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米と北、「あおり運転中」!    文科系

2017年12月05日 12時12分52秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 昨日の夕刊には「米韓最大規模 空軍230機訓練」。それも、こんな解説付きだ。
『F22六機が同時に韓国で展開するのは初めて。F22はレーダーに補足されにくく、有事の際に北朝鮮の主要施設を攻撃する有力な兵器とされ・・・』
 次いで今日の中日朝刊二面。政治漫画の画題は「あおり運転中」。戦闘機とミサイルとに火を噴かせて、それぞれ跨がったトランプと金が「オラ オラ オラ」と巴型になって互いを追い回している構図である。
 本当に、大の大人が馬鹿馬鹿しい限り。それも国家の首脳同士だ。しかしてその実態、正体は以下のようなものだとは、ちょっと考える人なら誰が考えても分かるのである。なのにこれを、日本の首相も「とことんまで追い詰めよ」と制裁の徹底を叫んでいる。
 拙コメント三つを転載させていただく。

【 ここが誤り (文科系)2017-12-02 10:31:31
 今回の貴方への応えも、これだけで終わる。
「大量破壊兵器を持っていても、戦争を仕掛けて良いとはならぬ。国連が認めないのに、開戦などできるはずがない」

「国連は北への戦争を認めない。中ロが反対するからだ。するとまた有志国? 今大きな戦争をやるのは、アメリカだけじゃないか? それもいつも国連を無視して・・・・つまり無法者である」

 それとも貴方、アメリカに同調してこう言うのですか?
『核兵器を持っているから。この国を完全に破壊する』
 こんな言い分は完全な国連法違反だ。それも、核を持っているという違反よりも遙かに大きな人類に対する大違反である。貴方もアメリカも、この肝心な点を外しているから、完全に誤った議論になる。】


【 お分かりのようですね (文科系)2017-12-03 23:18:42
 お返事がない所を観ると、お分かりのようですね。「新たに核を持っている国」という罪と、「その国に戦争を起こす」という罪とでは、後者の方が遙かに重いと。

 これはイラクで言えば、こういうことです。大量破壊兵器を持っているという罪と、そこに戦争を起こすという罪とでは、後者の方が遙かに重い、と。

 さらに言えば、このイラクの場合大量破壊兵器も嘘だった。してみるとアメリカは、理由なんかどうでも良くって何か隠された利己的理由で、自国の若者5000人近くを無駄死にさせるような戦争を起こすことがあるということになる。そして、関連死含めて50万を超えるという人類に対する大罪をしでかしたのだ。軍隊、国家、国旗にも泥を塗りつけたに等しく、何と怖い国だろう。

 よってこうなる。北の核兵器をあれだけ騒ぐのも、何かの口実なのだろう、と。】

  
【 シリアについても (文科系)2017-12-04 12:56:18
 シリアについても貴方とは長い論争があった。それは今で言えばこういう対立。

 貴方 自国民に化学兵器を使うような国は・・・・(潰しても良い?)。
 僕 それは、基本内政問題。これでもって、あの国に内乱をしかけることの方が遙かに最悪である。そもそも、内乱工作がなければ化学兵器?使用も起こらなかったはず。さらにそもそも、化学兵器を使ったかどうかも、国連が検証したつい最近の一例を除いてはあやふやなままでシリア政府批判だけが進んでいた。

 シリアと同じことが今ベネズエラで起こっているが、ベネズエラがチリの二の舞になるのではないかと、チリにおけるアメリカの凶悪さを知っているだけに、酷く恐れている。
 アメリカがチリにしたこと、シリアとベネズエラにしていることは、戦争なんですよ。
 内乱工作って、(代理)戦争ですから。】
コメント (14)
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随筆紹介  「紋付鳥と私」   文科系

2017年12月05日 10時49分09秒 | 文芸作品
  紋付鳥と私   H・Sさんの作品です


 庭の千日紅の花が毎日何者かによってついばまれている。長年同じ場所で千日紅を栽培しているがこんなことは初めてだ。花弁の落ち方から推測すると、雀だろうと思い込んでいた。
 庭の近くの高いところに張られた電線から、夜明けともに「チー。ちー」と毎朝、可愛い鳴き声が聞こえてくる。見上げると腹の色が赤い小柄な鳥が一羽いた。紋付鳥(灰色がかった緑色の背中に白い斑点があるひたきの仲間)だ。鳴き声もいいなあー。紋付鳥は、今年も越冬ため、遠いところから我が家の畑と庭にやって来たのかと、この鳥がますます愛おしくなった。

 朝、なにげに庭に出た私に、紋付鳥が千日紅の葉影から顔を見せた。この鳥は二メートルぐらい私と距離があると、動かず顔を上げ黒い目で私を見つめるが逃げようとはしない。千日紅の種をついばんでいたのは紋付鳥だった。
〈千日紅が紋付鳥の食事になったのは何故か? 昨年まで千日紅は、ついばまれることはなく椅麗な姿のまま種を取ることが出来たのに〉、不思議なことだと考えたが、紋付鳥は、私に事情は知らせてくれないので仕方がない。

 去年、紋付鳥がやって来た時、彼が餌場にしている私の畑と庭の状況はどの様だったのだろうと、思い起こした。畑には二メーター近くに育ち、白、ピンク、紅色の花をつけたコスモスが畑全体に咲き誇り、種を結びかけた柔らかい黄色の花芯に群がる、小さい青虫がいた。その虫を食べている間に日を経ると、コスモスが種を付けるようになる。まだ青みがかった柔らかい無数の種は紋付鳥の御馳走だったのだ。

 今年は二度の台風でコスモスは根こそぎやられ畑の一角だけに僅かに残るのみになった。倒れたままのコスモスをそのままにしておくと「めんどいから片づけたら」と、忠告するばあさんがいる。この人は花盛りの時には「何時もお花見をさせてもらっています」とお世辞を言うが、花が見ごろを終えて枯れかかると「醜いから早く取りされ」と、私に指図する。台風の後、このばあさんのお節介言葉が嫌で早速、コスモスを刈り取ってしまった。コスモスの種は紋付鳥にとってはA級グルメだったのだ。これが無くなってB級グルメとして見つけたのが、庭の千日紅だった。A級グルメがあればそれを満喫できたであろうに、申し訳ないことをしてしまった。

 来年、コスモスが台風でやられて倒れたとしても、あの嫌味ばあさんのお節介に腹を立てることはせず、紋付鳥さんがA級グルメを堪能するまで刈り取ったりはしないよ。

 私にとって大事なのは紋付鳥さんなんだから。くたばれ、煩いくそばばあ〉と、心の中で呟きながら笑顔で対応するぐらい、私にとっては容易いことだ。紋付鳥さんきっと来てね。
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