九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

  始まった? 原発推進連合の総反抗!      只今

2011年09月10日 19時30分52秒 | Weblog
   ★鉢路経産相辞任! このまま彼らを高笑いさせておくこと、許せますか。 

 ●米倉弘昌氏は今なにをしているのか。
    3・11以前、原子力村は『核燃料開発事業団』作成のアニメ坊やにこう語らせていました。 
    「プルトニウムは、青酸カリのように飲んだら直ぐに死ぬという劇薬ではありません」と。
    そして3・11以降は、放出されたプルトニウムは人体に影響のない微量なもの、と言い続けてきましたが、
   8月29日、もはやこれ以上隠し通せないと観念してか、半減期88年の〈プルトニウム239〉が
   放出〈されていた〉と発表。その東電発表の数値表によって計算した数は、76兆ベクレル!

   そこで企んだのは、プルトニウムを排出する新薬の製造。
   それを請け負うのは、「住友化学」と「GEヘルスケア」が半々出資して設立された『日本メジフイッジックス』という会社。
    「住友化学」の会長は米倉弘昌氏。「GEヘルスケア」の親会社は、欠陥だらけの福島第一原発第1号機を製造した会社。

  ●「展望なき〈脱原発〉と決別を」
    これは9月7日付『読売新聞』の社説見出しです。どう開き直ったのか、その言説は次の通り。
    =日本は核兵器の材料になり得るプルトニウムの利用が認められている。
     そしてこの現状が、外交的には潜在的な核抑止力として機能しているのである=       
       【ここにみられのは、北朝鮮の恫喝論理と同様のレトリックであり、
        前原の〈自衛隊の武器使用の緩和〉〈武器輸出三原則の見直し〉に呼応するもの】

    =我国が蓄積した高い技術と原発事故の教訓を活用し、原子力技術の衰退を防げ=       
       【自力で建設した原子炉なく、ヘリコプターにぶら下げたバケツの水を落としたり、
        汚染水漏れを防ぐのに雑巾まがいのものを押し込んだりして、何が〈高い技術〉だろうか】
       【〈日本の優秀な原子力技術、人材でもって世界に貢献することが大事〉と声高に言うのは、寺島実郎氏。
        明日の「サンデーモーニングに登場するとのことだが、常連の諸氏は同席を拒んだのか、いつものメンバーは涌井さ
        んだけ。後は中村桂子さん、西崎文子さん。】





   
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐藤栄佐久著「知事抹殺」紹介(2)  文科系

2011年09月10日 11時08分41秒 | 国内政治・経済・社会問題
 
その2 判決と最大争点

 佐藤前知事の「罪状」がこういうものだとは、前回に述べた。以下、『 』は、本分からの抜粋である。
【 『この頃になると、私も、特捜部がどんな事件を描いているのかが、だいたいわかってきた。
 前田建設が水谷建設を手先に使い、官製談合の謝礼として郡山三東スーツ(知事の家業の会社ー文科系)の土地取引の対価を支払ったという構図なのだ。つまり、ストーリーはこうだ。
「木戸ダムの発注で官製談合が行われており、県側は祐二(知事の実弟、家業の現社長ー文科系)が窓口になって話をまとめた。発注権者の知事が祐二に隠れる形で、県職員に働きかけて前田建設が発注できるように便宜を図った。ダムの受注に成功した前田建設は、謝礼として、郡山三東スーツの土地を水谷建設を迂回して高く買った」』(196ページ)
 ここがつまり、「検察が描いた構図が成り立ったとしても、ご本人は一銭ももらっていない収賄事件」と語られるゆえんである。収賄罪とは、公務員でないと成立しない事件なのだから。なお、この木戸ダムというのが、東電福島原発絡みなのである。『2008年4月に竣工し、福島第2原発、広野火力発電所が使用する水の供給源の役割も担う』とあった 】

 さて、判決はこういうものである。先ず、08年8月の第1審。
 栄佐久、懲役3年、祐二、2年6か月。いずれも執行猶予5年。追徴金が72,720,317円。

次いで、今版の追記として、09年10月14日に第2審判決報告が末尾にあった。(この本の初版第一刷は2009年9月16日であって、僕が読んでいるのは今年5月16日に出た初版第6刷である)
 栄佐久、懲役2年、祐二、1年6か月。いずれも執行猶予4年。そして、追徴金は0円、つまり収賄はなしというものであった。ではなぜ、収賄罪になるのか。こんな理屈を付けたのだという。
『「換金の利益」(売れない土地を買ってもらった)があったとし、収賄罪自体は成立させた。特に私について「利益を得る認識がない」とまでこの判決は言及し、一審よりも強く「実質無罪」を示唆している』(343ページ)

 なお、上記の「売れない土地を買ってもらった」は全く事実ではないと、文中に示されている。この土地の「換金」(8億7000万円)の直後から2度ほど転売されているのだが、その値はどんどん高くなっていく。最初が9億6000万円で、次ぎにあるファンドに転売された時には、12億を超えている。

 さて、これがどうして犯罪になるのだろうか。それも、圧倒的多数で支持されている現職知事を逮捕するという罪に。たとえ犯罪と言えても、本人の犯罪という証拠は何もなく、全くの形式犯にしか過ぎぬものである。
 現在までの争点は二つあって、一つが「兄弟が共謀した」資金作り、今一つが木戸ダム発注先決定に向けて(佐藤前知事の)「天の声」が存在したというものである。前者は、後者が否定されれば前知事自身の犯罪には全く当らないはずだ。そして佐藤前知事は現在、「天の声」を証言した坂本土木部長を、一審での偽証と談合の罪で告発している。
 この坂本氏については、個人名義の銀行入金が頻繁で、その額も凄い。こんなふうに法廷で立証されている。04年が1200万円ほど、05年が1900万円ほどを、それぞれ何回もに分けて入金している。この全ての出所について彼はこんな証言をした。
「親の資産や香典からタンス預金にしてあったものだ」
 彼と前知事弁護人との法廷やりとりをご紹介しよう。
『 「一番多かったとき、タンスにはどのくらい入っていたのですか」
 坂本は答えた。
 「2500万~2600万です」 』

 さて、前回紹介したこの言葉「知事は日本にとってよろしくない。いずれ抹殺する」は、知事逮捕に先立って祐二を調べた時に、東京地検特捜部・森本宏検事が発したものだ。この事件はやはり、村木厚子免罪事件、陸山会免罪事件と同様、国策捜査と観るのが妥当だと思う。福島原発や地方分権について、佐藤栄佐久氏は、どのように国に警戒されていたのだろうか。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする