アメリカが、他国に対して制裁を連発している。シリア、イラン、ベネズエラ・・・・。
ところで、この制裁とは国連法でなく、アメリカの法律を他国に適用するというようなもの。で、こう問いたい。各国がこんなことを始めたら、国連法、国連は不要になるだろうと。つまり、今のアメリカはもう、自分が国連だと動いているのである。国連の猛反対を押し切って有志国だけでイラク戦争をはじめたように。
ところで、近代日本の発展は、その礎が戦国時代を終わらせた徳川300年の平和によって築かれたとは、日本史の常識。今世界のベストセラーになっている「サピエンス全史」も、こう述べている。統一国家が誕生してからは、そこの法律の範囲で人々が守られるようになった、と。同じように、今のグローバル世界に日本国憲法がいう国際間信頼を造成することによって戦争を無くすためには、国連尊重、この健全な育成が不可欠であろう。なのに、冷戦以降のアメリカは、湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争などなど、国連を無視して、自分が国連のように振る舞ってきた。その軍事費も冷戦時代の倍をはるかに超えている。こういう国が今狙っている「国連無視の世界制覇」は、その人種差別主義も相まって、徳川300年の平和のようなものでは決してないだろう。
こういうアメリカが、その世界覇権を死守するべく、物作りで勃興しつつある中国をますます敵視し始めたことが、今後の世界情勢で最も怖いことだと僕は観てきた。自由主義経済も、国連尊重・多国間主義外交も、今のアメリカよりも中国の方が遙かに「マシ」だと考えてもいる。
ところで、この制裁とは国連法でなく、アメリカの法律を他国に適用するというようなもの。で、こう問いたい。各国がこんなことを始めたら、国連法、国連は不要になるだろうと。つまり、今のアメリカはもう、自分が国連だと動いているのである。国連の猛反対を押し切って有志国だけでイラク戦争をはじめたように。
ところで、近代日本の発展は、その礎が戦国時代を終わらせた徳川300年の平和によって築かれたとは、日本史の常識。今世界のベストセラーになっている「サピエンス全史」も、こう述べている。統一国家が誕生してからは、そこの法律の範囲で人々が守られるようになった、と。同じように、今のグローバル世界に日本国憲法がいう国際間信頼を造成することによって戦争を無くすためには、国連尊重、この健全な育成が不可欠であろう。なのに、冷戦以降のアメリカは、湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争などなど、国連を無視して、自分が国連のように振る舞ってきた。その軍事費も冷戦時代の倍をはるかに超えている。こういう国が今狙っている「国連無視の世界制覇」は、その人種差別主義も相まって、徳川300年の平和のようなものでは決してないだろう。
こういうアメリカが、その世界覇権を死守するべく、物作りで勃興しつつある中国をますます敵視し始めたことが、今後の世界情勢で最も怖いことだと僕は観てきた。自由主義経済も、国連尊重・多国間主義外交も、今のアメリカよりも中国の方が遙かに「マシ」だと考えてもいる。