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「グラ、鹿島にドロー。優勝は?」  文科系

2011年09月19日 10時23分09秒 | スポーツ
 昨夜、このゲームを観るために、行きつけのスポーツ・バー「グランスラム」へ行ってきた。予約に対して、いつものように大画面真っ正面、最前列の特等席を用意してくれていて、感謝。最近よく飲むのは、ラムの「ロン・サカパ・センテナリオ」のハーフロック。たっぷりとした豊潤な味が気に入っている。スコッチでは、このところ2年ほどボウモアに凝っている。

 さて、昨夜の1対1に終ったこのゲーム、一言で表現すれば「負けたゲームで、勝ち点1を拾った」と感じたもの。終始鹿島が攻勢を取ってたまにグラが攻めると、そんなゲームだった。シュート数にして前半が12対5で、最後が20対12だったか。いくら鹿島のホームでやり合ったのだとしても、あれでは勝者の権利はない。そして、4位のグラが、5位の鹿島にこんなゲームをして優勝が狙えるのかと、正直心配になったものだ。最後の頃トゥーリオがベンチにこう怒鳴っていたらしい。「攻めないのかっ!」と。「自分が上がって良いか?」と訊ねているのだと、僕は理解した。彼が上がっていたら、多分負けていたろう。その点では、ベンチは正しかったと思う。
 もっとも、こういう見方もあろう。点差が離れた5位鹿島のホームゲーム、死に物狂いで押してきた相手を受けて1対1なら良しとする、と。グラベンチは、そんなとらえ方のようだった。

 鹿島は、潰しが速いから敵ボールが苅れるわ、前半の前半などは田代がヘッドを乱れ打つわ。なんせこの田代、守るトゥーリオよりも打点が高く、そのヘッディングシュートは厳しい厳しい。こんな場面の連続に思ったが、組織技術では鹿島が圧倒していた。対するグラは、ゴール前にしっかりブロックを作って守ることだけが目立った。この攻勢と守勢は、ホームとアウェイの違いだと言ってしまえばそれまでだが、とにかく鹿島が組織的に走り勝っていた。
 名古屋で目立ったのは、個人技である。真ん中のダニルソンは聞きしに勝る名選手。速いし、強いし、スタミナもあり、どこにでも顔を出して敵ボールを一人で奪っている感じだ。そしてもう一人目立ったのが、やはりトゥーリオ。危ない侵入を最後に食い止めるプレーが目立ったが、読みの力が高い証拠。一度は味方ゴール・バー直下辺りで、敵シュートをゴールから掻き出すような、そんなヘッドまでを見せていた。

 結論である。今年のグラは優勝できないと思う。「アウェイだし、落とせないゲームだから、守った」にしても、この時期にあーいう消極的な、強い個人に頼ったようなゲームをしていては、優勝の権利はない。それは、サッカーの神様が許さないだろう。こんな風に、以下のようなこんな意味で。
 10月15日、第29節のガンバ戦が山になるわけだが、そこで勝って勢いづいたガンバがそのまま優勝まっしぐらと、そんな気がする。遠藤とラフィーニャにイ・グノ対、藤本とケネディに玉田って、互角のようにも思うが、日ごろリスクを冒しているガンバの、その「リスク冒し」の力量が勝利をもたらすはずだ。これが、ガンバが強豪相手に強い理由なのだ。土壇場になってこれが出てくるに違いないと観た。もっとも、ガンバの遠藤が欠場したら、がらっと変わってくる。それは、名古屋がケネディを欠いたら負けというのと同じことだろう。
 なお、横浜は得点力がないから競り合いに厳しいが、柏も不気味である。なんせ本当に強いのだ。ここも、組織で闘っている。

 これを書き終わった後、今朝の新聞で見たが、ガンバ・横浜戦も1対1のドローであったという。ガンバに離されなくってグラには救いだが、上の予想を変える必要はないだろう。
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