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孫子の代までかかる後始末       あんころもち

2011年09月01日 14時58分07秒 | Weblog
 原発事故からまもなく半年、放射能漏れの継続はもはやニュースにさえなりません。
 いわば原発事故や放射能漏れは日常の出来事で、私たちはそれと共存して生きることが当たり前であるかのように慣らされてしまっています。
 そして、やがて時が解決するというのが一般化してしまっています。

 ではこれらはどんな経過を通じて解消されるのでしょうか。
 以下は部外者の憶測ではなく、東電や監督官庁が、チャルノブイリやスリーマイル島事故の収束を参考にしながら発表している見通しのアウトラインです(9月1日「朝日」朝刊による)。

1)まず、現状の暴走事態が一応の安定を見せ、核燃料棒の取り出しが可能になるまで10年はかかります
2)ただし、この取り出しが問題で、メルトダウンし変形している核燃料棒の取り出しには再メルトダウン(ようするに再爆発)というリスクが伴います
3)それらを勘案すると、今後の放射能禍は順次減少といった楽観を許さない未定な状況と言えます。
4)結果として、建物や施設の解体といった段階に到達するには少なくとも数十年は要するとのことです。
                 (アンダーラインはあんころもちによる)

 
 ようするに孫子の代になってやっと一段落がつくかも知れないということです。
 その間排出され続ける放射能が人々に、とりわけ乳幼児に与え続ける影響も未定で、モルモットよろしく人体実験の対象とされています。
 先般、やがて出産する母親が、母乳で育てたいのだが怖いので、できるだけ遠隔地の人工栄養を用いるほかはないと沈痛な思いで語っていたのが印象的でした。

 この原発事故の日常化に慣らされたりしないで、脱原発を貫くべきだと思います。
 
コメント (2)
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ザックジャパン(9) 本田、憲剛がいなくとも  文科系

2011年09月01日 00時38分23秒 | スポーツ
 
 明日のブラジルワールドカップ予選の第1戦を控えて、サー大変、本田と中村憲剛がいない。故障離脱したと、協会から発表された。台風がきてもやれたとして、北朝鮮戦を占ってみる。

 代わりは、本田の位置・トップ下にそのまま柏木が入るか、ワンボランチとして阿部勇樹が加わってその前が上がり目になって3トップ気味にするか、だと思う。整ってきた複雑なザック戦略を貫く上では、前者の可能性が高いと言っておくが、後者になればダニルソンが居る時のグランパスと同じ形の、攻撃的布陣だ。それで勝敗の帰趨は。

 比較的容易に勝つと思う。この10日の日韓戦を観れば、そう観るしかない。本田が居なくても、遠藤、長谷部、柏木(阿部)のキープ力があるのだから。こんな光景が目に浮かぶようである。
「相手が日本ボールの後追いばかり。たまに取れても、無理なカウンターだけ」
 チョン・テセのシュート力、よく走るリャン・ヨンギのパス力を持ってしても、この二人の特徴を日本は既に知り抜いているのだから。そして他方この二人は、形を成してきたザックジャパンのやり方、力を分かってはいないのだし。

 3対0か、4対1以上かと観た。両翼のやり方に慣れてきた香川と岡崎が、外と内のポジションを使い分けて、大活躍するという予感がある。香川が、こう語っているらしい。
「外にいる意味が良く分かってきた。そこから急に中に入る時、得意のスピードも生かせて大きなチャンスが生まれる。ドイツで今やっているトップ下は潰されることが多いが、ウイングは非常に面白いと思えるようになった」
 この2人に気を取られて敵守備陣が横に広がれば、遠藤、長谷部が、こんなことも出来る。ワンツー(壁パスという。前のAが後ろのBからのパスを受け、全速力で追い越していったBにもう一度パスを戻して、1人もしくは数人の敵を置き去りにするプレー)などで中央をすり抜けて、李にスルーパス・得点、と。

 もしも、敵陣が外の岡崎、香川を放置して横に広がらず、中央を固める時は、どうするか。左右のサイドバックどちらかが上がって、岡崎か香川と組み、そこから崩していく。この場合は中央どこかに数的優位もできているはずだ。
 上のいずれも、日本のパス力・レシーブ力・俊敏な走力・組織力に目を付けた、ザック点取り戦術の基本なのだ。 
 
 北は韓国よりも1~2段下である。対して、アジアカップで自信を付けた日本の余裕が、最も苦手な「落ち着いたシュート」を可能にするに違いない。今の日本はもう、アジア勢の「日本用どん引きスタイル」に対して、アジアカップ時のように手を焼くこともなくなったと思う。それだけ観れば世界五指に入るほどの組織的パス力を持っているのだし、そのパス力が、当り負けないから攻撃的にも使われるようになったのだと思う。世界50位以下のチームに取りこぼすほどの、不安定さは、もうないはずだ。
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