本日夕刊にも、小さいがこんなニュースが載っている。
ベネズエラからキューバに石油を運んだリベリアのタンカー2艘をアメリカが制裁対象に指定した、と。このことに関わって、米財務長官がこのような声明を出したとも伝えられた。
『キューバが石油と引き換えにベネズエラへの軍事援助を続けるなら、さらなる行動を取る』
こんなベネズエラやキューバの行動は、国際法上何の問題もないはずのことだ。一方は世界一埋蔵量の石油を輸出するだけ。他方は、その代金として金の代わりに軍事支援をするのかも知れない。軍事支援も、集団安保的行動と考えれば、国際法上当然認められる権利である。これに、アメリカが制裁を加えるとすれば、どんな国際法が認めるものでもない、アメリカの独自制裁ということだろう。つまり、「私刑」。強国がこんな独自制裁を力に任せて行えば、国連規則、国連自身は一体どうなるのか。すると、国際平和もアメリカの意向次第になっていく。
こんな世界は、ドイツや日本が国連を脱退して、世界を奈落の底に落とし込んだあの時代とどこが違うというのか? ただアメリカがその利己主義で、得手勝手に国連を利用するために入っているだけ。
アメリカは他にもそもそも、その貿易赤字を作っている相手国が問題なのだ等とも言うが、これは国連が認める規則の下の自由主義貿易戦争で敗れた結果なのである。金融貿易収支は自由主義の恩恵を受けてほしいままにし、物貿易は保護主義って、そもそも勝手至極の理屈である。
道理がへっこんで、強国の横暴が通される世の中、世界は、地獄が待っている。それが人類史の教訓である。そういうアメリカ暴力の時代へと世界が突入したということだろう。この先が、本当に怖い。北にも、イランにも、ベネズエラにも、」キューバにも、そして中ロにも、それぞれの人としてのプライドという物があるのは、何人といえども否定できない。アメリカが最も見えていないと言うよりも、根っから無視しているのが、そのことではないか。結果としてアメリカ自身も、イラク戦争、アフガン戦争のように、その多くの若者が無為のうちに死んでいくことになる。アメリカの民生に使われるべき国家財政が、相変わらず無意味な戦争に費やされることにもなっている。
ベネズエラからキューバに石油を運んだリベリアのタンカー2艘をアメリカが制裁対象に指定した、と。このことに関わって、米財務長官がこのような声明を出したとも伝えられた。
『キューバが石油と引き換えにベネズエラへの軍事援助を続けるなら、さらなる行動を取る』
こんなベネズエラやキューバの行動は、国際法上何の問題もないはずのことだ。一方は世界一埋蔵量の石油を輸出するだけ。他方は、その代金として金の代わりに軍事支援をするのかも知れない。軍事支援も、集団安保的行動と考えれば、国際法上当然認められる権利である。これに、アメリカが制裁を加えるとすれば、どんな国際法が認めるものでもない、アメリカの独自制裁ということだろう。つまり、「私刑」。強国がこんな独自制裁を力に任せて行えば、国連規則、国連自身は一体どうなるのか。すると、国際平和もアメリカの意向次第になっていく。
こんな世界は、ドイツや日本が国連を脱退して、世界を奈落の底に落とし込んだあの時代とどこが違うというのか? ただアメリカがその利己主義で、得手勝手に国連を利用するために入っているだけ。
アメリカは他にもそもそも、その貿易赤字を作っている相手国が問題なのだ等とも言うが、これは国連が認める規則の下の自由主義貿易戦争で敗れた結果なのである。金融貿易収支は自由主義の恩恵を受けてほしいままにし、物貿易は保護主義って、そもそも勝手至極の理屈である。
道理がへっこんで、強国の横暴が通される世の中、世界は、地獄が待っている。それが人類史の教訓である。そういうアメリカ暴力の時代へと世界が突入したということだろう。この先が、本当に怖い。北にも、イランにも、ベネズエラにも、」キューバにも、そして中ロにも、それぞれの人としてのプライドという物があるのは、何人といえども否定できない。アメリカが最も見えていないと言うよりも、根っから無視しているのが、そのことではないか。結果としてアメリカ自身も、イラク戦争、アフガン戦争のように、その多くの若者が無為のうちに死んでいくことになる。アメリカの民生に使われるべき国家財政が、相変わらず無意味な戦争に費やされることにもなっている。