九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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中央日報より      らくせき

2015年02月03日 09時49分25秒 | Weblog
イスラム過激主義の武装集団イスラム国(IS)によって殺害された日本人・後藤健二氏(47)をしのぶ追悼の熱が冷めないでいる。一方では今回の事件をめぐって「安倍責任論」と「後藤責任論」が鋭く対抗し始めた。

後藤氏の妻は1日夜に発表した声明を通じて「彼は愛する私の夫であり2人の娘の父親だっただけでなく、全世界の多くの人々の友人でした。イラク・ソマリア・シリアなど紛争地域の人々の苦難と逆境を報道してきた夫を誇りに思います」と述べた。

英国に本部を置くジャーナリスト支援団体「ロリー・ペック財団」のティナ・カー代表も、朝日新聞に「健二(後藤)は人助けをしたいという優しい視点を持った人物だった。日本の人々は彼を誇りに思うべきだ」と話した。

一方、ISが日本人人質2人の殺害威嚇を始めたきっかけになった安倍首相の中東訪問時の演説をめぐって議論が広がっている。あえてISを刺激する表現を使う必要があったのかという指摘だ。

毎日新聞は2日「後藤氏の家族が昨年から(ISから)身代金の支払い要求を受けた事実を政府も知っていたにもかかわらず(中東訪問時に)『ISと戦う国々』に(2億ドルの)支援を表明した目的は何か」として徹底した検証を促した。朝日も「昨年に新設された国家安全保障国(NSC)はどう作動したのか」として日本政府の無気力な対応を指摘した。

一方、読売新聞は「安倍首相は(中東歴訪時の)演説の英文版で『battle(戦闘)』や『war(戦争)』のような表現を使わず、より穏当な『contend(争う)』という表現を使うなど細心の注意をした」と擁護した。


2人の人質が殺されたことは安倍さん・日本外務省の失敗。
どこまでの外交努力をしたのか?
アメリカに情報を負んぶ。ヨルダンに交渉を負んぶ。
どこに日本の努力があったのか?私は知りたい。
事件への対応が見えず、ゆっくりした感があったが、それ以降のテロ対策はスピーディ。
どこかちぐはぐな感を否めない。
コメント (3)
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「弱い国に生まれたお前の不幸!」  文科系

2015年02月03日 09時22分09秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 2日、こういうコメントを書いた。
『これだけの犠牲を払って? 2015-02-02 10:48:35
 イスラム国と闘う国への援助。こんな姿勢を貫くなどと改めて演説したのがいけない。今後の泥沼闘争にも日本が巻き込まれることになった。日本政府はそもそも、以下二つをどう考えるのか。僕はこれを言い続けたい。

①嘘の理由を大々的にでっち上げてイラク戦争が開戦された。これに騙されることになった有志国全てが多大な犠牲を払った。戦争違法化時代にはこれは重大過ぎる犯罪である。
②れっきとした独立国シリアに現在、米国中心で大々的な反乱軍育成、訓練、武器供与が行われている。こんな残酷なことがこの21世紀に許されるものなのか。あまつさえアメリカは、こういう反乱支援を堂々と公言しているのだ。こんな弱肉強食暴力を止められない国際社会。独立国家の意味をどう考えるのだろう。不思議な光景である。』
 
 さて、このように国家主権を嘲笑うような惨すぎる蛮行が最近二つも続いているのだが、ここからこの両国に跨がってこれまた残忍なイスラム国が生まれた。さらに、それ以上に重大なことがある。国家主権無視とは、必ず人が多く死ぬことになるということだ。人権無視の典型が殺人であるように、国家主権蹂躙はその国民の人命蹂躙にも繋がるのだから。一国民の命が他国家から守られるのは、その国家主権を認められてのことであろう。超大国アメリカによるこの二つの国家主権無視は、その国民の命をも蹂躙するという重大宣言をも含んでいるのである。
 戦国時代さながらに「そういう弱い領主の国に生まれたお前の不幸である」とでも、アメリカは開き直っているのだろう。

 こういう直前の過去をきちんと見なくて、現在や未来の問題が正しく捉えられるものだろうか。どんな問題分析にも、ことの軽重があろう。国際社会、外交問題に関わる国家主権問題。これを素通りしたら、どんな言論も詭弁とか、おかしな世界に入り込んで行くはずである。

 アメリカ(と両国家蹂躙の「有志国」)は、イラク、シリア2国家を潰すどういう権利があるのか? この二つの戦争が国連で認められず有志国でしかできていないのは、そういうことであろう。こんなことが許されたら、この世の一部が地獄になることが続いていく。今や世界は、大国の私闘を放任している無法地帯である。
コメント (2)
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