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  一つの決断      只今

2011年09月17日 12時45分18秒 | Weblog
 【われわれは取り返しのつかないことを仕出かしてしまい、もうどうしようもない処へ来てしまったのです】
  と呟くのは、児玉龍彦さんと小出祐章さん。
  この言葉の出てくる背景にあるのは、広島原発の29、6個分、セシウムは最近の政府発表によれば168個分に相当する放射性物質がばらまかれたということがあります。

●森口祐一東大教授の試算(9月15日付『朝日新聞』)によれば、汚染された福島を除染して1ミリシーベルト以下に抑えようとすると、その範囲は福島県の7分の1に及び、汚染物質の中間貯蔵施設の建設費は80兆円になるとのこと。
 田畠や森林はどうするのか、もはやどうしようもないのです、と児玉さんは言いながらも、週末には除染活動をするために南相馬町へ通っておられる。

●どの食品は安全か、を問われた小出祐章さんはこう言われる。
 「3月11日を境にして世の中は変わってしまったのです。食品の汚染は程度問題。汚染した食べ物をどのように分配するのかという選択しか、私達には残されていません」。
 そして小出さんは、私たちに一つの決断を促される。
 「フクシマの惨劇を許してきた大人たち、感受性の弱い高齢者は、高放射線量の食品を、
  そして子どもや妊婦には低放射線量の食品を食するという〈分担〉をしようではありませんか」。

●それはそれとして、私はどうするか。
 孫と孫の世代の顔をちらりと思い浮かべて、19日の「さよなら原発集会」にとりあえず参加しようと思っています。
 集いの詳細は、12日付けの本ブログに記しておきました。

コメント (6)
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