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流石アベちゃん、偉いもんだ! 文科系

2014年01月09日 11時24分28秒 | 国内政治・経済・社会問題

 流石アベちゃん、偉いもんだ! 景気回復の最要点実現目指した言葉を、連日に渡って連発しているではないか。6日の年頭会見でこう叫んだ。

『今春には国民が収入増を実感する景気回復を実現。通常国会は「好循環実現国会」』(7日中日新聞一面)

 そして、7日には経団連新年祝賀会で、こんな言葉を強調された。『やっとつかんだデフレ脱却のチャンスを手放すわけにはいかない』。これは、米倉経団連会長のこんな挨拶を受けたものだ。『景気の好循環を目指すため、企業に賃上げをお願いしたい』。こういう流れに、こう呼応したのが、長谷川経団連代表幹事。『物価がプラスに転じており、賃上げを考える時期に来ている』(以上、8日中日新聞経済面)。

 さてさて、政財界上げての、「賃上げ大合唱」とは、何とヒューマンで、時宜にかない、美しくって暖かい光景ではないか! そう、これだけ賃上げが無く、臨時、派遣の低賃金労働者が増えるばかりでは、景気など良くなるわけがないのだ。そもそも、相対的貧困率がアメリカと並んで先進国最悪と酷いわけだから、内需などずっと冷え冷えで、先進国の名が長く廃ってきたのである。賃金が増えなければ結局、いくら通貨を増やしても投資先などどこにもなく、銀行に滞留してマネーゲームに使われるだけ。日本住宅バブル以降20年の歴史が、そう証明しているのである。そもそも日本の五大銀行でさえ長らく正常な投資先など持てず、国債や為替でしか儲けられなかったのである。あのギリシャ、スペイン、イタリアの国債や為替にさえ手を出してきたというほどに。中小銀行がいくら、「金を借りて下さい」「貸しましょう、貸しましょう!」と走り回っても、事態は何も変わらなかったのである。国内設備投資など全く進まなかったのであって、公共事業投資だけが増えて公的借金の山という惨状。

 「国内給料が上がる・(消費税を上げても)物が売れる・生産を刺激して国内設備投資も進む」と、「好循環」を作っていかなければ、日米はもうどうしようもないのだ。こういう、このブログでも長年言い続けられてきた方向に向かって、20年続いた日本沈没から浮かびあがるべくとうとう日本が動き出したと、これは正夢になるにちがいないのである。なんせ、政財界最高首脳一斉で、初春の大合唱なのだから。嬉しいなー!

 

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新聞の片隅に載ったニュースから(128)    大西五郎

2014年01月09日 10時16分51秒 | Weblog

普天間移設 米識者ら反対 「即時返還」沖縄を支持 (14.1.8 中日新聞夕刊)

 [ワシントン=竹内洋一]米国を中心とする海外の有識者や文化人ら二十九人が七日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古に移設する計画に反対する声明を発表した。ベトナム戦争をテーマとした映画「プラトーン」などで米アカデミー賞を受賞したオリバー・ストーン監督らが名を連ね「沖縄県内の新基地建設に反対し、平和と尊厳、人権と環境保護のために闘う沖縄の人々を支持する」と表明。普天間飛行場を即時・無条件で沖縄に返還すべきだと訴えた。

 声明には、ストーン氏のほか、北アイルランド紛争の解決に尽力したノーベル平和賞受賞者のマイレッド・マグワイア氏、言語哲学者ノーム・チョムスキー氏、ピューリツアー賞を受賞した知日派の歴史学者ジョン・ダワー氏、映画監督マイケル・ムーア氏ら世界的な著名人や識者が名を連ねている。

 声明では、普天間の辺野古移設について「人間と環境を犠牲にして沖縄の軍事植民地状態を深化し、拡大させる」と批判。米軍が沖縄戦の最中に住民の土地を奪って普天間飛行場を作った経緯に触れ「終戦後(沖縄に)返還されるべきだった。返還に条件がつくことは本来的に許されない」と述べた。

 県外移設を公約して再選された沖縄県の仲井真弘多知事が昨年末、辺野古の埋め立てを承認したことは「沖縄県民に対する裏切りだ」と非難した。安倍晋三首相が「経済振興をエサ」に仲井真氏から埋め立て承認を引き出したと述べた。

 さらに、米兵による犯罪や米軍機の騒音、環境汚染によって「戦後ずっと、沖縄の人々は米国の独立宣言が糾弾する『権力の乱用や強奪』に苦しめられ続けている」と指摘。普天間の辺野古移設は「沖縄の人々の苦しみを恒久化させることにもつながる」と非難した。

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世界の良識から見ると、アメリカの軍事支配がいかに人権を無視した無謀なものかということが指摘されています。日本政府こそがアメリカに対してモノ言わねばならないのだということを教えてくれています。

声明の「米国の独立宣言が糾弾する『権力の乱用や強奪』に苦しめられている」という指摘は重要な視点です。日本政府はこのことをアネリカに向かって強く主張すべきです。

それなのに、日本政府のダラシナサはどうでしょう。安倍首相は普天間基地の県外移設を公約した仲井真知事に対して「札束で頬をひっぱたいて」(と沖縄の人たちは云いましたが)辺野古埋め立てを承認させました。仲井真知事も声明が言うように県民を裏切りました。

沖縄では42ある全市町村の首長が普天間基地の県外移設を要求しており、全市町村議会がオスプレイの沖縄配備反対の決議を行っています。政府はこれら沖縄県民の意思を尊重すべきです。

 

                                      大西 五郎

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