九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

対戦国決定 1970

2017年12月02日 20時00分44秒 | Weblog
巷ではくじ運良かったとの声が挙がってるが、あまりそうは思わないね~。
H組は3強1弱の組み合わせだからな。2強2弱なら戦い易く良かったと思うが。

セネガルは強いんだよ。ポット3の中ではかなり強い。
リバプールのマネのスピードはプレミアでもかなりのもの。ハイチのFWに千切られた日本DF陣には相当厳しい。
そして、コロンビア、セネガル、ポーランドにしてみれば、この組で確実に勝ち点3を計算出来るのは日本しかない。従って日本戦はなりふり構わず勝ちに来る。

格上チームにボールを預けるスタイルのハリルシステムだと、それぞれに強力FWがいる3チームに70%程度支配されながらの戦いになる。
日本の運命を決めるのは攻撃力になるだろうね。
毎試合最低1点は失点すると考えれば勝つには2点必要になる。
今の攻撃力では短いボール支配の間に2得点出来るような攻撃力は無い。
これを解消するシステムなり選手を考えないと今回は何も痕跡を残せないままロシアを去ることになるだろう。

これがね、2強2弱の組ならばターゲットを絞るのも簡単だったけどね。
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随筆紹介 「連れ合い」    文科系

2017年12月02日 09時49分00秒 | 文芸作品
  随筆  連れ合い  S・Yさんの作品です
      

 再婚して三十余年、三人の子どもらもそこそこ人並みに成人した。
 再婚した夫は悪い人ではない。むしろ人間性はいいと思う。しかし人には相性がある。そうなあのだ。反りが合わないというのはほんとに難しくて説明しにくい。夫婦は長年連れ添うと空気のような存在というが、そうでもない。日々生活するなかで何度も神経を逆なでされるときがある。いいかげんに慣れて、夫との関係性を良くするために私なりに対策を考えたり、努力はしてみた。してみたが、所詮、平行線で歩み寄ることは困難だった。古希を過ぎた夫の性格がいまさら変わるわけでなし、諦めて距離を保ったままの方が互いに楽に生きられるのかもしれない。そうはいっても、夫にはいろいろな意味で感謝はしている。

 しかし近頃つくづく思う。
 先夫とは正反対の、よくもよくもこんなに真逆な人を私は選んだものだと。
 先夫は不器用な人であった。家具や玩具のちょっとした修理や簡単な庭仕事も全く出来なかった。下戸でスポーツも苦手。だが反面、マメな男で人との付き合い方は巧かった。話題が豊富でユニークで口が巧かった。見栄っ張りでもあったが面白い人だった。
 もっとも先夫と知り合ったのは、私がまだ二十歳前のころ。当時、先夫はソ連から北欧、東欧と旅を続け、当時の西ドイツの自動車工場で働いていて、たまたま一時帰国したばかりのころだった。今から半世紀も前のころ、海外に行くことなど珍しかった時代、十代の世間知らずの私が、彼の話す異国や旅の話に圧倒されて夢中になるなどたやすかった。
 なにより彼はおしゃれだった。ブランド好きで、イタリアやパリにいたころのシャツや革ジャンを着ていてファッションにはうるさく、付き合い始めてすぐに私は自分が無理をしているのに気づいた。話を合わせようと背伸びをし過ぎていた。結婚してからも私は彼の言うがままに自分らしさを封じ込め、自信を失くしていった気がする。素朴な田舎娘がそのうち自分好みに変わるだろう、先夫はそう思っていたようだった。結果、十年ほどで別れた。

 今の夫は先夫とは真逆だけに、驚くほど器用で、たいがいの壊れた物は直してしまう。だがプロの業者に任せたいことまでも手を出すのが困りもの。センスがないのだが、頑固で気短なので聞く耳をもたない。口数も少なくて人付き合いも上手くはないが、スポーツは万能である。酒が入ると饒舌になる。真っ正直な人だ。(だから、やりにくい)ファッションやブランドにも一切興味がなく、流行にも左右されず(だから、ダサイ)なにかポリシーがあるのかな?と思うほどにかたくなで、冗談も通じない。(だから、つまらない)
 必然的に今の夫は私の服装や行動にもまったく興味がないので、私は毎日自由奔放だ。先夫の顔色を窺いながらビクビクと暮らしていたころに比べたら、天と地ほどの差だ。

 二人の連れ合いは共に生い立ちが貧しかった。
 先夫はそれゆえに一流やブランドに固執していたような気がする。今の夫は何事にも見栄を張ることなく、あるがままを受け入れるというのは私も見習いたいところだ。そして残念なことに二人の連れ合いは共にイケメンではないのは一致している。
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ハリルジャパン(143)日本サッカー、世界的現段階 ③  文科系

2017年12月02日 09時40分46秒 | スポーツ
 今回は、昨年のクラブワールドカップにおける鹿島の準優勝を取り上げたい。これはアジア勢では初の快挙である。

『 Jリーグの鹿島アントラーズが、世界各大陸チャンピオンクラブ大会(クラブワールドカップ)で歴史的1勝を挙げた。アジア代表がどうしても崩せなかった西欧、南米の一角、南米チャンピオン、コロンビア・メデジン市のアトレティコ・ナシオナルを3対0で破って、この両地域以外から決勝戦に進んだチーム、国に仲間入りした。
 去年の広島がやはり、南米代表のアルゼンチンはリーベル・プレート相手に優勢だったのに0対1で惜敗するまで、次第に「勝てるかも知れない」と思い始めてきた僕だったから、ついにという感じだ。
 前半は、準々決勝のアフリカ代表戦と同じで、明らかに押されていた。相手は脚も速いなど身体能力も個人技術も高く、そもそもシュート力が凄くって、正にゴールに向かってダイレクトなサッカー。対する鹿島の特長は、組織的守備の一語に尽きる。ゴール前が特に堅かったし、中盤などでも組織的ボール奪取力が光ったので、メデジンは中盤のボール回しなどで焦り始めていたように見えた。その焦りが単調な攻撃・特にシュートを生んだのではなかったか。凄いシュート力だが、攻撃にもう一工夫必要だという感じがしたもの。33分のPK得点は、敵ゴール前でDFの1人がマークした日本選手について行けず反則を犯したことによってもたらされたもの。PK場面からはちょっと遅れてのビデオによるPK判定と、とても興味深いシーンを観られた。

 後半もメデジンが攻めたが、攻め疲れという感じから後半20分過ぎの僕のノートにはこう書いてある。
「メデジンに疲れも出て来たのか、ゴール前のボール受け走りが少なくなるなど、得点への組織的意欲が減ってきた?」
 後はもう、攻め焦る敵に、鹿島のカウンターだけというサッカーでは良くある場面の連続だ。鹿島のカウンターに敵が振り切られている感じが増えて、38分には2対0、直後に3対0。まー、あれだけ攻めて得点できなければ、そりゃ疲れるだろうというゲームになった。ただ、勝った鹿島だが、準決勝のアフリカ代表戦でも前半は確かシュートはゼロで敵シュートは無数に浴びていた。「守備組織」に自信があって「守備から入って、相手攻撃がよく見えるチーム」と評することもできるはずだ。一つの面白い戦い方を築き上げたなという感じがした。

「組織能力対個人能力」、サッカーでは特にある対戦をこう評することが多いが、まさにそんな闘いだった。個人の技術技能、体力などの劣位を、組織力でカバー出来たという典型的なゲームということだろう。』(2016年12月15日の当ブログ、拙エントリーから)

 なお、レアルとの決勝戦は、短いがこんな評になった。
『レアルとのゲームはやはり、メデジンとのゲームと同様に「組織的守備」が光った。前回にもこう書かせて頂いたところだ。
「守備から入り、相手攻撃がよく見えるチーム」、一つの面白い戦い方を築き上げたなという感じだ。
 レアルの鹿島評も、こういうもの。
「守備がよい。攻守の切り替えも早い。本当によく走る」

 この走りが落ちてきた時に負けたのである。柴崎がそう語っているが、逆に言えば90分走り回されたから、延長戦に入って走れなくなった時に失点と、そんなゲームだったのだ。メデジンにしても、世界最高の個人を集めたレアルにしても、個人能力でいえば数段上のチーム。それを、組織の見事さ、特に組織的走りで対等に戦ったという典型的なゲームと言えよう。この1勝と「90分は同点」との2ゲームは、アジアにとって限りない自信になるはずであって、今後の世界戦がますます楽しみになったと言える。』(2016年12月22日のエントリーから)

 なお、以上の闘いに臨むに当たって、鹿島の方針はこう言うものだったと、石井監督は語っている。
『自分たちからボールを奪いに行く守備の形や、攻撃では相手陣内で自分たちがボールを動かす時間を長くすることです』
『まずは相手の攻撃力を削ぐことと、自分たちがボールを持ったときに、しっかり相手陣内で動かしてスキを狙って攻撃することがポイントだと考えました』


(あと2回続く)
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