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ザックジャパン(143) ブラジルで日本リーグ戦の予想(3)  文科系

2014年02月12日 09時07分50秒 | 文芸作品

 ⑤日本の第2、3戦
 日本が初戦に勝つならば、ギリシャ戦も勝って日本は予選通過。初戦引き分けでも、やはりギリシャには勝ちと見る。ギリシャは守備が売りで、1点取って勝とうというチーム。日本戦に全てを掛けてくるだろうが、今の日本なら複数得点は出来ると見るからだ。日本は、ギリシャのような(大柄だけど動きに難がある)守備陣を縦横に拡げてスペースを作り、得点するのが上手いチームである。また、ギリシャ得意のカウンターとセットプレー得点についてだが、セットプレー得点1辺りに抑えることもできると思う。日本としては勝たねばならないゲームだから、全員守備をしっかり固めつつ攻めるときは人数掛けてリスクを冒してと、そういう戦い方になろう。ギリシャ守備陣は、初戦のコロンビア戦で走り回されて疲れているはずだから2~3点は取れると観た。

 さて、C組最強を噂されるコロンビアだが、そして日本勢が南米を苦手としてきたとたびたび強調されるが、日本としてはそんなに恐れることはない。南ア大会でパラグァイと悠々引き分けた日本だし、その直後にはそのパラグアイにも、アルゼンチンにすらも勝っている。WC久しぶりのコロンビアがプレッシャーに負けて、パラグアイ、アルゼンチンほどの力を出せないかも知れない。そこで、今ならばコロンビアも全く恐れる必要なしという証言も二つあげてみよう。一人目は、最近日本に次いでコロンビアと引き分けた後に(0対0だった)、オランダの名将ファン・ハールがあちらのマスコミ記者会見で正式に語った言葉。CLを確か2度取った世界的名監督と知って、聞いて欲しい。
『日本はコロンビアよりずっと強かったよ』
 こんな評価を『滅多に他者を褒めず傲慢なイメージの強いファン・ハールが人差し指を天に向けるジェスチャーで日本を称えたのである』との形容付きで伝えたのは、あるオランダの記者。

 次が、同じく日本戦敗戦の前にコロンビアと戦って0対2で敗れていた強豪ベルギー。日本の方が良いゲームをするともっぱらの噂、予想だった。このオランダマスコミの言う「良いゲーム」とは、もっぱらこういう評価だったのである。「スペイン流『ティキタカ』のパスサッカー」と。ちなみに『ティキタカ』とは、バルサが、己のパス・リズムを表現してきた言葉である。まー「世界最先端のパスサッカー」というほどの意味だろう。なお、最近急台頭して強豪仲間入りを果たしたベルギーの(日本戦における)3失点は、10年10月までさかのぼらねばならない。それほど守備が強いチームから日本はコロンビア以上の得点を挙げたのである。語り手はそのベルギー代表FWロメル・ルカク。
『ベルギー戦で見せたようなプレーをブラジル大会でも再現できれば、日本代表はグループリーグで、コロンビアを苦しめることが出来るはずだ』
 コロンビア守備陣を崩す日本のそのやり方としては、こんなことを語っている。
『(コロンビア守備陣が、スピードや技術ではなく流れを読む力で勝負するタイプだから)日本のように、脚の速い選手たちがショートパスを繋いで仕掛けてくるチームには手を焼くだろうな』

 ⑥結論
 昨年のブラジル・コンフェデ大会で示されたように出来不出来に波がある日本だが、勝ち点5か4で勝ちぬけと観る。4の場合は得失点差で残る。今の日本は得点力のチームだから、入念な全員攻撃全員守備を前提としながら積極的リスクテイクも時に敢行して、得失点差勝ち残りにも有利だろうと観る。なんせ、競争相手2チームよりも走れるのが有利な点だ。ファン・ハールもロメル・ルカクも、「攻守に走るパスサッカーをすれば」という前提を付けていた。大勝負だからこそ、プレッシャーに抗して自チームの強みを押し出せぬ者に明日はないと、ここが一番肝心な要点だし、ザックが最も強調するところでもある。

 最後になったが、監督力ではコートジボアールがちょっと落ちると見うる。ザックやヒデの友人であるこのラムーシは、監督経験ゼロのままで代表監督になった人物だから。そして、ザックは、C組で2番目の監督と言えようか。世界的名監督を輩出した全盛期末イタリアの、最後の名残の名監督と言える。ギリシャの監督はポルトガル人で、ギリシャ内で長く活躍してきた人物。その意味ではザックにちょっと似ているが、長い監督歴の中で戦ってきた相手がザックよりはかなり弱いはずだ。

コメント
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