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正に「人間のくず」、安倍の「愛国」  文科系

2014年02月14日 14時47分19秒 | 国内政治・経済・社会問題

  こんなコメントを二つ書いていて、なんか猛然と腹が立ってきた。

『今はこれで十分 (文科系) 2014-02-13 12:43:45
 今はこれで十分。
①産軍複合体がアメリカにアイゼンハウアー大統領の昔から存在し、彼が力説したように強大な力を持っている。
②イラク戦争は誰かが、嘘の理由をでっち上げて、それでもって政界やマスコミ工作なども大々的になした。
③そこから嘘の理由の戦争が始まって、星条旗、国家にも最大に汚い泥を塗りつけ、国家、その象徴などを著しく傷つけた。
④同時にこういういきさつ全てが、参戦した有志国の国家、国旗などをも著しく傷つけた。
⑤英国などでは「嘘の理由で参戦をしたという平和に対する罪でブレアを逮捕しよう」という市民運動が存在する。』

『もう一つの回答 (文科系) 2014-02-13 19:50:42
 原発地震原因説について国会事故調がこれだけのところまできていて、後はほかりっぱなしというだけ。
【 事故の主因を津波のみに限定すべきでない理由として、スクラム(原子炉緊急停止)後に最大の揺れが到達したこと、小規模の LOCA(小さな配管破断などの小破口冷却材喪失事故)の可能性は独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)の解析結果も示唆していること、1 号機の運転員が配管からの冷却材の漏れを気にしていたこと、そして 1 号機の主蒸気逃がし安全弁(SR 弁)は作動しなかった可能性を否定できないことなどが挙げられ、特に 1 号機の地震による損傷の可能性は否定できない。また外部送電系が地震に対して多様性、独立性が確保されていなかったこと、またかねてから指摘のあった東電新福島変電所の耐震性不足などが外部電源喪失の一因となった。当委員会は、事故の直接的原因について、安全上重要な機器の地震による損傷 「 はないとは確定的には言えない」 、特に「1号機においては小規模の LOCA が起きた可能性を否定できない」との結論に達した 】
 なぜその後これを追求しないんだろう。権力は強いよね。というよりも、権力がごまかしているのだと僕は見ている。検察でさえ動かないのだしね。君のは、その虎の威を借る狐同然の語り口だよ。そういう事が君には多すぎると僕には思われるけど。』

 さて、愛国、愛国と絶叫して、国民にもそれを要求している安倍に問いたい。そんな事を叫ぶ前にやる事があるだろう。これを済ませてくれなくっちゃあ、愛国も何もあったものじゃない。嘘の理由でイラク戦争に参戦させた連中を、逮捕してくれ。国家、日の丸、君が代にもむちゃくちゃ汚い泥を塗り付けた奴らだ。フクシマ地震原因説の追求はどうなったか。国土、白砂青松を近づけないほどに汚し、無数の人々から先祖が築いてきた大事な大事な故郷を奪ったのだ。洪水はともかく、地震原因ならば完全な未必の故意、大犯罪である。その調査もしないのでは、そんな国家を愛せるわけがなかろうが?!

 これで愛国なんて、そもそも一体誰が従うことができようか。このままでは、あんたの「愛国」は「人間のくず」物だからである。美しい国への現下最大の国家の傷を治すべく自分だけに与えられた義務も果たさないで、国民には愛国を居丈高に要求している。得手勝手な「人間のくず」だし、また、強い者には甘く弱い者には強くという「人間のくず」でもある。我が国に付いた上記二つの傷を君が綺麗にしてくれたとしたら、この国を少しは愛せるようになるかも知れない。

  最後になったが、今から見るとこんなことも言いたい。民主党政権は実に立派だった。上のようなフクシマ事故国会調査団報告を遺したそのことだけでも。あの当時が民主党政権でなかったら、秘密保護法と同じ発想から、地震原因説証拠などは永遠に消え失せることになっただろう。

コメント (9)
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随筆 「ザ・ボディビルダー」   文科系

2014年02月14日 00時09分18秒 | 文芸作品

ザ・ボディビルダー                                                                         

 僕が通っているジムには、ボディビルダーさんたちの一群がランナーと同じほどいる。皆熱心なのだが、なぜかそのうち多くの方は下半身がトレーニング不足で貧弱であって、筋肉が良く付いた上半身も人様々に脂肪が被さってぷっくりと見える人が多い。いくら筋肉を盛り上がらせても、有酸素運動をしないと脂肪は落とせないのである。何故走らないのだろう。こんなに熱心にやっていることが、望みと矛盾している……。
 さて、よく見たら、ボディビルダーさんたちにも、いつもきちんと走っている一群がいる。その内お一人の走行フォームがどうにも気になって仕方なかったので、先日とうとう初めて声をお掛けした。人もまばらで殺風景な、更衣室での会話である。
「一応ランナーの端くれとして、お宅のフォームのこと、ちょっと喋っていーですか?」
 五五歳ほどとお見受けしたその胸には胸筋が優に二センチ以上は浮き出ていて、割れた腹筋に覆われた腰はギリシャ神話の「豹の腰」。背は低めだが細めの身体がむしろ気に入って、かつ本格的ボディビルダーに見えたから、声をお掛けする気になったのである。予測通りににこやかに「どうぞどうぞ、お願いします」と来た。向こうは向こうで当然、僕が来る度にマシン隣同士も含めて、いつも十キロほどを走っている者と知っているはずである。
「あのーですねー、ちょっと上半身が二重に前に曲がっていると思います。腰の上辺りからヘソを前に出すような感じで起こして、他方顎をこう引けば首の下の背中もこう伸びます。アマチュアはこのように上半身が自然に立った姿勢の方がうんと楽に走れるはずなんで、僕はいつも心拍計を付けて走ってますが、これだけのことで同じスピードでも心拍が十近く下がりますよ」
「ありがとうございました、確かに、覚えがあります。普通でも猫背と言われますし。そうですか、そうすればそんな楽に走れると」
「ビルダーさんも、コンテストの前は特に走らないといけないと聞きました。脂肪を削がないと筋肉が浮き出ないから成績が落ちると……」
「そうですそうです、確かにその通りなんで、長く走れないといけないんです。助かりました。やってみます」
 快く、聞いていただけた。そこで、改めて僕から、
「あなた、毎日来られてますよね。それであれだけのトレーニングと、ランまでやられるって、ご立派。まだ現役なのにねー」
  次の返事には、とにかく驚いたのなんの、こう返ってきた。
「いやーっ、とっくにリタイアーしてますよ。……七一歳ですから」
 他人の年でこれだけ見誤ったのは、僕の人生まず初のこと。一五歳は若いのである。脂肪はないし、筋肉があるぶん顔も引き締まってつややかな小顔、その上の髪も僕よりかなり……と、とにかくそのお顔を改めて仰ぎ見ていた。そんな僕は口をポカンと開けた苦笑いだったかも知れない。彼も僕の眼を見て笑っているから、二種の微笑みの交錯という絵である。その歳までこの身体を維持してきたって、ランナーとしても僕よりはるかに大先輩だ。ランナー大先輩に、たかだか十数年の僕が説教たれてきたってことになってしまった。

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