ホリーという早世した偉大なるロックスタアの思い出諸々に事寄せたアメリカの青少年の終わりなき日常?

なぁ~んて書いてしまったのは、実は全篇で8分半ほどの長尺な歌の中身が、例え英語を日常的に喋っている者であったとしても、イマイチどころか、オチも結論も見いだせないまま、シンプルな言葉の積み重ねに引っ張られてしまうという、いやはやなんともの名(迷)曲と思われるのですから、今でもそれについて真剣に研究探索を続けているファンの実在が少なくないと言われています。

もちろん、ドン・マクリーンはシンガーソングライターの常(?)として、それに明確な答えは未だ提出してくれませんが、だからこその面白さが「American Pie」をチャートトップの大ヒットにしたポイントかもしれません。

ちなみに掲載の私有シングル盤には、その全長版を分割してA&B面に収録するという強引なワザが用いられていますが、前述したとおり、この「American Pie」は我が国でも、その調子の良さから歌詞の中味をド返してのヒットになり、当時のラジオからは主にスローな導入部からリズムとビートが効いた心地良さに展開されるA面が流れまくっていたんですが、これが深夜放送になるとDJの休憩目的でもあったんでしょうか、しっかりLPバージョンが放送される事もありましたですよ♪♪~♪

また、当時のNHKが放送していたテレビショウ「ステージ101」の番組内では、若子内悦郎と河内広明(現・芹澤廣明)が組んだデュオユニットのワカとヒロが「American Pie」を十八番にしていて、それが実にカッコ良かったんですねぇ~~~♪

それにはサイケおやじの妹も夢中になり、なんとっ!

ワカとヒロが歌う「American Pie」が収録されたステージ101のLPを買ったというほどっ!

もちろん、サイケおやじも兄の面目として、ドン・マクリーンの本名盤をゲットした上で、妹といっしょになって楽しんだというわけですが、それにしてもワカとヒロのバージョンは素敵ですよ♪♪~♪

閑話休題。

ということで、ドン・マクリーンは、ほとんど「American Pie」の当たりが大き過ぎて、他にも飛ばしたヒット曲が過小評価されていますが、ちょっぴり古いタイプのシンガーソングライターというか、フォークやフォークロック系の歌を地道にやってくれる存在としての有難味は、簡単に失せる事は無いと思われます。

そして何時の日か、「American Pie」の真意が明かされるとすれば、オールディズな政治手法のトランプ大統領も、ご満悦!?

そんな妄想を浮かべているのでした。
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正直な気持ち、今日は疲れてます

2017-01-24 18:19:15 | Weblog

仕事に追われて、東西奔走、朝から今まで、そしてこれからも面談と悪企みの連続で、疲れています。

こんな無体なスケジュール組んでる監視人は、何を考えているんだぁ~~~!

本日の1枚は休載、ご理解下さい。

 

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素敵な微笑みの印象

2017-01-23 20:20:46 | Rock
ぼくらに微笑みを / Chicago (Colmbia / CBSソニー)

ど~にもならないほど忙しいんですが、それでも今日は書きたい事が、いっぱいあります。

まず、何と言っても大相撲初場所における稀勢の里の初優勝と横綱昇進♪♪~♪

大相撲ファン、殊更日本人のほとんどが、それを待ち望み続けて幾年月、毎場所イライラされられていた溜飲が一気に下がったと書くのも、決して大袈裟ではないと思います。

稀勢の里の資質は体格・体力面だけでなく、所謂ガチンコ力士としての存在感共々に誰もが認めるところだったわけですが、それゆえにどこかしら漫然とやっているというか、相手との駆け引きや対戦前のイメージトレーニングなんか、問題外という姿勢が滲み出ている気配がサイケおやじには感じられ、だからこそ勝負に対する執念が空回りしていた様に見受けられたのは、あくまでもトーシロの考えかもしれません。

しかし、今場所の稀勢の里は心に余裕があったというか、優勝を決めた後のインタビューでも本人が語っていたとおり、自らの相撲を信じてやっていたという、芯のしっかりした勝負への姿勢があった事が伝わってきました。

例えば、以下に述べる事は、あくまでもサイケおやじの妄想ではありますが、今場所唯一の黒星となった琴奨菊との対戦における稀勢の里の取り口は、甘いという他はなく、つまりは負け越せば大関陥落、もしかしたら力士生活に別れを告げなければならない相手に対しての一方的な思いやり?

失礼ながら、平たく言えば、所謂片八百長と呼ばれる結果だったわけで、それは決して琴奨菊から頼まれたものではなく、稀勢の里の「情け」と思うのですが、いかがなものでしょう。

第一、冒頭でも述べたとおり、稀勢の里はガチガチのガチンコを押しとおす頑固者という定評は一般社会でも広く知られるところですから、窮地に立っている者が頼んだって、それを受けない事は明々白々!? 

うむ、これはやっぱり稀勢の里の気持が表れた勝負だったんじゃ~ないでしょうか。

そして、それを飲み込んでも、優勝出来るという自信と確信が稀勢の里にあったにちがいありません!

そ~ゆ~、心の余裕こそが、やっぱり勝負の世界には必要だという、それが今場所の稀勢の里からはビンビンに伝わってきましたですねぇ~~。

結果論と言われれば、それまでではありますが、サイケおやじは件の琴奨菊との勝負に接した直後、今場所の稀勢の里はやってくれるにちがいないっ!

全く、その気にさせられました♪♪~♪

それがさらに痛快さを増したのが、既に優勝を決めた翌日に行われた白鳳との千秋楽決戦で、必至に押し寄せる手負い(?)の横綱に良いところを出させておいて、簡単に逆転の投げで土俵の下に転がすという、真の横綱相撲で日本中を熱狂させてくれたのですから、あ~ぁ、最高だぁ~~~♪

ほとんどの相撲ファン、殊更日本人であれば、思わずニンマリの瞬間であり、それを与えてくれた稀勢の里に感謝&感謝♪♪~♪
 
それと優勝パレード出発の時、稀勢の里の満面の笑みには、なんともこちらも和まされました。
 
あれほど柔らかい稀勢の里は、初めて見た気がしたほどです♪♪~♪

そこで聴きたくなったのが、シカゴの代表的なヒット曲のひとつ「僕らに微笑みを / Make Me Smile」なんですが、思えば本日はシカゴのギタリストにして優れたボーリスト、そして秀逸な楽曲を沢山残してくれたテリー・キャスの命日でもありますので、あえて故人がジャケ写に大きく扱われている掲載盤を取り出しました。

なにしろ収録両面2曲が共に「僕らに微笑みを / Make Me Smile」で、A面は大作4枚組ライブLP「カーネギーホール」からのカット、一方のB面はセカンドアルバム「シカゴと23の誓い」からカットされたスタジオ録音バージョンという、本当に嬉しいカップリングなんですが、もちろんシングルカットに際しては、それなりに編集してあるとはいえ、テリー・キャスの魂の熱唱は素晴しいの一言!

パブロフの犬じゃ~ありませんが、サイケおやじは嬉しいことがあると、何故かシカゴの「僕らに微笑みを / Make Me Smile」を聴きたくなるという性癖には、テリー・キャスの歌声がジャストミートしています。

ということで、そんなこんなを書いていたら、今度は松方弘樹の訃報が……!

既に闘病していたという現実は知っていましたが、やっぱりなんとも……、せつないものがあります。
 
あぁ……、故人もまた、素敵な微笑みが男を感じさせてくれた名優でありました。

悲喜こもごもの気持で、合掌。
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魅せるねぇ~♪ ドンチュッチュ♪

2017-01-22 17:22:34 | 歌謡曲
月影のドンチュッチュ / ゴールデン・ハーフ・スペシャル (東宝レコード)

例えばプロレスの世界には、ストロングスタイルの正統派と見せる事でアピールするショーマン派という二大潮流があるように、昭和の芸能界に数多登場したガールグループにも、しっかりとした歌唱力や素晴らしいダンスパフォーマンスを持ち味にしていた実力派に対し、ルックスやキワドイ衣装でのアクションで魅了してくれたセクシー系という、これまた二極分化した存在がありました。

本日の主役たるゴールデン・ハーフ・スペシャルは、既に皆様ご推察のとおり、後者に属するグループでしたから、音源だけのレコードよりも、テレビ出演や営業における実演ステージでの価値が高かった事は説明不要だと思います。

そして、だからこそ、彼女達の様なセクシー系ガールグループが出していたレコードは案外と売れていなかったというか、今となっては中古市場でも、なかなか入手困難なブツが多いという現実がっ!?

掲載したシングル盤もそうした中の1枚で、収録曲そのものは現在CD化されているんですが、やっぱりそれをアナログ盤で持っていたいという欲望こそが、サイケおやじの悪いムシってところかもしません。

実際、この私有盤は発売された昭和52(1977)年には、殊更A面曲「月影のドンチュッチュ」がテレビやラジオ、そして有線から頻繁に流れいたヒット作でありながら、何故か実売枚数はそれほどでも無かったのでしょう、リアルタイムでゲットしていなかったサイケおやじの自業自得とはいえ、現物が手元にやってきたのは世紀を跨いで三十有余年の月日が流れていた頃です。

このあたりの事情としては、制作発売元の東宝レコードが消滅したという内幕もあったわけですが、それはそれとして、作詞:マーシー・パウエル&作編曲:中村弘明が提供した「月影のドンチュッチュ」にはオールディズ風味の調子良さがありますから、ヒットするのもムベなるかな♪♪~♪

 ドンチュチュ~ ドンチュチュチュ~~♪

というキメのリフレインは、一緒に歌えて、クセになる楽しさがありますねぇ~~♪

ちなみに歌詞の中には、「夜になると毛がのびる」とか、「さわるのならば、いつでも平気よ」なぁ~んていう、脈略も意味も不明といミョウチキリンなムードが横溢しているんですが、そんなのは彼女達が歌って踊るパフォーマンスと共にあるのが現実でしたから、カンケェ~~ネェッ!

てなもんでしょうか、それでもサイケおやじは好きです♪♪~♪

ただし、願わくば、だからこそ彼女達のようなセクシー系ガールグループは音源と共に映像も復刻していただきたいと、強く要望するばかりです。

ということで、またまた最近は、こ~した往年のグループ物レコードに触手が伸びそうな、そんな予感に苛まれているサイケおやじです。

あぁ~、そ~ゆ~楽しみに没頭出来る時間が欲しいなぁ~~~~。
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