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改めて、ゲーゲンプレス、リバプール   文科系

2019年05月18日 03時41分51秒 | スポーツ
 先ず、このこと。以下は2016年2月19日の当ブログのエントリー「ゲーゲンプレス、レスター、リバプール」に付けた二つの拙コメントである。

『改めて、ゲーゲンプレス (文科系)2019-05-16 12:16:40
 このエントリーとここから起こった討論は、3年以上前のもの。今読み返してみて、その後今日までのクロップとゲーゲンプレスの発展は、手前味噌ながら、目を見張るものがあると言うべきだろう。何せ、とうとうこんな世界最高峰と言って良い大成果を上げた。

①CL準決勝において、バルサに奇跡的かつ屈辱的な敗戦を味あわせた。第1レグ0対3を、第2レグで4対0とひっくり返したのである。決勝はイングランド同士だが、リバプール優勝を予想するのが常識だろう。クロップの相手分析がいかに優れているかが、バルサ戦で見せつけられたのだから。この2チームはプレミアでは2、3位だが、2位のリバプールの勝ち点は、例年の優勝チームを大きく上回っている。

②今や世界1監督と言えるペップ・シティと、プレミア史上かってない高度な首位争いを演じた。ペップ自身が、このクロップを好敵手と認め、「彼のリバプールがいたから、シティもこれだけ強くなれた」とまで高評価している。

③クロップが行ってから4年目のリバプールが年年これだけ化けた理由も、今は明らかだ。得点も多いが失点も多いという彼のゲーゲンプレスを、失点が減るようにどんどん改良してきたのである。この原因は何よりもこのこと。世界サッカー界で監督としてのクロップの手腕、評価が高まって、世界的な選手が採用できるチームになったこと。特に守備的選手でこれが際立っている。GKのアリソン、世界有数のDFといわれていたファンダイクらのことだ。また、前3人のゲーゲンプレス・チェイシングが前にも増して激しく厳しいものになっていることも、相手の好カウンターを減らしている。

④ただし、この戦術にはこんな限界があることも挙げておきたい。選手にあまりに過酷であることから、一旦勝利になれてくると反発が起こりやすいということだ。これに関わって、この監督のモチベーター手腕は有名だが、それを持ってしても長くは続けられないということ。良くて後1~2年の賞味期限と言ったら言い過ぎだろうか?』

『そして、もう一つ (文科系)2019-05-16 12:37:14 もう一つ付け加えることがある。このエントリーと論争があった2016年以前から僕がここでずっと書いてきたように、世界のサッカー雀の誰の目にも今や明らかになったことが一つある。
 イングランド・プレミアリーグが世界に聳え立った全盛時代が到来したということだ。そして、これが重厚なサッカーインフラを伴った長い歴史的産物だから、まだまだ続くとも付け加えたい。文化としてのサッカーへの社会的リスペクトの大きさといってもよいだろう。

 さらにもう一つ、このことを。もう、こんな言葉は使わないことである。こんなことはもう、このエントリーが書かれた2016年には明らかすぎることだったのだが・・・。
「イングランドサッカーって、○○のようなもの」
 こんな定式などもはや存在しない。このリーグの3大監督ペップとクロップ、ポテッチーノには、どんなイングランドの形があるというのか。

 ただし大急ぎで一言。イングランドファンが求め、熱狂するサッカーというものは明確に存在して、これは昔も今も、選手達が応えることによって続いて来た。
①思い切り、走ること、ぶつかること、飛び上がり合うことが大好きで、これに熱狂する。
②フェアプレーが好きで、相手へのリスペクトを欠いた行為には凄いブーイングが出る。「ネイマール」がこのリーグに呼ばれることは金輪際無いだろうと言えるようなそれだ。』
コメント (2)
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