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新聞の片隅に載ったニュースから(135)     大西五郎

2014年02月19日 16時56分12秒 | Weblog

「我々こそ失望」衛藤氏が首相靖国参拝への米声明に反論 (14.2.19 毎日新聞)

 衛藤晟一首相補佐官が動画サイト「ユーチューブ」に投稿した国政報告で、昨年12月26日の安倍首晋三首相の靖国神社参拝に「失望」声明を発表した米政府を批判していることが18日、分かった。衛藤氏は、米側には事前に説明していたとして「むしろ我々の方が『失望』だ。米国はちゃんと中国にものが言えないようになっている。中国に対する言い訳として(失望と)言ったに過ぎない」と指摘した。

 衛藤氏は投稿で、自身が昨年11月20日に訪米し、国務省のラッセル次官補やアーミテージ元国務副長官らと会談した際、「首相はいずれ参拝する。ぜひ理解をお願いしたい」と伝えたことを紹介。12月初旬には在日米大使館にも出向いて「(参拝時には)できれば賛意を表明してほしいが、無理なら反対しないでほしい」と要請したことを明らかにした。いずれも米側からは慎重な対応を求められたという。衛藤氏は安倍政権発足以来、首相に参拝を促してきた。

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「アメリカの国務省高官や在日米大使館に『安倍首相はいずれ靖国参拝をする』と説明し、『理解をお願いしたい』と頼んだのに、アメリカは聞き入れてくれず、失望した」というのは、あまりにも自分本位の考え方、言い分です。申し入れに応対した相手がいずれも慎重な対応を求めたというのですから、アメリカが安倍首相の靖国参拝に批判的だということはその時点で分かったはずです。

首相補佐官という職にある者が「アメリカはちゃんと中国にものが言えないようになっている」と言うのは外交儀礼上問題だということがわからないのでしょうか。昼のNHKのニュースによりますと、菅官房長官が記者会見で「衛藤総理大臣補佐官の発言は、あくまで個人的な見解であって、日本政府の見解ではないことを明言したい。安倍総理大臣の靖国神社参拝の趣旨を、諸外国に対して、謙虚に礼儀正しく、誠意を持って説明し、理解を求めていく」と述べました。(個人的な見解=籾井NHK会長の問題でもそう言いましたね!)

その上で菅官房長官は、衛藤総理大臣補佐官に発言の趣旨をただす考えを示しました。

 衛藤晟一総理大臣補佐官は大分市議、県議を経て衆議院議員に4回当選した後落選、参議院に鞍替えして現在二期目。保守的な政治団体の創生「日本」、日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会、神道政治連盟国会議員懇談会、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会などに所属し、古くから安倍首相と行動を共にしてきました。

 NHKの経営委員の人選でもそうでしたが、安倍首相が自分の考えに近い、仲の良い人物を要職に送り込む傾向があり、百田尚樹、長谷川三千子両経営委員の発言、安倍色人事で送り込まれた経営委員によって任命された籾井勝人NHK会長の就任会見での発言などが問題になっていますが、安倍人事の任命責任が問題にされる事項がまた一つ増えたのだといえます。

 

                                      大西 五郎

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新聞の片隅に載ったニュースから(134)     大西五郎

2014年02月19日 16時50分58秒 | Weblog

 公明・井上氏集団的自衛権「正面から否定しているわけでない」(14.2.19 毎日新聞)

 集団的自衛権をめぐる論議で、公明党の腰が定まらない。

 「私どもは真っ向からこれを否定しているわけではない」井上義久幹事長は18日朝、東京都内の講演でこう訴えた。

 公明党が軟化したとも受け止められかねない発言に、山口那津男代表は記者会見ですぐに「それは、容認するということではない」と打ち消しを図った。

 ただ、井上氏は「結党当時は自衛隊は違憲の存在というのが政策だったが、社会の変化に対応し、安保政策を変えてきた。安全保障環境が大きく変わっていることは認識している」とも語った。

 「長い間の政府の取り組み、そして内閣法制局が積み重ねてきた体系的な解釈。これは非常に重いということを申し上げてきた。それは今も変わっていない」という山口氏の発言に比べ、ニュアンスの違いがにじむ。

 安倍晋三首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)は4月にも、集団的自衛権の行使容認に向けた報告書をまとめる見通し。国会で踏み込んだ答弁を繰り返す首相は、日本維新の会やみんなの党との連携も視野に入れる。

 公明党は大田昭宏国土交通相も12日の衆院予算委員会で、首相発言に「違和感はない」と答弁するなど対応がゆれる。与党として自民党にどこまでつきあうのか、悩みは深い。

 「どっちに振れてもいいようにしてるんでしょ」。公明党幹部は18日、井上氏の発言をこう分析してみせた。

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  維新の会やみんなの党が、安倍首相に「責任野党」などとおだてられて自民党政権の補完勢力になる方向に向かっていますが、自民党が野に下る前から「自公連立政権」を組んできたのに小選挙区制という歪んだ選挙制度で自民党が大勝すると、自民党にとっての公明党のありがた味が薄れてきたのではないかというあせりがあるのでしょうか、公明党のスタンディン・ポイントが揺らいでいるようですぅ。

 公明党は突っ走る自民党政権のブレーキ役というのが世間の見方でしたが、世論調査で国民の過半数が反対している特定秘密保護法では、政府提出法案に賛成しました。

原発の問題では、世論調査で過半数を大きく超える人々が「直ちに」あるいは「順次」原発をなくせという意見です。公明党は「原発への依存度を徐々に減らして、将来的には原発に依存しない社会・原発ゼロ社会を目指す」を党の政策としています。経済産業省の調査会の当初の案では原発を「重要なベース電源」としていましたが、世論の反発が大きく、練り直しが行われています。公明党は原発再稼動を目指す自民党とどう調整していくのでしょうか。維新の会やみんなの党が自民党に同調した場合でも公明党の今の方針を貫けるのでしょうか。

                                      大西 五郎

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「よたよたランナーの手記」(39) 曇り後晴れ  文科系

2014年02月19日 00時32分28秒 | 文芸作品

 前回の8日以降は、10,13,15日と走った。すべて30分×2回でそれぞれ9.25、9.15、8.55キロである。軽い風邪とかでないとすれば、そろそろここらあたりがもう限界なのかなと、また考え込み始めている。中1日置きだと疲れが残るようだし、さほどでないスピードで走っている間も以前より汗を異常にかく。つまり、心拍が多くない時でも汗が多いということであって、前は当たり前だった事が今は無理をしているという証拠になるのである。それとも、以前にもよくあったこういうことなのかなーとも思ったりする。年を取ると記憶、作業能率など何事も「好不調の波、ムラ」が大きくなるから、ランニングでも同じで今は不調の時なのかも知れないなどと。もっとも、この波、ムラにも段階があるはずであって、まだまだ有効な対策はあると思った方がよいことも、よく知っている。ただし、自分の体の現状によくあった科学的な対策を見出すことこそ肝要で、難しいとも。こうして不調の時はむしろ、こう考えた方がよいのだろう。ちょっと老化が進んで新しい対策が必要になったのだが、まだ見つからない段階と。まーこういうのが僕流の老いとの付き合い方である。ランニングもギターレッスンもそうやってきた。

 とさて、ここまでは17日に書いたこと。そして18日には中2日置いて同じ30分×2回をやった。中2日置いたのがよかったのか、それとも先週が調子の波とかなにかで不調過ぎたのか、この日は各4.7キロの4.9キロで合計9.6キロ。8日に出した9.55キロをまた超えられた。上の不調の後のこれだからとても嬉しかったのだが、先の展望につながるもっと喜ぶべき事も起こった。時速10キロ走行のピッチ数が昔通りの160に定まってきたことだ。このこととともに10キロ時の心拍数も150と、筋力と心肺機能の昔から使い慣れたマッチングが戻ってきたようだ。今日の後半はほぼ10キロ時で走り通したのに息も脚も疲れないから汗も少なくて、ランナー復活後初めてというほどリズミカルに走ることができた。最後10分ほどは10.5キロ時に上げようと思ったが、先に楽しみを取っておこうとセーブしたほどだ。10~15日3日間の苦しかった低速練習が役に立ったのかとも思う。今から思えばその三日間はピッチ数をあれこれと迷い、それが疲れを呼んでいたような気もする。1分で多い時は190近く、少ない時で170ほどだったろう。こうして今はなんか、走力がまだまだ伸びる気がしている。そんなに無理をしなくとも。

 今週あと2回ほどランをやって来週あたり暖かい日を選んで、愛車のファストランに出かけようと思う。27日から2週間ほど日本を離れるから、その前に。僕の愛車、パナソニックレーサーは、ギア比など16年前の僕の体力に合わせて作ったもの。筋力と心肺機能のマッチングが昔に戻りつつある分、もっともっと僕の体にマッチしていくはずだ。この先まだまだずっとこの愛車に乗れる幸せが続いて、去年買った専用サイクリングシューズもいつか履き潰せる日が来るかも知れない。あと15年というと88歳だなー!

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