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北朝鮮経済のカラクリ      らくせき

2014年02月03日 19時07分54秒 | Weblog

かっては食糧生産量が必要な量を上回っていたのに、今はかなりの量が不足。
国際援助に頼っている北朝鮮。
多数の餓死者が出たのに、金さんの支配は微動だにしなかった。
いまでも国民が飢えている一方、ピョンヤン市民は豊かな暮らし。

一体、北朝鮮の経済はどうなっているのだろうか?
そんな疑問に答えてくれる本が「北朝鮮経済のカラクリ」

そのなかから幾つかのポイントを紹介します。
北朝鮮の経済の大きな特徴は3つの独自の経済があること。

①労働党を軸とした経済。これが普通の経済。

②軍の経済。
軍に認められた兵糧米の徴収。
兵士をつかっての農園や工場の経営。
地下資源の輸出など貿易。
武器の製造・輸出。通常兵器からミサイルまで。

金正日さんの「先軍政治」で勢力が大きくなった。
普通の経済に負けない規模に成長。

③金さんファミリー経済。
貿易や金融。労働者の輸出(賃金のピンハネ)。
ケソン工業団地などの給料の90%を吸い上げる。
偽札・アヘンの輸出。

年間の北朝鮮のGDPに相当する規模とも。

最近の一番大きな変化。
配給経済が崩壊。(ソ連の崩壊などで経済支援が無くなる。
中国からは援助ではなく対価を求められるようになった。)

ヤミ経済(市場経済)が実質的な経済活動の中心に。
存在を認めざるを得なくなった。
これまでも数度、統制経済に戻そうとしたが悉く失敗。

今は中国から機械、生活用品などを輸入。
農産物や地下資源の輸出という経済構造。
金ファミリーと同じくらいお金持ちも出現。
お金と言う市場経済が金体制の土台を侵食し始めている。

最近実施されたデノミは、この裕福な階層の資金を取り上げようとしたもの。
結果は、裕福な層の資金はドルや元なのでデノミの影響はなし。
インフレを引き起こし、富裕層の資産価値をあげ、庶民を困らせただけ。

もう一つは中国の態度。
体制崩壊は望まないが、核開発には厳しい制裁も。

最近、金さんがファミリーの叔父を粛清した背景は?
権力闘争の裏には、経済をどうしていくのか?
というビジョンの対立がありそう。
市場経済へ舵をきった叔父さんの粛清でも市場経済の流れを止められない。

国内は国境地帯も賄賂が横行。お金次第で中国との間を自由に往来。
市場経済が金さんの支配体制の土台を腐らせている。

金正日さんが目標にしていたのはタイのような王政とも。
それが実現すれば、大きな混乱も起らないであろうが・・・

それよりも、韓国の朴大統領が側近に殺されたように、暗殺の可能性が高いかも・・・

コメント (4)
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ザックジャパン(137) 祝マインツ!日韓協力でCL出場権も?  文科系

2014年02月03日 13時18分02秒 | Weblog

  サッカードイツのブンデスリーガで、岡崎慎司のマインツが急台頭している。この8戦で5勝1敗2分け(この1敗は、世界的強豪ドルトムント相手であって、これは仕方がない)。こうしてマインツは、いつの間にか7位に上がっている。同じ7位でもここは現在世界2位の強豪ドイツ。欧州リーグ杯出場権には同勝ち点、CL出場権へも勝ち点差4という位置に付けたということだ。

 さて、最近9ゲームで8得点という岡崎の活躍があってここまで勝ってきたマインツだが、昨日のゲームは2人の韓国選手の2得点で勝った。パクチュホと、新加入のクジャチョルである。ちなみに、パクチュホの得点には起点として岡崎が絡んでいる。韓国サッカーファンは、嬉しい大騒ぎをしているのではないか。さらに、21世紀への移り目のころ中田ヒデがイタリアで活躍してそのニュースが中国で大喝采されたことがあったが、このマインツのニュースは韓国だけでなくアジア中でも評判になっているはずだ。これでもし、パクチュホ、クジャチョル、岡崎慎司の活躍で「マインツ、CL出場!」とでもなったら、近頃こんな良い日韓友好ニュースは珍しいことにならないか。嬉しいことだから、必ずそうなると断言でもしたいところだ。

 岡崎は、彼をよく見てくれる味方のパスで得点するタイプ。親類を大事にするはずの韓国人2人は、岡崎に良いパスを出してくれること間違いなしと、そんな希望もふくらむ。敵を引きつけてアシストも上手い岡崎が、パクとク両選手をどんどんアシストすることも期待したい。また、両国人が日夜この新型チームにおいて学び合うほどに、日韓代表とアジアの強化も期待できる。最後に何度も述べたことだが、岡崎がドイツ得点ランク3位などとなれば、ブラジルに向かってどれだけ大きな日本の武器になるか。敵が彼にマークを集中させるはずだから、香川、本田らの得点が増えること間違いなしである。ベスト8ともなったら、引き続きザックが代表監督と、協会が腹を決めたようだ。「イタリア代表監督に引き抜かれたら?」という反論もあり得るが、それでもザックは日本に残ると僕は確信する。そういう義理堅い人格者であって、彼の国の首相なんかとは人物が違うのだから。

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日米国防幹部の厚顔無恥   文科系

2014年02月03日 06時14分27秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

 1日に、以下のような文章を書かせていただいた。このことに関わって、重大すぎる茶番劇が安倍政権国防中枢で繰り広げられているので、何度でも指摘したい。
  
『(前略)アメリカは何故嘘の理由でイラク戦争を引き起こしたのか。その総括、国民への謝罪はどうなったのか。米国でも前途有為な若者が無数に死んだはずだ。世界で50万という人々が死んだはずだ。こんなことに何の信賞必罰、釈明も無くっては、星条旗への軍の忠誠儀礼などは単に茶番劇という理屈になる。そして、日本国家は何故、これに参戦したのか。9条の解釈を曲げてでも参加するということになったのではなかったか。これで日の丸に自衛隊の忠誠を要求するって、やはりただ笑えるような話だ。(中略) 人は誤りをするものだ。よって、重大な誤りをどう処理するかということにこそ、その人の本質が現れる。イラク戦争もフクシマも、30年に一度も無いような重大な誤りであろう。前者は確信犯、後者は地震原因説が裏付けられるならば未必の故意として。己の体制がしでかした重大な誤りを体制として真に綺麗にする事も出来ずに、その未来への発言を信じろとは、人として虫がよすぎる話だ。つまり、きれい事、ごまかしを叫んでいる』

 安倍国家主義内閣で最近、日本の国防の要として国家安全保障局が新規設立された。そこの初代局長に元外務次官・谷内正太郎氏が選ばれている。この人物が、去年新春の中日新聞インタビューにこう語っていた。 『集団的自衛権については、自らが攻撃された時は他の国に助けてもらう、その国が攻撃された時は「われ関せず」という態度は責任ある大国としてありえない。集団的自衛権は国家の品格、品性に関わる問題だ。米国も、そのような日本の貢献を期待している』

 さて、嘘の理由で始まったイラク戦争を綺麗にしてない以上は、こうなる。『こんなことに何の信賞必罰、釈明も無くっては、星条旗への軍の忠誠儀礼などは単に茶番劇という理屈になる』し、『日の丸に自衛隊の忠誠を要求するって、やはりただ笑えるような話だ』と。そして、こういう日米国防の「現実」を見えているのかどうか、谷内氏のこんなお説教。『集団的自衛権は国家の品格、品性に関わる問題だ。米国も、そのような日本の貢献を期待している』。こういう地に落ち、踏みにじられた国家、国旗や集団的自衛権に「品格、品性」をと要求して恥じないこの神経! 「国防」を踏みにじった張本人の1人が、そういう「国防」に関わる「国家の品格、品性」を説いているのである。茶番に茶番を重ねた厚顔無恥というものであって、ここを僕はすっとぼけていると語った。

 日米の国防なんて、イラク戦争の後ではただあほらしいだけである。国防精神を30年に一度もないような大失態によってぐしゃぐしゃに踏みにじってきた国防幹部! 自らに何と甘いこと! それでいて、部下、国民には馬鹿馬鹿しいほどの上から目線! 一事が万事。安倍内閣の国防体制って、こんな程度のものなのであろう。イギリスでは「平和に対する罪で、ブレアを逮捕しよう」という市民運動があると聞いた(1月22日拙稿参照)。イラク戦争参戦を決め、多くのイギリスの若者を無為に殺した罪なのである。 

コメント (6)
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