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参院選の結果についての声明   社会民主党

2007年07月30日 20時55分28秒 | Weblog
2007年7月30日

第21回参議院議員選挙の結果について(声明)
社会民主党

昨日、第21回参議院議員選挙が施行された。社民党は、今回の選挙を10ヵ月に及ぶ安倍政権に不信任を突きつける選挙と位置づけて、「9条と年金があぶない 今回は社民党へ」と全国各地で訴えた。あらゆる地域で安倍政権への激しい批判と不信が噴出した選挙となったが、その批判票は民主党に集中した。わが党は比例代表で2名の当選に留まった。選挙区での推薦候補は5名当選したが、全体としてはたいへん厳しい結果となった。社民党の政策を支持し投票していただいた方には、心から感謝を申し上げるとともに、ご期待に十分に沿えなかったことをお詫びしたい。

安倍政権は批判に耳を貸すことなく、早々と続投すると公言している。しかし、国民から厳しい批判が突きつけられた以上は、早期に退陣をすべきである。「政治とカネ」をめぐる問題も何らけじめをつけることなく、このまま居直って、国民生活を脅かす労働関係法の改悪や消費税率の引き上げをはかることは絶対に許されない。

秋からは憲法審査会で改憲発議に向けての論議が、本格的に開始される。参議院選挙では重要な争点とはならなかったが、平和憲法をなくそうという動きに警戒しなければならない。国会内での攻防は大変厳しいものになることが予測されるが、社民党は現在の状況に危機感を持っている人々とともに、国民生活の擁護と改憲阻止のために、全力で奮闘する決意である。

※社民党HPより転載しました。  ネット虫
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共産党の選挙後の記者会見       ネット虫

2007年07月30日 20時41分29秒 | Weblog
  「参院選の開票受けて志位委員長が記者会見」


 日本共産党の志位和夫委員長は二十九日午後十一時四十分すぎ、参院選の開票状況について記者団に問われ、次のようにのべました。

 一、今度の選挙でわが党を支持していただいた国民のみなさん、奮闘していただいた支持者、党員のみなさんに心から感謝を申し上げます。

 一、まず、選挙結果の全体についてですが、今度の結果は、自民、公明の枠組みでは日本の前途はもはや立ち行かないということを、国民のみなさんが判断した結果だと思います。その点では、大きな前向きのプロセスが始まった、新しい時代が始まったといえる結果だと思います。

 ただ、同時に、自民、公明の政治はノーだということははっきりしたが、それにかわる新しい政治がどのようなものであるべきか、その中身についてはまだ答えは出ていないと思います。その答えを出すのは、これからの大仕事になってくるわけですが、国民が新しい政治の枠組み、中身を探求する新しい時代が始まったというのが、大きくいって今度の選挙の結果だと思います。

 一、日本共産党は今度の選挙において、政治論戦で、自民、公明政治を追いつめる上で、非常に重要な役割を果たしたと思っています。

 年金の問題、庶民大増税の問題、「政治とカネ」の問題、憲法の問題、あらゆる問題で自公政権を追いつめる上で、わが党が果たした役割は大きなものがあったと考えています。

 新しい時代において、日本共産党が果たす役割はいよいよ大事なものになってくると心得て、選挙でかかげた公約の実現のために、しっかり頑張りたいと思います。

 一、わが党の選挙結果自体については、現有議席を確保することは、かなわないという状況です。わが党の奮闘が今回の選挙での議席には結びつかなかったのは残念ですが、次の機会には、政治の本当の改革、変革の党として、前進、躍進を期したいと決意しているところです。

 一、(安倍首相が続投を表明したことについて)これだけの審判が国民によって下されたわけですから、当然、安倍内閣は退陣すべきだと考えます。その結果を重く受け止めるべきです。(首相の発言を)うかがっていますと、憲法の問題、教育の問題で、これまでの方針と変わりないんだということをおっしゃっていました。消費税の問題でも変わりなく増税を検討するんだということを既定路線のようにおっしゃっていましたが、やはり今度の結果を受けて、自民党は厳しい反省をして、これらの問題について、ごり押しをすることは絶対あってはならないと強くいいたいと思います。

「しんぶん赤旗」7月30日

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一歩後退二歩前進。         Mrくろパンダ

2007年07月30日 18時58分29秒 | Weblog
 ①「長い歴史で見れば民主主義の成熟にむけた、大きな一歩」

今回、共産・社民など護憲政党が苦戦したことは、憲法9条を守る世論が後退した結果ではない。民主党に、無党派層も、共産・社民の支持者の一部も流れた結果である。

9条を守る、戦争反対の世論は依然として国民の多数派であることに確信をもちたい。

そして、長年、自民党に投票しつづけてきた地方で、もう自民党ではダメだという声が広がったことは、国民のなかで民主主義が成熟しつつあるおおきな前進とみるべきだろう。

嘘とデマ宣伝、独善的な実績宣伝をおこなってきた公明党も、選挙区で次々と敗北し、比例代表でも目標の8議席に届かないなど歴史的惨敗となった。だまされる国民が減ったことはよいことである。


 ②「民主党は、国民の期待に応えよ」

躍進した民主党だが、政策の中身は憲法9条を変え、大企業のための政治をするという、第二の自民党にすぎない。だが、マスコミの偏向報道もあり、この事実をしらない多くの国民は、「庶民増税反対」、「福祉切捨て反対」、「憲法9条を守って欲しい」と民主党に入れた人々が多数であろう。国民は決して、民主党に白紙委任状を与えたわけでもなく、また、自民党政治の枠内の民主党の政策を支持したわけではない。
民主党が国民の願いにそむく立場をとらないよう願いたい。(財界からの献金で動く政党にそれを望むのは無理でしょうが・・・)

  ③「民主党政権を体験しなければ国民はわからないのか」

やがて民主党は、国民を裏切り、憲法9条改定や庶民増税、福祉切捨てに走るだろう。
どんな政界再編があっても、見かけだけは新しく中身は古い自民党型政治の二大政党では国民の期待に応えられない。
日本国民は、長い間、自民党政治に苦しめられ、そして、今度は民主党という第二自民党が数年後に政権をとって、それでも政治はよくならず貧困と戦争の危機が深刻化して、多くの痛みと犠牲を国民的規模で体験しなければ、二大政党ではだめだということに気がつかず、第三の選択肢、日本共産党・社民党など護憲政党の日本国憲法を生かした平和・経済・福祉の道にたどり着かないのだろうか。

それは、あまりにも遠く、遅く、犠牲が多すぎる。

日本の民主主義の遅れと、いいかげんな新聞、テレビなどの報道に怒りを感じる。

  ④「自民VS民主」の本質

これほど護憲政党の存在を国民の目から隠し、偽りの対決で国民を惑わすものはない。

アメリカでは、民主党、共和党という二大政党が政権交代を繰り返しているが、ともに大企業優先・戦争推進の保守政党であり、まったく社会はよくならず格差と貧困、戦争が広がっている。

日本の自民党・民主党の二大政党も、アメリカと同じ道をたどるだろう。
だが、アメリカでは二大政党以外に政党は国会(議会)に議席をもたないが、日本には議席数は少なくとも数百万票を支持で複数の護憲政党が国会に議席をもっている。ここに希望がある。

複雑にすすむ歴史のなかで、表面上の護憲政党の議席後退と、その奥底ですすむ日本国民の社会変革をもとめるエネルギーの大きさ、それに応える政策的足場をもたない自民・民主の二大政党。このダイナミックな歴史の流れに希望がある。
今は、灯を消さずに、時代に翻弄されずに、正義と平和をつらぬき守ろう。

沖縄選挙区での無所属・糸数慶子さん、
東京選挙区での無所属・川田龍平さん、
2人の護憲派候補が激戦を制して当選したことに心からお祝い申し上げます。
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9条ネット 天木氏の決意。   ネット虫

2007年07月30日 16時59分07秒 | Weblog
 私は、今回の参議院選で、憲法九条の危機を訴え、改憲阻止を目的として、他の護憲政党との共闘に努力したが協力が得られず独自の護憲団体を立ち上げ選挙戦に望んだ「9条ネット」に注目していた。
 ネットを武器として護憲の世論を盛り上げ、改憲を阻止しようと選挙直前に選挙活動を開始した政党である。この党については、このブログでも中心になる候補者・元大使の「天木氏」の主張の転載などで度々紹介してきた。
 さて選挙の結果であるが、得票数27万票あまり0.5%であり、候補者9人のうち一位が天木氏で29158票の得票であった。100万票で一人当選のであるから、必要得票の四分の一しか取れていない。
 まったくの予想外の苦戦である。ネット時代の新しい選挙法の試みとしても全くの惨敗である。

 さてその「天木氏」が選挙の総括・今後の決意について次のように述べている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回の私の参議院選挙の挑戦に対し、物心両面で支援していただいたすべての人々に心から感謝をさせていただきたい。その支援なくしては、私は選挙を戦うことは出来なかった。
  選挙は残念な結果に終わったが、私はめげてはいない。直ちにブログを再開する事を決めた。無念な思いを吹っ切るために書いている。しかし同時にまた、それはこれまでの読者に対する私の誠意であり、選挙を支援してくれた人たちへの謝意である。本来の私に戻っただけだ。ブログを書くエネルギーを私はまだ持っている。
  今度の選挙ではっきりしたことは、この国の政治は自民、民主の二大政党に急速に収斂されつつあるということだ。今回は民主党が大勝したが、その民主党はいつなんどき自民党に再び負けないとも限らない。そしてどちらが政権を握っても、この国の対米軍事協力の方向はいささかも揺るがない。それが大問題なのである。
  護憲政党が消えかかっている。護憲を叫ぶだけでは日本を米国の戦争から引き戻すことは出来ない。そうなのだ。より深刻な事は無力な護憲政党の前に、日米軍事同盟がどんどん強化されて行き、在日米軍基地が固定化、永久化されていく事である。日本は再び元の平和な日本に戻る事はできない。この日米軍事協力の方向を変えない限り護憲をいくら叫んでも虚しい。
  そのような深刻な状況にありながら、共産党も社民党も一つにまとまることはない。自らこそが護憲政党であると主張する。ここに大きな勘違いがある。憲法9条を守る政党が偉いのではない。偉いのは憲法9条なのだ。その憲法9条が危機に瀕しているというのに、この期に及んでもまとまることが出来ない。9条改憲が行なわれればもはや護憲政党の存在意義はなくなるというのに、それを忘れて組織の存続を最優先している。。
  この国の政治家は誰一人として日米軍事同盟をこれ以上進めていく事の誤りを正面から正すことができない。この無気力な政治の現状を打開するために、自民党と民主党という日米軍事同盟を是認する二大政党のほかに、日米軍事同盟強化の誤りを指摘し、在日米軍の縮小・撤廃を主張する平和の勢力の結集が、この日本の政治にはどうしても必要であると私は考える。自民党と民主党のほかに第三の平和勢力が日本の政治の場には必要なのだ。憲法9条を世界に高らかに掲げ、米国から独立した平和国家を目指す事を主張する政党を実現し、二大政党以外の平和の選択肢が国民に与えられなければならない。
   「平和と正義の実現を目指す天木党」なるものを、同志を集めて立ち上げることが出来ないものかとつくづく思う。その同志とは従来の護憲を叫ぶイデオロギー政党の結集ではない。このブログで綴ってきた私の考えの下に結束できる同志によるまったく新しい政治の動きである。今の選挙制度の中で確実に一人を当選させることが出来る選挙方法がないものか。インターネットを駆使したりしてまったく新しい選挙が出来ないか。私は考え続ける。

 ※私はこれからも天木氏の健闘を祈る者であり、氏の鋭い護憲論を紹介していくつもりである。

も乗り越えて
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新しい情勢  楽石

2007年07月30日 11時26分46秒 | Weblog
朝鮮日報に載った選挙記事です。
今後の政局について、次のように述べています。

参議院で民主党は、参議院議長や議院運営委員長などの要職を占め
国会運営の主導権を握ることになる。
参議院で野党が議長を務めるのは今回が初めてだ。
自民党は89年と98年の参議院選挙で大敗したが、第1党と議長の座は確保していた。


 民主党の小沢代表は「今後政府が提出する法案を
民主党のやり方で変えるものは変える。
参議院からも法案を提出する」と宣言した。
政府与党が衆議院で法案を通過させたとしても、
野党は参議院で否決または修正する可能性が高い。


 民主党は国会で政府与党を攻撃し、
衆議院の解散総選挙まで持ち込むのが戦略だ。
民主党は参議院で不信任決議に相当する問責決議を
強力な武器として活用することもできる。


 政府与党は外交面でも主導権を発揮するのが難しくなり、
日米同盟にも影響を及ぼす可能性もある。
米国との意見の違いが鮮明になっている北朝鮮政策でも変化が予想される。
93年に自民党から出て非自民連立政権を樹立した小沢代表は、
再び政界改編を打ち出して自民党の破壊に乗り出すものとみられる。
小沢氏の戦略が当たれば自民党は分裂し、自公連立も終わりを迎える。

東京=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員


     のち

さて、改憲はどういう道をたどるのか?
どこに護憲の勝機があるのか?

護憲政党は、生活と護憲という観点に立って、協力をすることが緊急の課題。

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孫の手の震えて壊憲後ずさり      まもる

2007年07月30日 11時21分55秒 | Weblog
 天下分け目の参院選が終わり、何時もの事ながら夜明けを迎えた。
 寝室へ行くとテレビをつけっぱなしで妻は高鼾である。
 六十半ばも、うそろそろ悟ってもいいのに選挙となると徹夜をするのはどうしてだろう。
 寝つけないので、川柳の本をめくったり作ったりしてみる。
  
   米作り他人に貸しても田を巡り       宮崎久子
   過疎のバス乗ったらまるで自家用車    梶久仁史
   農政にビジョンの見えぬ米どころ     村田一人
 こんな川柳を読むと一人区大敗の理由がわかる。

 そして、年金、政治と金等の具体的な批判材料も作用はしたが、基本的に国民が不安に感じ、反攻したのは次のような事だったのではないか? 
   権力が赤信号を突っ走る          相原染若
   新政権変えてはならぬものを変え     田中やすお
   変えるほど悪いの?とレジューム言い   愚足
   暴走の列車無党派食い止める       愚足
   民の素手怒涛の如く国を変え       塩見一釜
 国民は見るところは見ているぞと実感し、眠りについたのである。

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とりあえず山は動いた、そして。       まもる

2007年07月30日 01時09分55秒 | Weblog
 日付の変わる頃、私の尊敬する護憲活動家・近藤ゆり子さんから次のようなメールが届きました。まつたく同感です。

『良くも悪くも私たちの「政治的力量の現実」が、とりあえずの「民主一人勝ち」参院選という構図になりました。

ここから、また新たな挑戦です。

ところで、民主には改憲派が多いですが、当面は「改憲発議」にはなりません。
民主は次の衆院選で政権を目指すために、「対自民党対決姿勢」を保つ。
公明は、自党も負け、自民も大敗。これで「憲法問題まで自民べったり」では自党がもたない・・・・憲法では自民と距離をおくしかない。

ゆえに当面は、具体的な「2/3の意向が集約できる改(壊)憲草案」は、まとまらないでしょう。

だからといって安心できるわけではありません。

改(壊)憲は、自民党の宿願ですから、すっかり諦めるなどということはない。
虎視眈々と次の機会を伺う、ということです。』

※ 私も、少なくとも改憲への暴走はそのスピードを落としたように思います。
  しかし、総選挙が早まらざるを得ない状況で、自民党が起死回生の争点として 持ち出す大きな柱は戦後レジュームの変革・すなわち日本国憲法の改正でしょ  う。
  ここで、一人勝ちした民主党にどういう態度を取らせるかが大きな問題になり ます。
  少なくとも九条の問題について言えば民主党の護憲派に働きかけ、自民党との 対立軸を明確にするように世論を盛り上げて迫っていく必要があると思います。

  どのような戦略・戦術をとれば護憲にとって一番効果的か?皆さんのご意見を聞きたいと思います。

          とりあえず
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