朝鮮日報の記事です。あまり報道されることがない事実があります。
時間があったら目を通してください。
■韓国の安全保障当局者は「計画経済が有名無実化し、
資本主義的な地下経済に圧倒されている。
北朝鮮は果たして社会主義体制なのかと錯覚するほどだ」と語った。
■バス長者登場
北朝鮮では最近、路線バスを運行する「バス長者」が登場したという。
個人が車両を所有すること自体が違法だが、
中国などから購入した車両を政府機関や事業所の名義で登録し、
営利目的で路線バスを運行。
その後、名義借用の見返りとして、収益の10‐15%を、
政府機関や事業所に還元する仕組みになっている。
船主が住民を雇い、漁業活動を行うケースも。
中国製モーターと衛星航法システムを搭載した小型木造船を購入、
漁村で住民を雇い、貝などの水産物をとる漁業を行っているという。
■配給制は崩壊
社会主義計画経済の根幹を成す配給制がほとんど崩壊した状態。
配給制で生活しているのは、平壌市民260万人と
朝鮮人民軍120万人の約400万人とされる。
政府の高官は「北朝鮮住民のうち2000万人は市場を中心とする
地下経済に絶対的に依存している」と話した。
消息筋は「1世帯当たりの生活費は9万‐10万北朝鮮ウォン(約2700‐3100円)かかるが、
国営工場や事業所の賃金は月2000‐8000北朝鮮ウォン(約60‐240円)。
住民は不足分を補うため、商売を行ったり、手工業、運輸業を営むしかない」と説明。
■個人経営の多様化
北朝鮮国内の商店、食堂、美容室などは、相当数が個人経営で、
音楽や外国語を教える課外授業も流行しているという。
家内制手工業は分業方式で注文を受け、家具などを大規模生産する水準にまで拡大している。
平均収入は8万‐9万北朝鮮ウォン(約2400‐2700円)だという。
北朝鮮各地では駅前や市場周辺でリアカーを使い、旅行者や商人の荷物を運び、
生計を立てている人の姿も見受けられる。
タクシーのように基本料金があり、行き先によって料金が異なる。
■農村
農村住民は、山を開墾した600‐1万平方メートルの耕地で
トウモロコシや大豆などを栽培し、それを市場で売って生計を立てている。
こうした耕地1600平方メートルでトウモロコシを栽培した場合、
年間700キロの収穫が可能だ。
家族で消費する分を差し引き、毎月50キロずつを市場で販売すれば、
3万‐4万北朝鮮ウォン(約900‐1200円)の利益になる。
消息筋は「北朝鮮の一般住民が生活必需品の80‐90%、食糧の60‐70%を
市場で調達するほど、地下経済への依存度は高まっている」と分析した。
■高まる個人の経済力
地下経済拡大は、計画経済の資源を市場に流出させる結果を招いている。
このため、北朝鮮当局の財政運営能力が低下し、逆に個人の経済力が高まっている。
■支援は?
韓国政府高官は「外部から大規模な食糧や生活必需品の支援が行われると、
消えかけた計画経済と配給制を復活させ、北朝鮮当局の市場統制能力を
後押しすることになる。
人道的支援の効果よりも、住民抑圧に悪用される可能性が高いため、
ばらまき式の支援には慎重を期すべきだ」と語った。
中国との交易が拡大するにつれて、北朝鮮も地殻変動が起きているんですね。
時間があったら目を通してください。
■韓国の安全保障当局者は「計画経済が有名無実化し、
資本主義的な地下経済に圧倒されている。
北朝鮮は果たして社会主義体制なのかと錯覚するほどだ」と語った。
■バス長者登場
北朝鮮では最近、路線バスを運行する「バス長者」が登場したという。
個人が車両を所有すること自体が違法だが、
中国などから購入した車両を政府機関や事業所の名義で登録し、
営利目的で路線バスを運行。
その後、名義借用の見返りとして、収益の10‐15%を、
政府機関や事業所に還元する仕組みになっている。
船主が住民を雇い、漁業活動を行うケースも。
中国製モーターと衛星航法システムを搭載した小型木造船を購入、
漁村で住民を雇い、貝などの水産物をとる漁業を行っているという。
■配給制は崩壊
社会主義計画経済の根幹を成す配給制がほとんど崩壊した状態。
配給制で生活しているのは、平壌市民260万人と
朝鮮人民軍120万人の約400万人とされる。
政府の高官は「北朝鮮住民のうち2000万人は市場を中心とする
地下経済に絶対的に依存している」と話した。
消息筋は「1世帯当たりの生活費は9万‐10万北朝鮮ウォン(約2700‐3100円)かかるが、
国営工場や事業所の賃金は月2000‐8000北朝鮮ウォン(約60‐240円)。
住民は不足分を補うため、商売を行ったり、手工業、運輸業を営むしかない」と説明。
■個人経営の多様化
北朝鮮国内の商店、食堂、美容室などは、相当数が個人経営で、
音楽や外国語を教える課外授業も流行しているという。
家内制手工業は分業方式で注文を受け、家具などを大規模生産する水準にまで拡大している。
平均収入は8万‐9万北朝鮮ウォン(約2400‐2700円)だという。
北朝鮮各地では駅前や市場周辺でリアカーを使い、旅行者や商人の荷物を運び、
生計を立てている人の姿も見受けられる。
タクシーのように基本料金があり、行き先によって料金が異なる。
■農村
農村住民は、山を開墾した600‐1万平方メートルの耕地で
トウモロコシや大豆などを栽培し、それを市場で売って生計を立てている。
こうした耕地1600平方メートルでトウモロコシを栽培した場合、
年間700キロの収穫が可能だ。
家族で消費する分を差し引き、毎月50キロずつを市場で販売すれば、
3万‐4万北朝鮮ウォン(約900‐1200円)の利益になる。
消息筋は「北朝鮮の一般住民が生活必需品の80‐90%、食糧の60‐70%を
市場で調達するほど、地下経済への依存度は高まっている」と分析した。
■高まる個人の経済力
地下経済拡大は、計画経済の資源を市場に流出させる結果を招いている。
このため、北朝鮮当局の財政運営能力が低下し、逆に個人の経済力が高まっている。
■支援は?
韓国政府高官は「外部から大規模な食糧や生活必需品の支援が行われると、
消えかけた計画経済と配給制を復活させ、北朝鮮当局の市場統制能力を
後押しすることになる。
人道的支援の効果よりも、住民抑圧に悪用される可能性が高いため、
ばらまき式の支援には慎重を期すべきだ」と語った。
中国との交易が拡大するにつれて、北朝鮮も地殻変動が起きているんですね。