標記のことで、まず世界を見てみよう。世界の先進国でさらに、死者の割合が多くなってきた。西欧先進国で、ドイツを除いて軒並み、感染者に対する死者の割合が1割を超え始めた。11日の新聞に載っている10日の資料などでこの割合を多い順に見ると・・・。
ベルギーが16%で最も多く、フランスが14%、イタリアが13%、イギリスが12%で、スペイン10%だ。ただ、この数字が悪いと対策が悪いと言うことにはならないだろう。日本のように無差別検査が少なければ感染者総数が少なくなるから、死者の割合が多くなる理屈だからだし、国民の数を加味した比較でも無いのだから。
さて次は国内に目を向けて東京における現在最も要注意の「経路不明感染者」の率である。11日にはついに7割を超えて、77%になった。197人の感染者の内、152人が経路不明であったと言う。感染者数も日々、過去最高を更新しているが、経路不明率も過去最多はこの4日の70%であるから、11日は突出している。