九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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トランプ歓待の安倍政権に異議あり    文科系

2019年05月31日 11時31分58秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 アメリカがやっている外交は、今やこんなふう。
①国連でした約束はどんどん破る。例としては、金融自由化の恩恵は大いに享受しながら、物貿易は保護主義を強行。イラン核合意離脱。核削減体制からも離脱。温暖化対策から抜ける。イスラエルの横暴をのさばらせる。原油ドル支払い体制に従わぬ国家指導者はどんどん殺す・・・。

②国連規則にない独自制裁を連発。これは言ってみればアメリカ独自の「私刑」である。その制裁という「私刑」で言うことに従わねば、今度は「戦争だー!」と脅しをかける。

③「私刑」も「戦争」も、暴力強者による弱肉強食の無法社会、つまり戦国時代に向かうような外交行為ではないか。アメリカはそんな模範を示しているのである。現代国家はこのことを知っているから一国による乱暴のこんな連発は戦後なかったはずだ。がアメリカは、その軍事力を背景にして、このように暴力的に自己利益、主張を押し通してきた。政府系法学者には、こんなことを語る人さえ居る。「アメリカの軍事力行使を、国連には抑えさせない」。


 世界一軍事大国がこんな暴力外交を始めた時、世界第3の大国の安倍政権はこの大虎を諫めるどころか、その翼下に入って利権をむさぼろうとしているだけに見える。まるで、いじめっ子に取り入って自分だけ虐めを避けようとする子どもみたいではないか。取り入る材料がまた、困ったもの。米製の高価な兵器を大量に買い込み、こんなアメリカと集団安保体制をさらに深めて専守防衛原則を踏み外し、この道をもっと深めるように9条を改訂し、軍事的一蓮托生をずぶずぶと作り上げて来たのである。すぐ先に米中衝突が待っている現在では、このままでは日中武力衝突さえ目前という危険な情勢である。
 また、第3の大国日本がこれほどアメリカに取り入っているのが、どれだけアメリカの態度を助長していることか。
 今の世界は以上のようにもう、国際法が通用しない戦国時代に入りつつあるという認識も必要になったのではないかとさえ、僕は考える。アメリカだけが作っている戦国時代!


 こんな時にトランプへのあの歓待! まるで「虐めっ子に何も言わず、ただ取り入って、おべっかを使っている第一の子分」!
 近い将来米中ロ間に何か起これば、米の第一の子分・日本はそういう世界史への第一の共犯者になるはずだ。ヒトラーを助長した、日伊のようなものだろう。
コメント (7)
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随筆紹介  振り込むな!   文科系

2019年05月31日 09時01分42秒 | 文芸作品
振り込むな!  K・Kさんの作品です

 パソコン画面にウイルスが感染しているので対策指示が出た。×印を消そうとしたが全く動かない。なんとか一時間かけて「排除出来ました」まで進む。ところが、六千五百円振り込む要求をしている。カード、銀行、郵便局、コンビニを選ぶ。変だと思いながらもこのくらいの金額ならいいかと進む。カード払いにしようと番号を入力したが、セキュリティ番号がはじかれる。諦めてコンビニ振り込みにして終了。でも、画面のウイルス対策指示は消えていない。これから先をどうしていいか判らない。

 その時息子家族が今日は近くに遊びに来ている事を思い出した。電話して事情を話す。「帰りに寄ってパソコンを見て」頼んだ。すると「偽サイトだ。振り込むな」即座に言った。
 私の家に着き画面を見て「マイクロソフト社を似せた広告詐欺らしい」呟く。片手でスマホを見て偽物のデータを検索している。
「カードナンバーだけでよかった。セキュリティ番号を入れていたら、一瞬で銀行口座から全額ないよ」
 息子に言われてゾクッとした。
「自分は大丈夫と思っている人が一番危ないのだから、オレオレ詐欺にも気を付けて」と念を押され返す言葉もない。

 電話、ハガキなどの詐欺はテレビや新聞で見て警戒していたが、パソコンで引っかかるとは。疑わなかった自分が情けない。見えない相手は何処かでほくそ笑んでいただろう。用心。用心。

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明日未明、CL異例の決勝   文科系

2019年05月31日 08時19分36秒 | スポーツ
 世界サッカーを新たに切り開いたような顔ぶれで、チャンピオンズリーグ決勝が明日未明行われる。イングランド同士のリバプール・トットナムの対決なのだ。リバプールは古豪久々の復活登場だし、トットナムの決勝なんて少なくとも近年は聞いたこともない。この2チームがまた、それぞれ本命と対抗の馬を破ってのように、類い希な勝ち抜きを成してきた。

 リバプールは、0対3で敗れた第1レグを第2戦で4対0とひっくり返してバルセロナを破ったのだし、トットナムは優勝候補大本命のマンチェスターシティとの準々決勝を、確か同点アウェイゴール差で破っての決勝進出である。この2戦の結果は、それぞれ本命がダークホースに敗退と、これがサッカー雀の普通の判断。ところが、トットナムに限っては、ダークホースとさえ言えないCL出場だったはずだ。それだけに、ポテッチーノ監督のマンチェスターシティ対策手腕が非常に高く評価される。ここまでの本年度CLの戦いによって今や、世界3大サッカー監督の列に名を連ねたと言えるほどに。もちろん、ガルディオラ、クロップ、そしてポテッチーノという順になるだろう。この現在イングランドに在籍する3人が、世界の名監督らを蹴落としてきたという構図である。
 ここで、最近の実績でこの3人に並ぶことができる監督をもう1人落としていたことに気づいた。スペインのアトレティコをここまで引き上げてきたディエゴ・シメオネだ。

 世界サッカーのここしばらくは、上記4人の監督が引っ張って行くだろう。彼らの手腕はそれぞれメッシ、クリロナをチームに入れるよりも遙かにチームを強くできると言うほどのものだ。もちろんそれ相応の選手が居るチームを預かればと言うことだが、この4人はもうそういうチームにしか行かないはずだから。それだけに、この4人の中でクロップとシメオネ、ポテッチーノは特に光っている。それまではCL出場すらできなかった弱小チームをその決勝まで連れて行くという実績を示してきたのだから。
コメント (4)
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